瀬戸内ツアー 1日目 淡路島を一周せよ

いよいよやってきた夏休み9連休。今回は瀬戸内海を思う存分走るのですが、移動にはあまりお金をかけたくないので割と安い交通機関を選んでます。まず最初はアップオンの夜行バスで金曜日の23時半ぐらいから梅田に出ます(6,300円)。

流石に金曜日だけあって少し割高ですが、輪行を認めている数少ないツアー会社なので貴重です。一応、一番後ろの若干広く、目一杯リクライニング出来るシートを選択してます。普通のシートならもう少し安いと思います。そんな訳で土曜日の早朝5時に大阪駅に到着。トイレでサイクルジャージに着替えて、快速で明石に向かいます。

淡路島一周150km

流石にガラガラなので、快適な移動なんですが、

淡路島一周150km

外は本降りの雨です。神は何故にこの仕打ちを与えるのでしょうか? 一縷の望みをかけて明石まで出ます。

淡路島一周150km

どよーんとした空、雨降ってますね…。掃除のおじさんに「こんな雨の日でも走るんかい? 雷に気をつけてな」と励まされる。しかし、隣で俺と同じように自転車を組み立てる若者が居て、話を聞くと京都から来たんだそうな。横浜から来た俺が負けられないので、一緒にフェリー乗り場に向かいましょう。

淡路島一周150km

まぁ、小雨程度になってきました。先の若者は友人と待ち合わせなので、ここからは単独で行動でございます。フェリーの人に聞いたら「うーん、あっちは大丈夫だと思う」とお墨付きをもらったので、乗船券+自転車持ち込み(450円+200円)の券を買って乗船準備。もっとも淡路島まで13分で到着する高速船だからあっという間なんですが。時間は大体8時半ぐらいに出港でした。

淡路島一周150km

たこフェリー無き今となっては自転車で淡路島に行くにはこの高速船を使うしかありません。まぁ、早いけど片道450円+200円はちょっと割高だなぁ。

淡路島一周150km

自転車は船員さんが結びつけて固定してくれます。客は土曜日ということもあって雨でもチラホラと居りました。

淡路島一周150km

出港とともに青空が見えてくる。む、なんかいけるんじゃね?とテンションが上がってくるヾ( ゚∀゚)ノ゙

淡路島一周150km

そんな訳であっという間に淡路島上陸でございます。

淡路島一周150km

岩屋港をスタートしたのが丁度朝9時で、これから島の外周を時計回りで一周します。なお自転車は左通行なので島は時計回り、湖は反時計回りの方が景観が楽しめます。

淡路島一周150km

おおーー、晴れているではないですか! っていうか暑いです(笑)

海岸線を走っていると、何かコンサートとかいう立て看板と沢山の人が。路駐を防ぐためのコーンが路肩を塞いでいて走りにくかったけど、車少ないから問題なし。

後で調べたら青空フリーダムとかいう大きなイベントだったんですね。当日は小田和正も出演だったのね、これを書くためにWebサイトを見て初めて知った。

淡路島一周150km

なんか変な像が見えるなぁ。

淡路島一周150km

っていうか、マジでなんなんだろう。裏取る気もないわ(笑)

淡路島一周150km

洲本に近づくに段々と天候も良くなってきました。っていうか、南国みたいな暑さで焦げる。

淡路島一周150km

洲本市中心街。まだ走り出して20kmほどなんですが、既に温泉とか浸かりたいゼ。

淡路島一周150km

どんどん天候は良くなる。道も良いし、車少ないし、ホント快適だわ。しかし、この後、淡路島一番の登りがあるんだよなぁ。

淡路島一周150km

という訳で登りの入り口。

淡路島一周150km

っていうか、それ何よ!? もっとも淡路島ではメジャーなんだろうな。

淡路島一周150km

ギアをインナーローに入れてキコキコと登る。頑張れ俺、登りが嫌ならもっと痩せなさい!という神の声がよぎる。いや、僕はクライマーじゃなくて、ルーラー目指しますので遠慮します(笑)

淡路島一周150km

謎のパラダイスの謎は深まるばかりであった(完)

淡路島一周150km

そした下りに入ってからチラホラと現れるようになった看板。ハッキリ言って自販機もロクにない山中なんですが、ここ。

淡路島一周150km

山抜けて下りで海に出た。車の物音一つしない。回る車輪のスポークの風切る音だけがシャーっと響く静かなところだ。もっとも本当はスポークの風切る音じゃないと思うんだけど、細かい事はいいよね。

淡路島一周150km

ずーっと何も無かったエリアなのに前方に建物が!

淡路島一周150km

看板のお店ちゃりこでございました。モンキーセンターの隣です、って言って淡路島の人以外に分からんよ。えっと、お店名に食べログのリンク貼っておきましたので、地図見てください。周りには何もなく、このお店以外の食べ物屋ってあまり見かけなかったような。その影響もあってか、4,5組のお客さんが入ってました。

さて、看板にあった淡路島カレーとは随分とベタで人を食ったようなネーミングではないか!ここで補給すべきかどうか悩んだが、とりあえずは自販機でコーラを飲んだら気持ちがダメな方に傾いて飯を食うことにした。時間は11時半だったし、この判断が結果的には俺を救うことになる。

折角だから自転車乗っている時に食ういつものコンビニ飯は止めようか。でも、自転車乗っていると何食っても旨いからオニギリでも十分なんだよなぁ、という舌バカな俺。

淡路島一周150km

うーん、タコかタマネギかといえばタマネギだよなぁ。俺、タマネギ大好き。でもタコも好き、うーん、悩ましい。店内は俺以外にも3,4組のお客さんが居るし、さりげなくサッとオーダーしたい。

淡路島一周150km

何故にカレーを選んじゃうかなぁ、俺って。一応、タマネギフライとタコフライが載っているが、折角なら何か海鮮っぽい物の方がいいじゃん!と思ったが、出てきたカレーが大変美味で大きく反省。冗談抜きでマジ旨いよーー、なんでこんな超田舎でこんな洗練されたカレー作ってるの!?と感心して平らげる。ボトルに冷たい水を分けて頂いた美人のウェイトレスさん、ありがとうございます。関西弁は萌えますね。

淡路島一周150km

なんとか回復して、ひたすら海沿いを走るが路面がこの通りの荒れっぷりであり、お尻を容赦なく攻撃してくるのであります。

さて、ここから2時間ぐらいの走行分の写真がありません。何故かというと、カレーを食べたまでは良かったが、ここから鳴門大橋の下を越えてしばらくするまで、予定コース上にコンビニとかがありません。貧乏性なので、自販機とかを使うのは緊急の場合だけにしたいのです。で、猛暑と繰り返される登りにヘトヘトになってしまい、初日から「外周回るのは止めて、内陸通って岩屋まで戻ろうか?」というヘタレな考えが頭に浮かぶぐらいヤバかったです。

結局、民家の脇に置いてあった自販機がちょっと安くて、そこで3本の飲み物を一気にプシュプシュと開けて復活したのでありました。いやぁ、コースをちょっと外れればコンビニもあったんだけど、つい面倒くさがって熱中症になりかけたら意味ないだろ! と反省。まぁ、金曜日は普通に仕事してから夜行バスであまり寝れずに走ってるから、こういう事もあるだろう。

しかし、カレーは食べておいて本当に良かった(爆)

淡路島一周150km

淡路島の北側はほぼ平坦で景色も良く、コンビニもポツポツあります。土曜日ということもあってロード乗りにも遭遇するので、2,3組と色々と話したかな。ブルベネタはどこでもウケるので、やはり一度は出ておくとよいですな。北側を走る60kmは景色は綺麗だけど、適度に市街も通るし、インパクトはやはり南側の方が上か? そんな訳で回復してきた足で30km/h以上の巡航速度で一気に岩屋港を目指す。

淡路島一周150km

そんな訳で17時ちょうどに無事150kmを走りきりました。佐渡が一周210kmで淡路島が150kmですが、難易度は佐渡は最後に辛い坂が多いから、佐渡の方が上。淡路島の方が圧倒的にコンビニ多いし、そもそも佐渡はセーブオンがたまにあるぐらいなんで、どうせ佐渡一周するなら、至る所に補給可能なエイドが設置される5月の佐渡ロングライドに出ることをオススメします。

淡路島一周150km

ジェノバラインで明石側に戻りましょう(再び450円+200円)

淡路島一周150km

あっという間に明石港へ。ここから駅までは自転車で行けば数分程度でございます。

淡路島一周150km

駅前で自転車を輪行袋に入れる。元気があったら明石から今晩宿泊を予定している西宮の妹の家までの40kmを自走しようかと思ったが、到着が20時過ぎになると流石に迷惑だし、初日から飛ばすこともあるまいと平和に輪行で西宮まで移動することに。しかし、新快速って空いていれば輪行袋を置きやすいスペースもあっていいですな。わずか30分程度に明石から西宮に到着しました。

淡路島一周150km

妹の家で一晩泊めてもらい、ゴハンまでごちそうしていただきました。猫ちゃんが3匹も居て人見知りでなかなか寄ってこないので、こういう写真は少ないです。後はビールでも飲んで22時ぐらいには就寝。色々とお世話になりました。