雨天走行後の自転車メンテナンス

ドロドロのチェーン

夏場の雨天走行自体は涼しくて嫌いじゃないんですが、問題はその後のメンテナンスである。上の写真の通り、先週洗浄したばかりのチェーンはあっという間にドロドロになります。この状態で使っていると砂がヤスリみたいに機能して、チェーンリングやスプロケットの摩耗を早めます。

雨天走行後の汚れたフレーム

フレームもこの通りドロドロになります。やっぱりロードバイクは綺麗にしておかないとネ。タイヤのリムもすり減ったブレーキパッドの粉とかで痛んでますし、自転車の場合、汚れは性能低下に直結するのでございますヨ。

雨天走行後のフロントフォーク&ブレーキ周り

下りで酷使されるフロントフォーム周りとブレーキ。酷い泥汚れですし、ブレーキパッドの表面をよく見ると金属片が残ってました。大雨だとまるでリムを水研ぎしているかのようにブレーキパッドが当たるので、この辺は念入りに清掃したいです。

そんな訳で一通りバラせるところはバラします。クランクなんかももちろん一時的に取り外して、ディグリーザーで丹念に汚れを落とします。乾いたらグリスやルブカントで油分を追加して潤滑性を復活させます。この辺はとにかく手際の問題ですから、数こなしてれば段々早く洗浄出来るようになりまする。

コーティングタイプのワックス

フレームもぞうきんやウェアで一通り拭いて、落ちない汚れはメラミンスポンジで擦れば殆どの汚れは落ちますね。メラミンスポンジは100円ショップなどで最近は安く買えるので、自転車整備をする上では非常に便利です。一通りフレーム周りを綺麗にしたら、汚れを付着しにくくし、輝きを取り戻すためにコーティング剤を施工します。写真のは自動車の洗車後にも愛用してたもので、これをウェスなどにとりフレームに塗布して一定時間放置してから乾拭きするだけでOKです。なお自転車は塗装が自動車よりも薄いので、こういうワックスやコーディング剤を選ぶときにはメタリック車用の研磨剤が少ないタイプを選ぶます。

このコーティング剤、廉価な割にちゃんと効果もあり、お値段も安くてホームセンターなどで簡単に変えるのでオススメしときます。

磨けばこの通り

注油したパーツを元に戻して、自転車を組み立てつつコーティング剤を乾拭きすれば、この通りの綺麗さが復活です。表面が触ってツルツルしているのがポイントだ。

スピードプレイのペダルのグリスアップ

さて、スピードプレイのペダルにも注油しておきましょう。汎用のグリスをグリースガンで注油穴から押し入れます。何度かグイグイとポンプするとー

スピードプレイのペダルのグリスアップ

こんな感じで古いグリスが出てきます。新しく入れたグリスと思われるものが出てくれば完了。これはメンテが簡単でいいなぁ。

他にもリアタイヤのサイドにチューブがはみ出してきそうなカット跡があったので、そろそろ寿命か?ということでタイヤを交換したり、ヘッドパーツバラして再注油したり、色々とメンテしていたら半日作業となりました。たまにはこういうレベルの整備をしておかないと心配ですわ。おっと、そういえばそろそろチェーンも寿命っぽいので、交換パーツを手配せねば。