10年ぶりにクルマで富士スピードウェイに行ったらレース中止でした
三連休の初日と二日目に、ちょっと気晴らしのためにダイエットは忘れて、一泊二日のお出かけを楽しんできました。いやー、気がついたらメチャクチャ長文なエントリーになってしまいました。
今回は久しぶりにクルマで富士スピードウェイに遠征して、スーパーフォーミュラを見てきました。たぶんクルマで行ったのは10年ぶりぐらいでして、富士スピードウェイ自体も新潟に移住してからは一度も行ってないので、6年ぐらい前に自転車で行って以来となります。
結局、体育の日の周辺って晴れの特異日のはずなのですが、泣く子と台風には勝てませんでした、というお話です。

三連休はETC休日割引が適用されない!?
今回は天候が良ければ、YUKI氏は自転車で移動して、富士スピードウェイで合流の予定でした。富士スピードウェイって輪行+自転車で行くのが首都圏では一番早い移動手段なんですよ。自分が新潟移住して富士SWに行かなくなった後も、YUKI氏は単独で富士SWを自転車で行くルートを開拓し続けていたようです。
しかし、今回はあいにくの雨予報なので、YUKI氏も自転車移動は諦めるとのことで、小田急の新松田駅でピックアップすることなりました。今年から三連休は高速道路のETC割引が適用されなくなるというサービス改悪があるのですが、深夜割は未だに継続しています。
なので3時に起きて、3時半に家を出て高速道路で現地に向かいます。最近は早起きなので、いつもより1時間早く起きるだけなので余裕でした。

ルートですが、新潟亀田ICから高速道路に乗り、北陸道→関越→圏央道→新東名と乗り継いで新秦野ICで降りて新松田駅に向かいます。新松田駅は大井松田ICの方が近いんですが、海老名JCTで東名の乗り継ぎが渋滞していたので、結果的には新東名でアプローチしました。
通行止めの際は一度降りても深夜割が継続される、のか?
しかし、高速に乗ってカーナビの到着時間を確認すると、到着時刻が想定よりも1時間ほど遅いです。理由は長岡の先の小千谷ICー魚沼ICの二区間が「動物侵入のため通行止め」となっているからでした。この後、1時間以内にそこを通過するのですが、それまでに通行止めは解消されなそう。
小千谷IC手前の山谷PAに入って、スマホで情報を確認します。「通行止めの場合には、ETCでそのまま下道に降りて高速に復帰すれば、走行が継続されたものと見なされる」そうです。普通に利用したら9380円もかかる高速料金が、深夜割では6330円に下がるので、これが適用されないとなると早起きした意味が無くなります。
小千谷ICで高速を降りるように誘導され、カーナビ任せで高速道路に復帰しました。しかし、乗ったのは通行止めが終了する魚沼ICの一つ先の六日町ICでした。カーナビのルート案内のロジック的には、魚沼ICで乗っても1つ先の六日町ICで乗っても到着時間は変わらない、と判断したのでしょう。普段ならこれでOKなのですが、今回の場合にはちゃんと深夜割が適用されるのか?が不安になります。
ちなみにETCの表示は小千谷ICを降りた時に1550円(割引)と表示され、六日町ICから乗り直して新秦野ICで降りた時にも6000円台の請求に(割引)と表示されました。うーん、これってちゃんと深夜割が適用されたのか?はNEXCOのWebページの情報からすると、クレジットカードで請求されるまで分かりません。
もしこれで適用されないとしたら、通行止めが解除になる魚沼ICではなく六日町ICから乗ったことが理由でしょう。使っているカーナビのソフトはNAVITIMEの有償版なのですが、リルート時にはどのICから乗るように修正したのか?をちゃんと知らせてほしいですネ。
この下道を想定外に走ったことによる遅れ、東京からの下り線が混みやすい時間帯に圏央道で八王子JCTを通過する際の渋滞に遭遇したことで、予定よりも1時間遅れて新松田駅に到着しました。八王子JCTは中央道の小仏トンネル渋滞が圏央道にまで繋がっていて、あそこの渋滞は本当にどうにもなりません。
土曜の富士は寒くて冷たい雨でした
10時に新松田駅でYUKI氏をピックアップし、そこから自転車移動で使っていた抜け道を通って富士スピードウェイに向かいます。あいにくの雨とR246をどうしても通る際の渋滞もありましたが、途中スーパーで買い物をしても1時間弱で富士スピードウェイに到着です。
残念ながら予選の時間には間に合いませんでしたが、トップタイムを出していた岩佐選手がスピンして赤旗終了でタイム抹消というハプニングがあったようです。この辺はSF Goアプリを有料課金しているYUKI氏が助手席でそれを見ていて、移動中に教えてもらいました。
久しぶりにクルマで来る富士SWですが、東ゲートから入ってヘアピンコーナーあたりのP7駐車場に駐めて、歩いてグランドスタンドに向かいます。今回のスーパーフォーミュラは土日とも決勝レースという2レース構成のため、それなりに来ていたお客さんが屋根のあるグランドスタンドに詰めかけたため、結構な人口密度でした。
久しぶりのスーパーフォーミュラですが、プロモーションのお陰もあって人は増えてます。色々と見せ方に工夫を凝らしたり、無料配信やデータが詳しくライブで見れるアプリの開発もあって、着実にファンを増やしているようです。流石にSuperGT並みとはいいませんが、フォーミュラニッポンの頃に比べるとお客さんは増えました。
今回はグランドスタンドに陣取って、イベントステージを見たり、スーパーで買ってきた食べ物を食べたりしてノンビリしていたのですが、とにかく寒いのが標高の高い富士スピードウェイです。半袖Tシャツの上に長袖を重ね着して、その上に薄いパーカーを羽織っただけだと少し風のあるグランドスタンドでは寒いのです。止むなく雨具も引っ張り出して羽織ってました。
パレードランで終わってしまった1日目
お昼の時間帯にKYOJO CUPのレースがありましたが、あいにくの雨だったのでセーフティーカーの先導のまま周回を重ね、残り数周でレース開始となりましたが、ほぼパレードラン状態でしたね。

スーパーフォーミュラも同じような感じでして、雨でのスタートディレイ、そしてセーフティーカー先導で数周を走りレースは成立。しかし、そのまま終了でハーフポイント付与というしょっぱいレースになりました。これでトムス陣営は一気に有利になり、追いかけていた岩佐は予選の失敗が響いてポイント差が広がります。
まぁ、明日は天候も回復するようですし、気温も今日よりは温暖という予報になっています。明日が本番ということで、今日は早々に宿入りしてノンビリすることにしましょう。ひたすらノンビリして気分転換するのも、今回の遠征の目的だったりします。
今回の宿は神奈川の山北町にある文覚荘という旅館に素泊まりです。宿代が高騰している昨今ですが、一泊で5400円はありがたい限り。今回は宿やらチケットの手配はYUKI氏に頼り切りでした。富士スピードウェイから30分ほどで到着という近さも魅力です。
今回は素泊まりなので、ご飯を調達するために宿入りする前に少し離れた小田原百貨店 山北店という辺鄙な場所にそぐわない名前のスーパーで買い物していきます。周りにお店などが全く無い場所にあるスーパーにしては、妙に綺麗だと思ったら2014年に出来たばかり。そして微妙の価格が高いのですが、買ってきたお惣菜類が非常に美味しくて納得してしまいました。

山北町の文覚荘で癒やされる
以下は翌朝撮影した写真なのですが、宿に到着時には真っ暗でした。宿へのアプローチの道も非常に細く、特に宿の前の坂がシャレにならない斜度でした。ロードスターではなくマツダ2で来たのですが、今回は渋滞や富士周辺特有の酷い斜度の道も多く、MTのロードスターで無くて良かった。

宿へのアプローチの斜度がえぐいですが、対向車は来ないので心配無用。帰りにこれまた斜度が酷い明神三国峠を通りますが、雪国新潟では滅多に見ないような20%近い勾配の坂が何カ所もありまして、アクセルをべた踏みしないと1500ccのガソリンエンジンでは登っていきません。
宿に入ったのは18時ぐらいでしたが、日の入りが17時15分なので周囲は真っ暗です。ちょっとアプローチが分かりにくかったですが、事前にYUKI氏が直近で富士SWに自転車で来たとき下見していたので問題なし。そして宿そのものは好印象でした。

部屋は広くて静かですし、WiFiや冷蔵庫などもちゃんとありますし、トイレも部屋に綺麗で広いものが備わってました。お風呂は共同ですが、他の宿泊者とかち合わないように利用すれば、二人で入るぐらいなら十分な広さです。冷えた体をお風呂で温めたのですが、やはり今日の富士SWのスタンドは寒かったようで、暖まっても鼻水が止まりません。
風呂の後に宿の人に電気ケトルを借りて、持ち込みのカップ麺やらスーパーで買った惣菜で晩ご飯を済ませます。19時半には一息ついて、図書館で借りた本を読んだり、宿のWiFiに繋いでiPadで動画を見たりしてリラックスしました。とはいえ3時起きで眠いので、21時に前には寝てしまったようです。
朝に近くの洒水の滝に散歩しにいく
いつも通りに4時半ぐらいには目が覚めました。YUKI氏はなかなか起きないので、部屋の電灯は付けずにiPadでYouTube動画をみて時間つぶし。6時を過ぎて太陽が上がったら、宿の近くにあるという観光名所の「洒水(しゃすい)の滝」まで散歩しにいきます。
天気予報では今日は曇りで最高気温が27度ということでしたが、外に出てみると霧雨+肌寒いでして、本当に今日って27度まで気温上がるの?と懐疑的な気持ちになりました。まぁ、実際に天気予報は大外れだったんですが、そもそも富士SWの天気予報とか当たらなすぎる。

宿の急坂を歩いて下りて、そこから滝が見える所まで遊歩道が整備されています。思ってたよりも本格的な有名観光地みたい。徒歩7分で滝を下から見上げるスポットに到着しましたが、早朝だけに誰もいないし、地面は濡れてて滑らないか心配でした。

下の遊歩道はこの橋の手前で行き止まりです。端は渡ることは出来ませんし、その奥の階段を使うことも出来ません。しかし、これだけで十分過ぎるぐらいに綺麗です。

少し手前から220段ほどの展望台への階段が設置されていまして、これを登って展望台まで上がることが出来ます。高所恐怖症ではない私が怖く感じるくらいの高さでして、登って少し眺めただけでお腹いっぱい。手を滑らせてスマホを落としたら絶対回収できないので、展望台で写真を撮るのも怖かったです。
散歩から戻ってきて6時半。7時に電灯を付けてYUKI氏を起こし、そこから朝ご飯として持って来たパンやバナナを食べて出発する準備を済ませて、7時半に宿を出ます。早朝なのでR246も空いていて、小山町役場近くのマックスバリューで買い物をしてサーキット入りです。
午前中は曇っていたけど、レースは予定通りでした
8時過ぎにサーキット入りして、1コーナー先のP10の手前から2番目の駐車場に車を止めます。昨日のヘアピンコーナーのP7よりも近い場所なので、予選の時間は1コーナースタンドで観戦してる最中に車に忘れものを取りに行ったり出来ました。

N-ONEのワンメイクレース、KYOJO CUPは路面が乾いていく難しいコンディションでしたが、それでもレースは予定通り進行出来ていました。4万人以上の観客の来場があった、と公式からアナウンスがありましたが、グランドスタンドエリアも非常に賑わってました。
場内の自動販売機でペットボトルを買うと250円、キッチンカーや常設のテナントのランチは1000~1500円ぐらいと観光地価格ですが、お客さんはバンバン買ってますね。どうもケチな我々はサーキットのお金を落とさずに、持ち込んだものを飲み食いする習性は治らないようです(笑)
スーパーフォーミュラの決勝のスタート進行は14時からで、レーススタートは15時です。12時ぐらいまでは順調にスケジュールが進んでいて、路面も乾いてきていました。これなら決勝レースはほぼドライのレースが期待出来るかも?。予選で2位に食い込んだイゴール・フラガ選手が久しぶりにチームNAKAJIMAに勝利をもたらすか?が個人的な見所です。
ニコンの双眼鏡をアウトレット品を購入
ニコンのカメラ用品や双眼鏡を貸し出すサービスをやってまして、そこにアウトレットで双眼鏡が販売されていました。自分はライブ時にニコンのモナーク 8×42 を愛用しておりまして、倍率は8倍と控えめなので構えてもぶれにくく、口径が大きく明るいので暗い会場でも重宝しております。

持ち運びしやすく安価な口径の小さい双眼鏡も持っていますが、一度、ニコンのモナークなどの中位モデルで42口径などの明るいものを使うと、小さい双眼鏡を使う気がなくなります。この前の山下達郎の新潟公演でも活躍しましたし、高価な物なので防湿庫に保管してます。
手ぶれ補正付きの高価なモデル、EDレンズという色収差の少ない高価なレンズを使ったHGグレードの双眼鏡なども置いてありましたが、普通に使うならダハプリズムの普及モデルのモナークでも十分です。ただ、双眼鏡に3万円出せるか?は使う用途があるかどうかに左右されるでしょう。
サーキットでは8倍というのはちょっと倍率が足りないですし、ライブでもアリーナ会場のような広いところでは8倍は少し物足りないです。なので、同じような口径の10倍か12倍のものを試して見たかったのです。なにせ4万円ぐらいはするはずなので、お気軽に買うわけにもいきませんから、試せるのは非常にありがたい。

で、レンタルと同時にアウトレットで双眼鏡が販売していました。ざっと見てみると、既に大半のものが売れてしまっていました。残っていたのは12×42のHGグレードのもの、12×42のモナーク5という一つ前のモデルだけになっていました。10×42のモナーク5は目の前で売れてしまいました。
スペック的には12×42でよいのですが、HGグレードはアウトレットでも7万円を超えるお値段でした。流石にそこまでは出せないのですが、もう1台のモナーク5は隣のおじさんが手に取って悩んでいます。ちなみにお値段は、売れてしまった10×42が18000円、残っている12×42が20000円(どちらも税込)と非常に安いです。
なにせ私が愛用しているモナークは、このモナーク5より更に昔のモデルですが、中古でも購入時は3万円近くしました。最新型の後継モデルのモナーク M5だと実売は4万円を軽く超えています。なので1個前のモナーク5も実売時は同じような価格だったと思われます。
そんなわけでニコンブースにおられた社員と会話。現在、古いモナークの8×42を使っていて、もう少し倍率が高いものが欲しいと尋ねたら、おじさんが手の取って悩んでいるモデルが最後の1台だという。そしたらおじさんが「自分は迷っているので、覗くならどうぞ」と私に渡してくれました。
自分はもう買う気マンマンだったので「自分、これ買っちゃいますけど、いいですか?」とおじさんに断りをいれます。踏ん切りがついたようで「買うならどうぞ」とのこと。そんな訳でちょうどほしかった12×42のモナーク 5を2万円でゲット出来ました。
この手の光学製品ってそんなにスペックアップしませんから、これを今すぐ手放したって3万円以上の値段が付くのです(売りませんけど)。これだけで富士SWに来た甲斐がありました。
おもむろに双眼鏡のお話
アウトレット販売なので、製品保証はなく、故障したら全て有償修理になるとのこと。とはいえ付属品類は全て揃ってますし、ニコンの方が販売するにあたって、問題無いことをちゃんと確認してくれています。購入証明も付けてくれますし、へんな中古品を買うよりよっぽど良いです。

2万円をカード決済で払って、無事にお持ち帰り。ニコンの双眼鏡のトートバッグをオマケしてくれました。これでアウトレット販売の在庫は12×42のHGモデルという7万円もするモデルのみ。リストを見ると10~15台ぐらい販売していたようですが、想像以上に好評であっという間に売れたとのこと。
イベントステージの写真撮影トークショウで「ニコンブースで双眼鏡とカメラレンズが借りられます。双眼鏡はアウトレット販売もしてますが、好評で残りは1~2台だけだそうです」とMCの方が告知してました。多分、最後のHGモデルは簡単には売れないと思うので、実質最後の1台を買ったのは私です、と思いながらトークショウを聴いてました。

サーキットでストラップを取り付けて、早速使って見ました。視野が狭い口径の小さな双眼鏡だと12倍は手ぶれで視野がブレやすく、長時間覗き続けるのが辛いです。なので、双眼鏡はむやみに倍率が高いものが良いわけではなく、使用用途に合わせた適正な倍率があるのです。それに倍率は低い方がレンズが明るいので、暗いところでもハッキリと見えます。
で、早速使って見ましたが、サーキットでは8倍より12倍の方が確実に良いです。グランドスタンドからピットを見るには12倍でも少し足りないぐらいです。これで用途に合わせて12倍か8倍かを選んで持ち出すことができるようになりました。

左が今回かったモナーク 5 12×42でして、右が長年愛用している古いモナーク 8×42です。ちょっとだけモナーク 5の方が本体が大柄ですね。モナークは中古で買ってから5年ほど愛用してまして、普段は防湿庫に保管しています。うちの防湿庫は双眼鏡しか置いてないです(笑)。

接眼部を撮影したもの。現行モデルより1つ古いとはいえ、もともと所有していたモナークよりも新しいです。もし8倍もモナーク 5もアウトレットで在庫があったら、買って古いモデルと入替していたかもしれません。昨日、ニコンブースを覗かなかったことを少し後悔しています。
濃霧の影響でレース中止です
スタート進行が始まる14時の1時間前ぐらいから、富士スピードウェイ全体を濃い霧で包まれるようになってきました。風があれば霧もすぐに晴れるのですが、かなり濃い霧で全く晴れる感じがありません。これだとレースのスタート時刻は延期になるかも?

スタート進行から実際のスタートまで1時間ほどかかります。日没が17時15分ですから、1時間延長して16時スタートが限界と思われます。14時を過ぎて10分おきに遅延を伝えていく場内アナウンスが続きます。なにせ各コーナーポストからの視界がゼロで、全く安全を確保できない状態が続いてました。

スタート延期が続くので、ピットリポートとして選手やメカニックのインタビューが続くのですが、音声はFMで聞こえるものの、モニターが霧で見えません。仕方ないのでタブレットでDAZNの中継を遅れて観てました。DAZNはリアルタイムより30秒ほど遅延があるんですよね。

iPhoneで撮影すると文字が読めるのですが、肉眼ではモニタの文字が読めない霧の濃さです。1時間35分の順延の後、レース開催は無理ということで中止が正式にアナウンスされました。富士SWの悪天候は今に始まったことではないですが、霧がここまで晴れないのは珍しいかな。
フォーミュラとしても2018年のオートポリス戦以来の中止とのことです。まぁ、昨日のレースもセーフティーカー先導だけで終わりましたから、事実上では2日ともレース中止な印象です。新潟から遠征したのは初めてで、久しぶりの富士スピードウェイだったのですが、天候には勝てませんね。

今回は近藤みやび様のタオルを購入したり、そしてYUKI氏が手配したチケットの特典としてトヨタのGRレーシングのタオルを貰ったりしました。タオルは使い道が多いのでありがたいです。レースは中止でしたが、個人的にはよい息抜きになりましたし、ニコンの双眼鏡が安く買えただけで満足してます。
久しぶりの遠征&レース観戦だったのに
昨年の9月に筑波サーキットのメディア対抗ロードスター耐久を観に行きましたが、アレは草レースに近いので、全日本選手権レベルのレースイベントは久しぶりに参加しました。特に新潟から遠征したのは2022年の鈴鹿のF1以来かも?
昨年と異なるのは、痩せたらお尻の肉が減って、硬いところにそのまま座るのが苦行になったことです。次回は折りたたみのクッションを持ち歩くことにします。それからサーキットは高低差がありまして、坂や階段の上り下りが多いです。最近の自転車トレーニングのお陰で、息が上がることもなくスタスタを歩けました。
あとスタンドでボーッとレースの開始を待っている時、普段だと仕事や家事のことが気になってしまうのですが、サーキットだと全く頭が空っぽで過ごせたのが実に良かったです。山下達郎のライブでも始まる前後とか、ライブ中に日常生活や仕事の気になる事が頭に浮かぶのですが、そういうのが全くなかったです。
レースを見れなかったのは残念でしたが、確実にリフレッシュ効果はありました。車もたくさん運転できましたし、新潟に移住してからご無沙汰だった神奈川~静岡エリアの道路についての情報も頭の中でアップデート出来ました。
帰路~久しぶりの道志みち
レース中止が15時35分に決定しましたので、16時ぐらいに駐車場を出て帰路に就きます。途中でYUKI氏をどこかの電車駅に送り届けて、自分はその後は高速道路で新潟まで帰ります。R246で新松田駅方面は行楽渋滞が予想されるので、明神三国峠を越えて山中湖側に降りて、道志みちで相模原を目指すことに。
このルートは東京オリンピックのロード競技のコースになったこともあって、自分が車で通っていたころよりも道が良くなっているとのYUKI氏の情報通り、確かに舗装が良くなっていたり、東京オリンピックのモニュメントが各所にあります。明神三国峠は斜度がすごく、上の方は富士スピードウェイと同様に霧が濃かったですが、山梨側に降りると晴れて気持ちのよい夕暮れでした。
山中湖の湖畔で少し渋滞するのですが、少し裏道を通って道志みちに抜けます。道志みち自体は10年ぐらい前はブルベの帰路でよく通ってましたが、そのころよりも舗装は良くなってますし、道中にコンビニが1軒増えてました。「道の駅どうし」の賑わいは流石の秋の連休という混雑っぷりでした。
道志みちでは目立った渋滞もなく、青山の交差点を越えて、いつもの五叉路(目印にしていたアベルトスポーツというお店は無くなっていた)を相模原方面に向かったのが18時ぐらい。相模原市街の橋本駅にYUKI氏を送り届けて、自分は圏央道の相模原ICから高速に乗るのがよさそう。
橋本駅周辺は賑わっているので、車でアプローチするのに少し苦労しましたが、18時半ぐらいにYUKI氏を無事に駅前で下ろしてお別れ。2日間お疲れ様でした。自分はその後、コンビニに立ち寄って食料と飲み物を買い込んで圏央道に乗ります。
たまたま寄ったミニストップでおにぎりが40%オフになっていたので、3つほど購入しました。しかし、おにぎりって値上がりが激しくて全く買わなくなってしまいましたね。自転車に乗っていた時にコンビニに寄ると必ず買っていたのですが。
帰り道もETC深夜割を適用させたい
圏央道に乗ったのは19時過ぎで、中央道はすごい渋滞のようです。ただ、往路とちがって圏央道に渋滞の影響がなかったので、そのまま順調に八王子JCTを超えることが出来ました。どうも帰りは渋滞らしい渋滞はないようです。このまま進むと22時半ぐらいに自宅の近くの高速のICを降りることになりそうです。
通常ならば相模原ICから新潟亀田ICまで8310円もかかりますが、深夜割が適用されれば5570円で済みます。3000円近くも節約出来るなら、1時間半ほど時間を潰して移動することにしましょう。マツダ2だとあまり飛ばす気になれないので、クルーズコントロールは80~95km/hぐらいの設定にしてトロトロと燃費走行でゆっくり進みます。
東京方面への上り線は激しい行楽渋滞で、嵐山PAあたりまで渋滞が繋がっていました。5年前には二拠点生活をしてたころ、同じような時間に上り線を使っていたのですが、当時はコロナでの移動自粛の影響もあって渋滞はしてなかったんですよね。あれから5年が経過し、関越の渋滞はいつも通りの姿に戻った、というか、以前より酷くなったように感じます。

赤城高原SAで1時間ほど時間を潰します。YouTube動画を見たり、不要品をスマホでYahooフリマに出品したり、Facebookに途中移動の様子などを投稿していたら時間もあっという間でした。寒かった富士SWに比べると、赤城高原SAあたりは20度ぐらいで何か暖かくて不思議な感じです。
この後、山谷PAでもう一度30分ほど休憩して、時間調整は完了です。これで24時を数分すぎたところで高速道路を降りて、深夜割がバッチリと適用されました。
マツダ2での長距離移動と評価
今回はマツダ2で渋滞が多いところを通ったり、すごい斜度の道を通ったりしました。色々と分かってきたこともあったので、備忘録として追記しておきます。

自分はこれまで2~3000rpmという低回転でトルクが発生する車に乗ってきました。それは4気筒2.5Lのレガシィランカスターだったり、ディーゼルターボのアクセラだったわけです。これに対して現在所有しているロードスターやマツダ2は、4~5000rpmで最大トルクが発生する普通の小排気量のガソリンエンジンです。
自分は低回転でエンジンを回して運転する癖がついてしまっていて、マツダ2の場合でも高速で2000rpm以上エンジンを回すとうるさく感じてしまうのです。実際には2000rpmを越えても十分に静かなのですが、100km/hで巡航すると個人的には落ちつきません。
これまで乗ってきた車と比較すると車重が軽くてドッシリした感じがしないとか、エコタイヤのグリップが心許ないとか、ホイールベースが短いので直進安定性が不足しているのだと思います。これに関してはND2ロードスターの方がタイヤのグリップが高く、サスの動きがしなやかで、ND2になって変更されたハンドル制御のおかげで高速域ではもっと安定感があります。
今回の遠征ではマツダ2は80~90km/hぐらいに速度にクルーズコントロールをセットして、のんびりと移動してました。このくらいの速度だと23km/Lぐらいの高燃費となりますし、今回は時間つぶしして移動していたので急ぐ必要もなかったですからね。
マツダ2に標準装備のエコタイヤ(ヨコハマ ブルーアースGT)ですが、アクセラやレガシィで履かせていたタイヤがミシュランのプライマシーシリーズだったので、それに比べるとウエットグリップが心許ないと感じてます。タイヤ交換するときは、もっといいタイヤに交換したいですね。
あと今回の富士スピードウェイ周辺の勾配がひどい坂道を走ると、1速までキックダウンしないと登らない坂がありました。流石に普通のガソリンエンジンは非力だと感じました。こういうところで軽自動車ってターボだったとしても使い物になるんだろうか?と思ってしまいます。新潟はなんだかんだで平坦路の割合が非常に高いので、こういう山道が多いところの運転には慣れません。
今回ロードスターで遠征しなくてよかった!と強く思ったのは、明神三国峠を通ったときです。交通量がそれなりにあって、途中で路駐する車も多い道なので、斜度が酷い坂の途中に止まらないといけないことがあります。あの急坂で坂道発進は難しすぎる!とガチで思いました。
それからマツダ2のクルーズコントロールはアクセラから進化していまして、アクセラでは30km/h以下では解除されていたクルコンが、全速度域対応になりました。電動パーキングは搭載されていないので停止すると解除されてしまいますが、速度が3km/hぐらいでもクルーズコントロールは継続されます。これが往路の八王子JCTでのノロノロ渋滞で非常に重宝しました。高速での渋滞だと完全に停車することが少ないので、電動パーキングがなくても十分に実用的でした。
ちなみに燃費はガソリンタンク満タン(48L)で900kmを走って、40Lの消費でした。途中、10Lを追加で給油しましたが、その必要はなかったようです。48Lというタンク容量は1500ccのコンパクトカーとしては、かなり大容量でなので相当な距離を無給油で走り切れるのは助かります。今回のトータルでの燃費ですが、22.5km/Lでした。富士周辺のアップダウンで燃費が低下しましたが、高速道路でのエコランで燃費が伸びたのでしょう。
マツダ2は新潟の道路事情で使うことを前提に選んだ車です。しかし、たまに高速道路で遠征することも視野に入れてました。流石にディーゼルのアクセラほど高速道路が楽というわけではないですが、それなりに期待通りの活躍をしてくれています。ただ、タイヤのグリップ感の無さが原因なのか、ウェット時のコーナリング中にタイヤの接地感が抜ける感じがあります。ひょっとしたらサスの硬さというか動きの悪さが影響しているかもしれません。
それから高速走行時の安定性が少し不足していて、巡航で快適に感じる速度域がアクセラよりも少し低いのが気になります。ハイトワゴンや軽自動車よりは、快適に巡航は出来るのですけど。やはりディーゼルのアクセラって高速移動は本当に楽だったんだな~と実感してます。これはタイヤの扁平率なども影響しているでしょう。
今回の車選びでは、ハイブリッド車ではなく純ガソリン車で割り切ったのですが、もし神奈川とかでクルマを選ぶならハイブリッドの方が満足度は高いと思いました。逆に新潟のように平坦路が多くて、渋滞が少なく、一般道での巡航速度が速いところで使うなら、純ガソリン車で十分ですね。
神奈川と新潟では車に求められる性能が全然違うぜ、ということを思い知った今回の遠征でした。
2025年 山下達郎ライブ行ってきた(4年連続)
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