- 自転車機材
- 2012 年 9 月 11 日
日曜日はあいにくの雨の早朝でしたが、早めに雨は上がったので10時ぐらいになれば道路も乾きそうです。路面が乾く時刻まで、マキノ号のタイヤを交換し、フロントバッグを外してハンドル回りの装備を見直し、ペダルをSpeedPlayに変更しました。

作業が終わった状態のマキノ号です。出番が少ないのでチューブレスタイヤだとシーラントが乾いてしまったり、せっかくの高価なタイヤが使わずに経年劣化してしまいます。なので安価で運用が楽なクリンチャータイヤに交換します。仕様をほぼCervelo R3と同じ状態にして、トレーニング用の予備機材にします。
このマキノ号のホイールですが、メルカリで中古で買ったMavicのAKSIUM(アクシウム)です。チューブレスレディということでチューブレス用のリムテープが巻かれています。購入時の記事を貼っておきます。
直近でフロントタイヤにトラブルが出てまして、フロントのチューブレスタイヤの気密が維持出来なくなってました。シーラントを足しても解決せずに漏れてきます。なもんでクリンチャータイヤに交換してチューブを入れました。その交換直後は問題なかったのですが、数日後に見たらフロントタイヤの空気が完全に抜けてます
その原因が分からなかったので、今回フロントホイールのタイヤを外してチェックします。取り出したチューブに驚くような大穴が開いているではないですか。安かった時に買い置きしていたPanaracerのR-AIRという、今となってはお高い新品チューブに大穴が空いてショックです。
タイヤの内側に異物はないですし、チューブの不良を疑って別のチューブ(またもやR-AIR)を入れて再び空気を入れます。5気圧ぐらい入れて問題なさそうなので、やはりチューブの不良だったのかな?。しかし、次の作業に移ろうとした数分後に「バシュー!」という盛大な空気漏れの音が発生し、再びチューブの空気が抜けました。

貴重なR-AIRのチューブ2本に同じような大穴を開けてしまいました。ここまで大きな穴が空くというのは、リムテープに問題にありそう。ちなみに上のチューブは修理でパッチを当てたのですが、接着が不十分でパッチを剥がしたのでセメントが残ってます。

恐らくはリムテープに問題がある、という推測でホイールをチェックしたら、ありました!。リムテープが劣化してニップルホールが開いてしまってます。この状態でチューブを入れて空気を入れたら、そりゃチューブに大穴が開くのも納得です。なんで見落とすかなぁ?>俺
最近、クリンチャータイヤを使ってないので、こういう初歩的なところを見落とししてしまいました。Stan’s NoTubesのリムテープが経年劣化で穴が開いた経験はありませんから、リムテープが劣化して穴が空くというのは想定外です。チューブレスタイヤ運用時に気密が維持できなくなって、シーラントを入れても漏れていたのはこれが原因です。
このMavicのチューブレス用にリムテープ、明らかにペラペラで強度が足りません。キシリウムなどの上のグレードのホイールでは、リムにニップルホールがないのでリムテープが存在しません。チューブレスタイヤだとリムテープのニップルホールにはかなり気圧が掛かるので、リムテープそのものにかなりの強度が必要なのです。
詳細は上のBlog記事などを参考にしてください。Mavicのこのリムテープ、自分が貼ったわけではないのですが、まじまじとよく見るとペラペラで明らかに強度が足りないんです。

原因は分かりましたので、リムテープを張り直します。以前はStan’s NoTubesの黄色いチューブレスリムテープを使っていたのですが、価格が高騰してます。同じようなリムテープとしてPanaracerのチューブレスリムテープが安価だった時にまとめ買いしておいたものを使いましょう。
このホイールを買った時の記事を貼りましたが、その内容を確認すると既に将来的に貼り直す可能性を考えて、安かったときにPanaracerのリムテープを2巻きも買っている自分が偉すぎる。
Mavicのチューブレス用のリムテープは二重に巻いてありました。経年劣化もあると思いますが、剥がそうとしてもリムテープが簡単に裂けてしまうほどもろくなっていました。これじゃニップルホールに穴が空くのも止むなしでしょう。このリムテープを完全に除去するのも一苦労でした。
強度的にMavicのチューブレス用リムテープは弱いので、数年おきに張り替える必要があるということです。やっぱりキシリウムのようなニップルホールがないリムの方が、チューブレスタイヤ用のホイールとして運用しやすいですね。

Panaracerのチューブレス用リムテープはStan’s NoTubesと同じような非常に丈夫な材質でして、作業性もStan’s NoTubesと同等です。当面はクリンチャータイヤで運用するつもりですが、またチューブレスに戻したくなった時の事を考えて、このチューブレス用のリムテープを二重に貼りました。
最後にバルブホールをカッターでくりぬいて、リムテープを指でしっかりとリムに押しつけて貼ります。この作業をするとき、ホイールはフレームに嵌めて自由に回転させられる状態にして貼ると作業しやすいです。

ホイールのリムテープを交換したので、これでチューブを入れても大穴が開くことはないでしょう。ケチなのでR-AIRのチューブ2本のパッチを貼って再利用します。
ちなみに上の写真では手持ちの大きめのパッチを2つにカットして貼ったのですが、これはNGです。やり直した写真がないので上の写真を使ってますが、これだとカットした所の融着が弱いので高圧の空気を入れるとそこから漏れます。
なので、このあと2本ともパッチを張り直して修理しなおしました(写真なし)。パッチなんて安いんだからケチらずに使いましょう。以前なら「チューブなんて安いんだから…」と似たようなことを言ったかもしれませんが、今はチューブは高いんです(泣)

今回履かせたクリンチャータイヤですが、今回、オークションで新品のIRCの「JETTY PLUS」という安いクリンチャータイヤを2本3800円(送料込)で購入しました。Amazonでも新品が1本が2300円で購入出来る安価なタイヤです。極めて普通のタイヤでして、何かあったらすぐにパンクしそうではありますが、同じIRCのチューブレスタイヤの1/3以下の価格が魅力です。
タイヤの皮むきとマキノ号のポジション合わせも兼ねて昼過ぎから45kmほど走ってきました。
ここ数年はロードバイクのタイヤといえば、ほぼチューブレスばかり使っていました。なのでクリンチャータイヤの作業のコツを思い出すのが一苦労です。タイヤやチューブの滑りをよくするパウダーとかも手持ちがあったので、思い出すように作業してました。この日はタイヤを4~5回リムに嵌めたので、手の平が真っ赤に腫れ上がってしまいました。
やり過ぎて手の平がボロボロになった時の記事がこれ。このとき嵌めたチューブレスタイヤを外して、今回予備に回しました。あと手持ちのチューブもこれで枯渇したので、パンク修理用として新品のチューブを1本調達しようとしたのですが、有名どころのチューブの値上がりっぷりに涙しました。
その後、タイヤの皮むきとマキノ号のポジション合わせをするために、昼過ぎから45kmほど走ってきました。その際に前述したタイヤパッチの張り方が不十分でして、再びパンクしました。手持ちのチューブに交換して「例のポンプ」でしっかりと空気を入れて修理する、という久しぶりの経験をしました。
チューブレスタイヤだとシーラントのお陰もあって滅多にパンクしないので、屋外でパンク修理したのは実に久しぶりでした。そろそろ携帯空気入れも電動にしようかな?と思いましたが、そもそもパンク修理する機会が非常に少ないため、しばらくはツール缶にいれた例のポンプで十分かな。
連休の序盤は東京で飲んだくれてきた
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