GWはカレンダー通りなので後半の4連休になって、やっとゴールデンウィークっぽい感じです。その初日である5/3(土)の18時から、宮城のセキスイハイム スーパーアリーナで11年ぶりの竹内まりやのライブが開催されます。自分は竹内まりやのライブを見に行くのは初めてです。
当日は時間の余裕がありましたので、朝練で2時間ほど自転車で走ってきたりロードスターの運転の練習なども朝のうちに済ませました。そして、ご飯を食べて身支度をし、10時すぎに新潟の家を出て仙台に向かいます。
アリーナ周辺の渋滞が予想されるのでマツダ2でお出かけ
会場の仙台 セキスイハイム スーパーアリーナは主要駅から遠いので、新潟からの参加だと車で現地に行くことになります。前売り駐車券が事前に販売されており、これを購入しておけば現地で車が駐められないという事はなさそう。ただし、駐車場の入退出に相当な渋滞が予想されます。まだMT車の運転に不慣れなので、ロードスターではなくAT車のマツダ2で出かけることにします。
GW中は高速道路の割引がありませんし、東北道などはGW渋滞が予想されます。なので、オール下道で宮城まで向かうことにします。山形まではかみのやまのコストコ行きと同じルートでして、そこから山形市、天童市と進んで国道48号で作並温泉を通るルートで仙台に向かいます。途中、渋滞らしい渋滞はなく、約230kmを5時間で走って仙台市入りしました。
途中、道の駅 天童温泉で休憩しようと寄ったのですが、駐車スペースに全く空きがありません。結局、車を駐めることが出来ずに立ち寄りを断念します。GW中の道の駅の多くは警備員を配置していて、行楽の車の誘導をしておりました。一人での利用ならば、素直に空いているコンビニ等で休憩した方が良いと思います。
セキスイハイム スーパーアリーナは仙台の中心街を通って、やや郊外に向かった所にあります。徐々に近づいてくると、サッカーのユニフォームを着た人が沢山歩いているのを見掛けます。どうも13時からJ2のベガルタ仙台の試合があったようで、スタジアムがアリーナの近くにあったのでした。
自分がアリーナまで数kmまで来た車で近づいた時、時刻は16時ぐらいでした。サッカーの試合は完全に終わっていたので、そのお客さんと竹内まりやのライブのお客さんが被ることはなさそう。しかし、アリーナの場内駐車場まで2kmぐらいのところで、左車線に車の渋滞列が出来ておりました。
入場まで45分の渋滞列
案内看板などはありませんでしたが、なんかこの列がアリーナの駐車場への待機列だろうな、というのは想像がつきました。自分は何とか渋滞の最後尾に並ぶことが出来ましたが、本当にこの列で合っているのか?という不安はありました(合ってました)。

この列が遅々として進みません。周囲の車や右側の車線を抜けていく車のナンバーを見ると、宮城以外の東北地方のナンバーが多いことから、おそらくは竹内まりやのライブを見に来たお客さんでしょう。写真の右側の車線は流れているのですが、左車線の渋滞列はなかなか先が見通せません。
この渋滞を抜けるのに45分ほどかかりまして、その大半が上り坂でした。もしロードスターで来ていたら坂道発進を何度も繰り返さなければならないことになったと思うので、AT車のマツダ2で来て正解でした。車間を開けると右車線から強引に入ってこようとする車が発生するので、出来るだけこまめに進んで車間を詰めないといけませんし。
ある程度の渋滞は覚悟していたのですが、想像よりもずーっと酷かったというのが本音。もしもまた、セキスイハイム スーパーアリーナを利用することがあれば仙台駅周辺にホテルを取って、そこからシャトルバスで現地入りすることにしたいです。
自分が渋滞列に並びはじめたのが16時過ぎでして、駐車場に駐められるまで1時間かかりました。アリーナ周辺の駐車場の連絡道路はイベント時に通り抜け出来ないようになっていて、全ての車を駐車場に誘導していました。駐車場の出入り口の誘導路が少ない様に見えて、退出時は更に大変な予感がします。

そんなわけでやっと駐車場に車を駐められたのですが、帰りの誘導路がどうなっているのか?の想像がつかない臨時エリアです。この影響もあって、ライブの前から退出時のことばかりが気になって良くありません。

駐車場からアリーナまでは徒歩で数分で到着するため、これは非常にありがたい近さです。ちなみに本日予約しているホテルはルートイン仙台泉インター店でして、交通が順調ならば会場から30分ほどで到着出来ます。問題はアリーナの敷地を車で出るまでに、どれだけの時間がかかるか?ということです。
セキスイハイム スーパーアリーナに入場
18時開演ですが、自分が会場入りしたのは17時を回っていました。物販は会場限定品などが売り切れてましたが、そのお陰で待たずに買い物が出来ました。

今回はパンフレット(4000円)だけを購入しまして、読み応えがある夫婦対談のインタビュー記事が掲載されています。しかし、コンサートパンフが4000円って流石に高いな。
ちなみにフォトスポットは長蛇の列が出来ていたので、撮影は諦めて入場に向かいます。既に入場は始まっていましたが、場外も場内もトイレ待ちはあまり無かったようです。入場ゲートの渋滞もありませんでした。

セキスイハイム スーパーアリーナのキャパは7000席ということなので、幕張メッセ、さいたまスーパーアリーナなどと比べたら小さい箱です。そのお陰でもありまして、入場は持ち物と身分証のダブルチェックでしたが、スムーズに入場出来ました。
ただし、一度入場したら出れませんし、中に物販ブースはありません。さらにライブの告知的なポスターや掲示みたいなものが一切なく、場内に入ったら撮影禁止ということもあって撮るものがありません。なるほど、場外のフォトスポットに長蛇の列が出来るわけだ。
souvenir2025 mariya takeuchi liveのセトリ
今回の竹内まりやのライブは、コロナ禍の影響で11年ぶりとのこと。11年前だと自分はあまりライブとかを見に行ってなかったころなので、竹内まりやのライブは初めての参加です。昨年の秋に発売されたCDの応募シリアルで抽選を申し込んで、無事に当選しました。
MCで「今回のツアーは50万人の申込があったので、皆さんは運がよいです」と竹内まりやさんが語っていました。かなりの倍率ですから、自分は武道館公演を避けて宮城公演で申込して当選したのは判断としては正しかったです。でも、行き帰りの交通の便を考えると武道館にすべきだったか?と当選後に悩んだのも事実です。
さて、ここからはライブの振り返りです。
セットリストは過去のメジャー曲が多めでして、最新アルバムからは「歌を贈ろう」と「All I Have To Do Is Dream」の2曲のみ。アップテンポな「Brighten up your day !」が演奏すると思ったのですが、予想が外れました。「象牙海岸」「五線紙」のようなRCA時代の懐かしい曲から、あとは定番のナンバーとMCを織り交ぜた2時間ちょっとのライブでした。
「プラスチック・ラヴ」では達郎が歌うパートも聴けましたし、「Forever Friends」「幸せのものさし」「人生の扉」などメジャー曲がズラリ。「元気を出して」はライブではあまり演奏しない、ということでしたが、今回は無事に聴けてよかった。個人的にこの曲は聴きたいぞ、というものの大半は聴くことができました。
今回の自分の座席ですが、アリーナ席ではなくスタンド席の中央より後ろのブロック、列は11列目なので真ん中よりは前でございました。良席ではないですが、双眼鏡があればステージの上の人の表情が分かるという感じ。バックバンドはいつもの山下達郎バンドでして、ステージ上で夫婦の仲のよい姿が見れて微笑ましかったです。
アンコールは「セプテンバー」「不思議なピーチパイ」をみんなで歌いましょう、というフィナーレでした。アンコールまではスタンドの観客は殆ど座ったままでしたが、最後の二曲は立ち上がってました。自分は膝の怪我からの病み上がりだったのですが、2時間以上座った状態が続いた後に立ち上がると痛いです。むしろ立ちっぱなしの方が楽だったかも?
竹内まりやももう70歳(達郎は72歳)でして、毎年ツアーをやっている達郎とは異なり、あまり精力的にツアーをする人ではありません。なので、ひょっとしたらこれが最後になってしまうかも?という思いで行ってきたのですが、見れて良かったと素直に思います。
達郎も直前にシュガー・ベイブのアルバムを活動50周年記念で発売していたので、MCで「22歳でデビューしたのに72歳になりました」とコメントで笑いを取っていました。このSONGS 50th Anniversary EditionのCDは自分も買いましたが、50年前の音源とは思えないぐらいに音質が良いです。
竹内まりやはシュガー・ベイブのアルバムの楽曲に衝撃を受けて、無料ライブの告知を「ぴあ」で見掛けて見に行ったそうです。「ボーカルの人、あんなにポップな曲を歌っているのに何か暗い人だね、という印象だったのですが、7年後にその人の奥さんになっているなんてね」みたいなコメントでした(笑)
他にもMCで急逝した中山美穂さんへの言及がありまして、彼女が木村拓哉と主演したドラマの主題歌の縁で親交があっただけに、突然のことで驚いたそうな。他にも興味深いMCがたくさん聴けましたし、やっぱりライブは良いですね(こればっかり)
しかし、帰りの渋滞が気になってライブに集中出来ない私
今回のライブは内容が良かったのに、なかなか没入できない私がいました。始まる前から駐車場からの退出がどれだけ混むのか?ばっかりが気になってました。今日は朝から詰め詰めの予定で動いていたので、疲れていたのでしょう。やはり怪我と加齢で、気力と体力が落ちているんだろうなぁ。
ライブが始まってからも、GW明けの仕事のことで不安になったり、不慣れなMT車のロードスターで遠出できるんかいな?とか、どうでもいい事が頭に浮かんできてしまいます。またセキスイハイム スーパーアリーナはステージの対面側の壁の音の反射が結構ありまして、それが遅れて左耳に入ってくるのに違和感がありました。左耳の後ろに手を添えて、反射音を遮断すると明らかに音がよくなります。
達郎はアリーナとか武道館は音が悪いので、絶対に本人のライブをやらないということを公言しています。竹内まりやさんの場合、あまりツアー本数をこなせないことからキャパの大きいアリーナ会場を選ぶので、どうしても音響は二の次になってしまいます。うーん、そんなわりとどうでもいいことばかりが気になってしまいました。座ったまま聴いているだけでは、どうにもライブに没入しにくいですネ。
またアンコールをしている最中に退出する人がチラホラいました。明らかに駐車場から早く脱出することを狙っての行動だと思います。他のライブでは、さすがにアンコールの楽曲前に退出する人を見たことがなかったので「この会場の駐車場の退出ってやっぱり酷いんだ」とビビってしまいました。
あまりに早く退出する人が多いことに動揺してしまい、アンコールのパフォーマンス中の楽曲に集中できません。流石にアンコールの楽曲は盛り上がったのですが、カーテンコールになったところで更に多くの人が退出していきます。まだ挨拶中なのに、こんなに退出する人が多いなんて!と二重にビックリ。
周りの退出する人のプレッシャーに負けて、自分もカーテンコール前に席を離れてしまいました。退出出口の前で立ち止まり、ステージ上の挨拶を見届けたらダッシュで会場から出ました。最後まで自席でゆっくりと見届けたかったのですが、せっかちな自分では限界でした。
やっぱり仙台公演は避けて、抽選が外れるのを覚悟で武道館にしとくべきだったかなぁ?とモヤモヤが止まりませんでした。
混雑なく会場を出てホテルにチェックイン
早めに退出したお陰で、駐車場からの脱出は非常にスムーズでした。案の定、自分が駐めた臨時駐車場の位置からどうやって退出路にたどり着くのか?が全く分かりません。幸い、まだ殆どの車が動いてなかったので、適当に空いているスペースを通って退出路に入れました。もうちょっと退出ルートを分かりやすく掲示しないと、一斉に臨時駐車場の車が動き出したら大混乱になるのでは?
アリーナを出たら、カーナビの誘導で予約したホテルまで移動します。仙台は市内でも結構なアップダウンがある土地柄でして、裏道のような暗い道を抜けてホテルに向かいます。AT車のマツダ2で来て大正解だった、と道中に何度も実感しました。
外食したりスーパーに寄ったりする気力も残ってなくて、ホテルの近くのセブンイレブンで晩ご飯と飲み物を買い込みます。あとはもうホテルでノンビリしたいです。とにかく疲れた~の一言でございます。

ルートイン仙台泉インター店に21時半にチェックインしました。21時ぐらいにホテルから電話が入っていたのですが、それには気がつきませんでした。チェックイン予定時間は22時だったのですが、念のための確認だったのかもしれません。
一ヶ月以上前から公式Webサイトから予約を入れてまして、アプリの500円引きのクーポンを使って1泊朝食付きで9200円でした。GWなので流石に通常よりは高いですが、朝食込みなので十分でしょう。都内以外でのホテル利用ですが、最近はルートインが定宿になりました。やはり大浴場と朝食の魅力には抗えません。
そういえば来週末も千葉でパソコン通信時代のお仲間とのオフ会があるので、こちらも定宿になっているルートイン野田を予約済みです。
コンビニ飯を部屋で食べて、大浴場に浸かって疲れを癒やし、ベッドで今日のライブのツアーパンフを読みながら寝落ちしていました。朝5時から活動していましたから、22時半が活動限界でした。
遠征中のF1観戦とチェックアウト
しかし、深夜1時に目が覚めます。ちょうどF1マイアミGPのスプリントレースの時間です。もってきたタブレットでDAZNアプリを起動し、スプリントレースをライブ観戦します。こんな細切れな睡眠では疲れは取れないかもしれませんが、角田の活躍するところは見逃したくありません。
しかし、スプリントレースはあまり動きもなく淡々と終わりまして、ゴール後に他の選手のペナルティで角田の順位が繰り上がりそうというところで観戦を止めて再び寝ます。数時間の朝5時にまた起きて、今度は本戦の予選を観戦します。予選の内容は角田裕毅ファンとしては不完全燃焼でしたが、Q3まで残ったことは及第点かな。
F1マイアミGPの予選を見終わってから、図書館で借りてきた本を読んで大浴場で朝風呂に浸かります。今日は山形のコストコで買い物をして帰るだけですので、コストコの開店時間から逆算して7時半にホテルを出ることにします。ホテルの朝食会場が6時半からでして、開始直後が一番混むとのこと。自分は時間をズラしまして、7時15分に朝食を食べに行きます。

仙台のルートインなので、ずんだ餅がデザートとして置いてありました。あとは他のルートインの朝食と同じような内容ですが、朝からしっかりとカロリー摂取しました。ちょっと食べ過ぎたのでお昼は抜く事にしましょう。朝食後、そのままチェックアウトして車で山形に向かいます。
GWの車の流れ
仙台から山形のかみのやま倉庫店までは下道で90kmです。高速を使うと楽ですが、急ぐ必要もないのでダラダラと2時間半ぐらい下道を運転してコストコへ向かいます。仙台の街中はアップダウンが非常に激しく、ロードバイク乗りが凄い坂を下ってくるのを見て大変そうだ、と素直に思いました。新潟の市街地はアップダウンが殆どありませんからね。
9時半にコストコかみのやま倉庫店に到着しまして、買い物をすませます。GWのコストコはやっぱり混んでいたので、ささっと必要なものだけをカートに入れて30分ほどで退出します。帰りにガソリンを満タンまで給油して、満タン法で燃費を計算したら23.5km/Lという非常によい数字をたたき出したマツダ2でざいました。レギュラーは164円でして、地元で入れるよりもリッター当たり5円も安かったです。
あとは慣れた130kmの道のりを走って、13時過ぎに新潟の自宅に到着。やはりGWだけあって、道の駅の周辺の渋滞、事故渋滞などに出くわしまして、運転も気を遣いました。車は必要な時だけ借りるのがコスパが良いとか都市部在住者を中心に持て囃されていますが、「わ」ナンバーの車の動きを実際に見ていると危なっかしくて、この考えには諸手を挙げて賛成は出来ないです。
さて、普段あまり行かない場所に遠征してアーティストのライブを見てくる、というのは非常に疲れますが、翌日になってみるとメンタル面でとてもリフレッシュ出来たと感じています。しかし、ライブの内容は良かったものの、セキスイハイム スーパーアリーナの駐車場の利用しにくさの印象が強く残ったのでした。
まぁ、これも経験といえば経験なのですが。