仕事用ノートPCの入替の検討中

  • 2024 年 6 月 30 日
  • 日記
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日曜日の新潟は曇り。大臀筋がガチガチなので、自転車トレーニングは休むことにしました。F1オーストリアGPのスプリントレースと予選を見ましたが、角田裕毅選手の調子の乱れは悪い方に傾いてますね。おまけに差別用語を使ったということで高額な罰金も科されています。こういう苦しい状況の中でも結果を出すメンタルの強さが角田にはあるので、決勝も楽しみにしてます。

仕事用のPCが更新時期です

現在、仕事で使っているPCはDELLのXPS13(9310)でして、2020年モデルを2021年に購入して使い続けてました。以下が発表当時のレビュー記事です。

モバイルノートとして完成度が高まった「XPS 13」。16:10の画面でA4用紙以下のポータビリティが魅力

写真だと汚く見えますが、殆ど自宅でしか使っていないので磨けば綺麗です。CPUは第11世代インテルCore i7-1165G7、メモリは16GBに512GB SSDとスペック的には現状でも十分に使えていますが、少々処理にもたつきを感じることが増えてきました。

お仕事用のPCは仕事先に接続するため、接続PC変更の申請、VPN接続のための証明書の再インストールの作業が必要となります。リモート接続でこれらの移行作業をするときにトラブルがあると、問題解決に非常に時間が取られます。なので少々不満に感じていても、そのまま使い続けていたのでした。

このノートPCを仕事用に買った頃は、出張して出先で作業することも多かったのですが、現在は殆ど家で据え置きで仕事してます。また3年間におけるPC環境や自分自身の好みの変化もありまして、そろそろリプレースする時期かな?と思っています。

DELLのノートに見切りをつける

XPS13はモバイルノートですが1.2kgというやや重めの重量、13インチに16:10とやや縦方向が長い液晶モニタが特徴です。キーボードの打ち心地が非常によく、本体がとにかく堅牢なんですよね。あと内蔵カメラが顔認証対応というのも地味にポイント高いです。2021年の9月に16万5000円という価格で購入してまして、現在の円安でPCが値上がりしているのに比べると非常に安かったです。

欠点としては、重いこと、電池が持たないことですが、導入後にフルリモート勤務になったことから持ち歩いたり、出先で電池で駆動することはなくなったので問題はありません。ただ13インチの液晶モニタで1920×1200という解像度は、老眼が進んできた自分には少々小さく感じるようになりました。あとはタッチパッドの隅の押し込み型のマウスボタンがちょっと使いにくいぐらいですが、外付けのトラックボールで利用しているので、あまり問題はありません。

このXPS13に不満はなかったですし、DELLのサポートは非常にレスポンスが早くて不満もないので次もDELLにしようと思っていました。ただ、DELLのPCは全般的に値上がり傾向であること、XPSシリーズで14インチ液晶サイズを選ぼうとすると、1.5kg近いモデルしか存在しないのが気になってます。最新のCore UltraのCPU搭載モデルがまだ少ないこともあって、現状の私の要求を満たす機種がないのです。現在のXPSシリーズはPlusシリーズのようなデザイン優先のモデルが中心となりまして、もっとオーソドックスなプロダクトが欲しい自分にとって、メーカーの方向性がズレてきているのです。

富士通のノートがよく出来ている

仕事用のPCはXPS13をずーっと使い続けていた2022年あたりに、色々とノートPCを試してみた記事を書いたことがあります。このときに買った富士通のLIFEBOOKがとても良かったんですよね。

富士通のPCって、FMV時代の過剰なプリインストールソフト、過度に初心者向けな構成だった時期がありまして、この頃の印象から敬遠しているマニアが多いんですよね。自分もそうでした。でも、実際に使ってみると現在のLIFEBOOKには昔ほどゴチャゴチャとプリインストールソフトは入ってないし、オーソドックスで軽量なのに電池は持つし、周辺機器ポートも一通り存在するのです。

2023年に第13世代のCore i7-1360Pを搭載したLIFEBOOK UHに買い替えました。この機種のPC Watchのレビュー記事がこちら。

使って分かった!世界最軽量14型モバイルノート「LIFEBOOK UH90/H1」の魅力

自分はカスタマイズモデルではなく、お買い得な価格で購入出来る一般流通モデルを選びました。これには自分には不要なMicrosoft Officeのプリインストールされていて価格を押し上げてますが、それでも直販でカスタマイズモデルを購入してOfficeを外した価格より安かったんですよね。あとカスタマイズモデルは黒しか選べませんが、一般流通モデルだとフロストグレーという色が選べます。

これが非常にオーソドックスながら、2023年のWindowsモバイルPCとしてはベストでは?というぐらいにバランスが取れています。1kgを切る軽さに14インチで1920×1200解像度の液晶は非常に見やすいですし、キーボードの配列に奇をてらったところがなくて使いやすいのです。タッチパッドも物理ボタンが分かれていまして、個人的には慣れると物理ボタンがある方が使いやすいです。

XPS13と重ねて置いて比較してみると、LIFEBOOK UHの方がサイズは一回り大きいですが、これはむしろXPS13の方が一回り小さいのです。その分、同じ解像度なのにXPS13は液晶モニタサイズが13インチしかなく、LIFEBOOK UHの14インチに慣れると小さく感じてしまいます。

並べて見るとLIFEBOOK UHはXPS13より一回り大きいですが、重量は明らかに軽いです。XPS13とLIFEBOOK UHを比較すると、キーボードもタッチバッドの面積は同じぐらい確保されています。キーボード配列では、XPS13はBSキーの上が指紋認証機能付きの電源キーなのに対して、LIFEBOOK UHはDELキーでして、こちらの方が使いやすいです。あとカーソルキーの配置が一番のポイントでして、ここを一段下げて配置してくれているノートPCのキーボードって、今は富士通ぐらいしか存在しないのではないでしょうか?

このLIFEBOOK UH、軽量なぶん華奢である、カメラが顔認証対応でない、スピーカーの音が貧弱という点はXPS13に劣ってます。特に堅牢性では、XPS13はちょっとやそっとの事で壊れそうにない安心感があります。実はLIFEBOOK UHの導入直後に破損事故があって、購入から2週間でサポートで修理してもらいました。

PCの液晶に保護フィルムは貼るべきではない

導入直後のLIFEBOOK UHの破損について語ります。XPS13の液晶面は分厚くて丈夫な印象でしたし、iPadなどのタブレットも液晶面は強化ガラスで非常に丈夫です。それに比較するとLIFEBOOK UHの液晶がすこし華奢な印象だったので、保護フィルムを貼ろうと社外品のフィルムを購入して貼ることにしました。この作業をしている時、保護フィルムに残った気泡を抜こうとして液晶面を指で押したりしていたら、液晶の内部が割れて画面の一部が映らなくなりました。

実はPCの液晶保護フィルムって、これまで導入したことはなかったのですが、こういう悲劇が待っているとは思いませんでした。割れたところを中心に画面の1/3ぐらいが映らなくなってしまい、まだ購入したばかりということもありまして落ち込みました。さっさと忘れるべく、すぐに修理に出して7万円の修理代金を払って元通りにしてもらいました。心の傷は現在は癒えてますが、もうPCの液晶画面に保護フィルムは貼らない!と決めたのでした。

実際、ノートPCはちゃんと閉じた状態で運搬すれば、よっぽどのことが無い限り運搬時の衝撃で壊れたりすることはありません。液晶面は想定外の扱いをすることがなければ、割れることはないのです。

以前の常識と思い込みで選択肢を狭くしないこと

この記事を書いた理由は、金曜日に以下のPCWatchのレビュー記事を見たからなのです。

ThinkPad一択だった人間が、買い替えでFMVになったワケ

この人も自分と同じく他メーカーからLIFEBOOK UHに買い替えて満足している、という内容です。ThinkPad、Let’sNote、VAIOなどのメジャーなPCは自分も一通り試してみたのですが、ThinkPadはこのレビューを書いた方が説明しているように、どんどんとこだわりと特徴が失われていっています。自分もThinkPad以外は考えられれないという時代がありましたが、脱トラックポイントでタッチパッドが普通に使えるようになったら、今のThinkPadを選ぶ理由がありません。

次にLet’sNote、VAIOは正直に高くなりすぎました。色々とこだわりが捨てられないのは分かりますが、価格競争力のあるメーカーのノートPCの倍以上の価格帯で手が出ません。どちらも大好きなノートPCのブランドでメインに使っていた時期もあります。VAIOは液晶のアスペクト比が古いままの状態が長かったですし、Let’sNoteは未だに狭い円形のタッチパッドにこだわっているのが自分はNGです。広い面積のタッチパッドで二本指スクロールや三本指ジェスチャーに慣れた自分には、Let’sNoteの円形の縁をなぞるスクロール、そして円形にするために狭い面積のタッチパッドが受け入れられません。

このレビューを書いた人のタイトルにFMVっていう文言が入ってますが、昔からのマニアにとってはFMVっていうキーワードはマイナスイメージが強いんです。なので自分もFMVとは言わずにLIFEBOOKと呼称していたのですが、ライターさん自身も、まさか(ブランドイメージの高い)ThinkPadから(マイナスイメージのある)FMVに買い替えるとは!という思いがあったのではないか?と推測します。

自分も正直、あの富士通のノートがこんなに良いとは!と、2022年にLIFEBOOK UHを買った時に素直に思いました。DELLやHP、Lenovoなどの外資系のノートPCは価格は驚くほど安いんですが、最近は日本市場をあからさまに軽視しています。英語キーボードのキーを入れる穴に、強引に日本語のキーを押し込んでいびつな配列になっているようなモデルが増えてきました。

それに比べると日本メーカーである富士通のノートPCは素直に出来が良いのです。富士通からCore Ultraモデルが発表されたら、すぐに手配して仕事用のノートもLIFEBOOKにしようと思っているのですが、現時点でもまだ発表はありません。早く発表されないとAsusのZenbookの14インチOLEDモデルに浮気しちゃうぞ!と思うのですが、あいにくZenbookはずーっと品切れ状態で、直販サイトからメールで入荷案内があっても、即売り切れてしまうという状態が続いています。

というワケで私は富士通の2024年のCore Ultra搭載モデルの発表をずーっと待ち続けてます!

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