PCのケースをLIAN LI A4-H2Oに交換

  • 2024 年 6 月 14 日
  • 日記
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今日は高強度のロードバイク朝練を1時間走ってきました。今週は好天が続いたので、平日に3日も朝練に行ったのは上出来でしょう。ダイエットのお陰もあって、体のキレもよくてしっかりと追い込めました。というワケで、今週もなんとか金曜日までたどり着きました。

最近はMini-ITXとSFX電源の小さなPCが好み

仕事はもっぱらノートPCばかりになりましたが、やはりパワフルなデスクトップPCの方が快適な作業というのもあります。PCは自分の好みで組みたいので、30年前のDOS/V機(懐かしいw)からずーっと自作を続けています。最近はマザーボードに色々な機能が搭載されるようになりまして、拡張カードはGPUぐらいしか挿す必要がありません。HDDやDVD等の回転ドライブの搭載の必要も薄くなりまして、ここ10年ぐらいは拡張性よりも小型化を優先して自作しています。

具体的な構成でいうと、Mini-ITXのマザーボード、通常の電源よりも小さなSFX電源、机の上に置いても邪魔にならないような小型のケースでPCを組んでいます。

上の写真は、昨年前半に組んだCore i5-13400とRTX 4070を組み合わせた小型PCです。PCケースはFractal DesignのEra ITXというMini-ITXケースです。このケース、見た目がスリムにもかかわらず240mmサイズのラジエーターが入ること、約300mmの大型のGPUが入るのが特徴です。しかし、1年ほど使ってみると、どうにも気に入らない欠点がありました。

Fractal DesignのEra ITXの気になる所

このEra ITXで気に入らなかった点は、エアフローがよくなくて冷えないことです。

写真を見れば分かると思いますが、空間的なゆとりはあるのです。自分はCorsair iCUE H100iという120mmファンを2個取り付ける簡易水冷クーラーを導入しました。この場合、240mmラジエーターは天井側に排気するように設置します。CPUの上に空間はあるので、普通に空冷のCPUファンを取り付けることが出来ます。

このケースが冷えない理由ですが、側面がメッシュになっていないため、吸気が底面からに限られることです。そして天井に排気するのが基本になるのですが、前面にも側面にもファンが付けられません。背面には8cmファンが取り付けられますが、静音的には口径の小さいファンはつけたくありません。

底面からの吸気はビデオカードのファンがその役割を果たします。しかし、電源の吸気ファンがマザーボード側を向く様に取り付けとなるため、電源ファンはビデオカードを冷却した温度の上がった空気しか吸い込めません。

このケースは側面からの吸気がなく、電源の吸気方向がイマイチなため、天井のファンがラジエータに当てる空気が、ビデオカードと電源ファンで暖まった空気になってしまします。それでもCPUは十分に冷えますが、効率は良くありませんよね。

このケースで気に入らない点がもう一つあります。せっかく、微妙な曲面で構成されているのにパネルのチリが合ってないのです。わりと高価なPCケースにも関わらず、チリのあってないパネルがとても目に付くのです。性能とは関係ありませんが、机の上に置くケースは見た目も大切です。

大型のGPUが搭載出来るところがウリの小型ケースなのに、サイバーパンク2077などの重いゲームをプレイしていると、すぐにPCがファンでうるさくなり、ケース全体も熱を持ちます。小さいケースだからある程度の熱は許容しますが、これまで使っていたN Case M1と比べても、このケースは熱が籠もりやすいのです。

サンドイッチ構造の小型ケースであるA4-H2Oに交換する

というワケで、小型で見た目がよくて、大型のGPUと240mm級のラジエーターが入るケースの情報収集を1週間ぐらいやりました。以前の自作PCにトレンドでは、作業性がよく冷却しやすい大型なケース、コストパフォーマンスがよいmicroATXのマザーボードを使って大型なPCを組むことが主流でした。今は水冷の普及、マザーボードの高機能化もあって、小型PCを組むという選択肢が増えてきてます。

色々と悩んだ結果、自分が選択したのは LIAN LI A4-H2Oというケースです。ちょっとお高いですが、これまでに使っていたケースよりも容積は小さく、見た目もスクエアで格好いいです。そして、これまでのケースよりも冷却しやすいだろう、というのが決め手でした。


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こうやって並べてみても、これまで使っていたケースよりも明らかに一回り小さいです。写真の関係で手前に置いたA4-H2Oの方が幅広に見えますが、実際の横幅は同じぐらいです。LIAN LIのケースはこれまでも2回ほど使った事がありますが、それなりの価格でありながら、アルミを多用した少し高級なケースを作るメーカーです。このメーカーの難点があるとすると、気がついたら廃盤になって入手不可になっているケースが多いことですね。

ファンも最高級のNoctuaにしてみよう

今回は中身を移植するだけなのですが、CPUクーラーのラジエータの冷却用ファンがうるさいのは明らかです。なので、PCファンも可能な限り良質な製品をセレクトしてみました。

最高級ファンの代名詞、オーストリアのNoctuaの12cmファンです。以前からこれ以上のファンはないと誉れ高きノクチュアですが、以前なら3000円台で購入出来たのです。しかし、現在は円安の影響で1個で4000円台に値上がりしています。普通のPCファンの2~3倍ぐらいの値段がしますが、その静音性には定評があります。

ファンの同梱物には、Y字の分岐、延長、最大回転数を下げるという役割の3種類のケーブルが含まれます。あと防振用のゴムが数種類が付属してきます。このファンの色使いがどうも苦手というユーザーは多いですが、一目でノクチュアのファンだと分かるシンボルとなっています。ヨーロッパのPCパーツメーカーってとても珍しいのですが、オーストリアの会社がこういうジャンルで覇権を握っているというのは驚きました。

今回はこれを2個買いました。上のCORSIRの簡易水冷ラジエーターに付いてきたファンと交換します。回転を最高まで回すと、ノクチュアのファンもそれなりに五月蠅いようですが、80%ぐらいの回転に止めるようにして使うと、非常に静かで風量もあるという触れ込みです。

元のケースから部品を外します

昨晩は晩ご飯を食べたあと、20時ぐらいからPCケースの組み替え作業を行いました。色々と四苦八苦しつつ22時半には終わったので、作業時間は2時間半ほどでした。

まず電源(COOLER MASTERのV SFX GOLD 850 ATX 3.0 白)を外して、ビデオカードを外します。使っているGPUはPalit GeForce RTX™ 4070 Dual というファンが2個しかないコンパクトなモデルです。Mini-ITXのケースだと、3連ファンが付いている長いサイズのGPUは入らないことがあるので、それが選定理由です。

元々使っていたEra ITXはスペック上は295mmの長さのカードが入ることになっていますが、実際にはカードを挿入する時の間口の関係で、長さ270mmのこのGPUでもギリギリ入る感じです。あまり厚みがあるGPUだと、ケースの底面と干渉して入らないのです。これ以前はRTX3070TiのGPUを使っていて、このPCケースに移し替えようとしたら、それが厚くて入らなかったんですよね。それが理由で、このPalitの4070に買い替えたという苦い思い出があります。ちなみに、この新しいPCケースはライザーケーブルを使って、GPUをマザーボードに直接挿さないようなレイアウトになっているので、もう少し空間に余裕はありそうです。

パーツを取り外しながら、壊さないように丁寧に清掃して、新しいケースに入れるための算段を練ります。こうやって考えたり試したりしているときが自作PCの醍醐味ですね。最近は電ドラボールのような電動ドライバーの登場で、自作PCで面倒だった大量のネジ回しがとても楽になりました。小型の電動ドライバーのお陰で、PC組み替えの作業は更に楽しくなりました。


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新しいケースに移して、動作確認

作業中の写真を全然撮影してなかったので、いきなり完成写真で申し訳ありません。LIAN LIのA4-H2Oにパーツの移植が終わりました。

マザーボード側の面です。小さいMini-ITXケースの宿命なのですが、電源ケーブルやラジエーターへの冷媒液のホースの取り回しが窮屈です。この辺をどう工夫するのか?と考えるのが、小さいPCを組む楽しみでもあります。

ちなみにマザーボードのCPUの上の水冷のヘッドの高さを見れば分かると思うのですが、このケースには55mm以上の高さのあるクーラーや水冷ヘッドは入りません。なので、空冷のCPUクーラーはほぼ入らないでしょう。ケースの名前にH2Oという型番が入っているとおり、水冷で使う事を前提としているケースなのです。

あと電源の吸気ファンが側面を向いてます。この面にケースのカバーを取り付けても、メッシュのパンチング穴が空いてますから、冷たい外気を電源が取り込みやすいはずです。前のケースは電源の空気の取込方向がケース内を向いていたんですよね。

ラジエータを設置した天井、マザーボードの裏側に逆さに設置されたGPUの面です。長さ270mmのGPUなので、このケースには余裕を持って組み込みで来ました。寸法的には322mmの長さまでのGPUが入るそうで、3連ファンのGPUでも何とか入りそうです。このライザーケーブルでビデオカードの設置場所を変えるという手法ですが、マザーボードに直接GPUを挿すよりも自由度が高いです。

GPUのファンもケース側面のメッシュ穴から外気を取り込みますので、通気性の悪い底面から取り込む旧ケースよりもエアフローは改善されそうです。電源ファン、GPUが外部からケース内に取り込んだ空気を、ラジエータの下面に設置されたノクチュアのファン2基が天井方向に排熱するというエアフローになります。

Mini-ITXケースはとにかく容積が小さいので、ケースファンを追加することでエアフローの改善が見込めません。なので、ケース自体がちゃんと廃熱のことを考えて設計されていないと、あとで改造するだけの余地がないのです。

効果はてきめんでした

無事に動作して異常がないことが確認出来ましたので、側面と上面にアルミのメッシュパネルと取り付けます。ベンチマークソフトなどでCPUやGPUに負荷をかけて、冷却状況や騒音を確認してみましょう。PCケースの置き場所は、これまでのPCケースと同じくデスクの片隅に置きます、なおビデオカード側の吸気を妨げないように、壁とPCの側面に隙間を作ります。

このPCにはHDDは取り付けておらず、M2のSSD2を2つで運用しています。メッシュの穴からCPUクーラーのヘッドのLEDが見えます。ビデオカードが壁側なので、温度でビデオカードの照明の色が変わる機能は見れなくなってしまいました。

結論からいうと、水冷ラジエーターのファン回転を80%の上限に設定して、CinebenchでCPUの負荷をかけつづけても70度ぐらいがキープ出来ています。ファンを100%運転にすると、CPU温度は66度ぐらいまで下がるのですが、一気にファンが五月蠅くなります。

サイバーパンク2077などGPUに負荷がかかるベンチを実行すると、電源のファン、GPUのファンも賑やかに回り出します。しかし、これまでのケースよりも外気が取り込みやすくなったこと、上面の排気能力が上がったこともあり、GPUの温度が上がらなくなりました。

流石にGPUとCPUをフルに使って、数時間ゲームをプレイしたらどうなるか?は気になりますが、ベンチマークでの確認でも、これまでのケースよりも確実に静かで冷えるようになりました。そして一番気に入っている点は、以前のケースよりも一回り小さいながら、スタイリッシュでシャープな見た目です。PC関係にお金を使ったのは久しぶりですが、A4-H2OとNoctuaの12cmファンはいい買い物でした。

自作PCはYouTubeのお陰で情報が得やすくなった

このケース選びの情報収集ですが、最近はYoutubeが便利です。実際の動画だと、具体的な形状や機能が分かりやすく、文章や写真のみの記事よりもPCケースなどでは参考になります。自作関係の情報ですが、以前は雑誌、そしてWebページの記事などで情報を集めていました。しかし、Youtubeの普及で自作PCの情報は格段に集めやすくなりましたね。

特に海外の方がアップされてる情報も参考になるのが動画のよいところです。文章の記事だと、言語が分からないと参考にならないのですが、動画なら言葉が分からなくても参考になります。あとYouTubeとは関係ないのですが、Noctuaのファンのマニュアルの英語を、スマホのカメラで移してリアルタイム翻訳させて読んでました。書いてある英語がリアルタイムで日本語に翻訳されるのは、素直に凄いです。なんだかんだで確実に便利になっていて、過去には戻りたくない、というのが実感出来る毎日です。

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