劇場版BLUE GIANTは観ないと後悔する

2月17日から上映開始になりましたBLUE GIANTの劇場版アニメーション。もちろん、すぐに見に行きましたよ、イオンシネマ新潟南へ!

BLUE GIANTの劇場版は原作漫画の仙台編をすっ飛ばして、東京に上京した宮本大が仲間達と出会い、JASSというジャズバンドを結成するところにフォーカスされています。

これはかなり大胆な切り取り方でして、仙台編に出てくるキャラも劇中には出てきますが、それでも違和感がないように上手に脚本が作られています。なので初見の人でもすんなりとお話に入っていけるでしょう。もちろんジャズをあんまり聴いたことが無い人が観ても大丈夫です。

公開されてすぐに見に行ったから、正直映画の出来がどうなのか?とか分かってなかったんですが、音楽配信サイトでは既にサウンドトラックは聴けたので一応聴いてから見に行ったんだけどね。

これは劇場で観てほしい作品!

見始めて2時間があっという間のことだった。ジャズのライブを体験するような圧倒的な迫力と熱狂がそこにはあった。ひょっとして劇場版のBLUE GIANTって大傑作で、何か凄く格好いいものを見たのでは?と自分でも何かよく分からないけど、とにかく感動した。

なので、最近はあまり映画のパンフレットとか買わなかったんだけど久しぶりに買った。このパンフレットがレコードジャケットと同じサイズで猛烈にお洒落なんですよ。もう買うしかない。サントラもサブスクで聴けるけど、家のオーディオでCDで聴きたくなり、すぐにサントラCDを買った。

ちょっとSNS等で検索すると絶賛の嵐。特に現役のミュージシャン達が絶賛しているのだ。岡田斗司夫は「(2023年2月)世界で上映中で一番カッコいい映画がこれです、ダサいけど」とコメントしている。そう、とにかく格好いい映画なんだ。

漫画の棚からBLUE GIANTを引っ張り出して(正確には電子書籍で購入してるのでKindleで引っ張り出して)、サントラを聞きながら漫画を読み返す。音がしないはずの漫画から音楽が聞こえてくると言わしめたBLUE GIANTだが、その音が実際に一流ミュージシャンが演じたものでイメージ通りに聞こえてくるのだ!

サントラCDを引っ張り出して、リビングのメインのオーディオで劇場に負けるな!という音量でボンボン鳴らしてみる。WE WILLでの玉田のドラムソロは自宅で聞いても鳥肌物だ。このサントラ、聞けば聞くほど良くなってくる。

ちなみにAmazon Music UnlimitedではDolby Atmos音源が配信されてます。2Fに設置してある5.1.2chのDolby Atmos対応のサラウンド環境があるので、それで聞くと臨場感が半端ない。空間オーディオの音源が今後増えてくれるとうれしいよね。

ブルベで知り合いになった自転車仲間の鶴田さんという人がいるのですが、この方が新聞記者で仙台でジャズ喫茶のことを取り上げて記事を書いていました。なので仙台出身の宮本大が活躍するBLUE GIANTについては紙面で熱く語ってくれて目頭が熱くなりました。

映画「BLUE GIANT」は「もうライブハウス」…ジャズ喫茶まで人気の余波 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

映画「BLUE GIANT」上原ひろみ・馬場智章・石若駿,音なき世界に音をつける<前編> : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

映画「BLUE GIANT」上原ひろみ・馬場智章・石若駿,音なき世界に音をつける<後編> : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

上原ひろみの楽曲は本当にイメージ通りでして、N.E.W.もWE WILLも格好いいし、FIRST NOTEなんて熱すぎて熱すぎて自転車で固定ローラーを回しているときに聞くと、限界まで心拍を追い込める。

サブスクのおかげで最近はジャズばっかり聞いている。スーパーやベーカリーなどの店内でBGMとして流れているジャズも気になってしかたない。上原ひろみ様&BLUE GIANTのサントラ万歳!

Dolby Atmos対応館でBLUE GIANTを観る

新潟ではT・ジョイ万代とイオンシネマ新潟南でBLUE GIANTを上映しているが、どちらもスクリーンと音響は普通なのである。これなら我が家のオーディオの方が音質は良い。それに音量が少し物足りないのだ。

こういう時は都内の映画館事情が羨ましくなる。川崎チネチッタのLIVE ZOUND、立川シネマシティの極上音響上映、TOHOシネマ池袋の爆音上映など、どこも行った事があるが音響にこだわったスクリーンは最高だ。

という訳で、ちょうど東京に上京していた3/18(土)にDolby Atmos対応館であるTOHOシネマ日比谷でBLUE GIANTを観てきたのです。一般でATOMS料金上乗せということで、2100円でした。

折しもシン・仮面ライダー上映開始後最初の週末ということもあって、それ目当てのお客さんが多数。でもBLUE GIANTもそれなりに人が入っていましたヨ。

ちなみに同じ上映回に自転車乗りで有名なふぃりっぷさんが来ていて、SNSでお互いにそれを知りました。なので上映後に挨拶して、BLUE GIANT最高でしたなぁと会話などしました。

涙が止まらない俺

2回目なのでお話の展開は完全に把握しています。原作と少しだけ違う箇所のサプライズももう知ってますから、驚きません。地方から出てきて東京で生活していた人間としての共感というか、自分の若い頃と重ね合わせてしまうんですよね。

でもね、観ていてシーン毎に涙が止まらないんですよ。大も雪折も玉田も一生懸命ジャズをやっている姿が、オジサンにはもう眩しくて見ていられないぐらいに青くて熱いんです。声優さんを使わずに俳優さんが3人を演じているのですが、これがもう違和感が全く無い。

音楽もひたすら練り込まれているし、それにDolby Atmos上映館の最新の音響と相まって、大がブワーっとサックスを演奏すると微妙な振動っていうか共鳴音も聞こえてくるんです。息遣いが聞こえてくるなんて当たり前です。音楽や効果音が降ってくるんです。

いやー、この作品は万人にお勧め出来る大傑作です。RRRやトップガン マーヴェリックも良い映画でしたが、自分にとって、ここまで熱くて泣ける映画ではありませんでした。

レコードも買っちゃった

 

勢いでターンテーブル持ってないのに、レコード盤のサントラも予約してしまいました(笑)

いいですか、この映画は体験型の映画ですので、家にホームシアターがあってデカイ音を出しても近所から文句がこない人以外は、劇場で観ないとダメです。

幸い、4月に入ってからも上映館がチラホラ増えています。自分も4月に2回ほど上京するので、音響のよいスクリーンでまた観てきます。自分が映画をここまでプッシュするのは滅多にありません。

さぁ、劇場で上映しているウチに絶対に見に行くのです!

 


 

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