iPhone11をeSIM+ガラケーSIMの二枚差しで使う

スマホをiPhone11に買い換えました

唐突ですが、9月に発売されたiPhone11を発売日に買いました。今回はAppleストアで256GBのメモリを搭載した機種を9万円強で購入です。Proにしなかったのは価格差がかなり大きかったのと、Proにしか搭載されない望遠レンズは無くてもいいかな?、と思ったからです。

おいおい、ちょっと前にOPPO R15 ProっていうAndroidの機種を褒めてなかったっけ?というツッコミをしておきましょう。

SIM2枚挿し+Felicaが使える唯一のスマホ OPPO R15Pro

Android機はどうもBluetooth実装がイマイチ

ええ、確かに紹介しておりました。お値段も安くて、ドコモのガラケー用のSIMとMVNOのデータ通信SIMの二枚差しが可能でFelicaが使える機種が、2019年ではこれしかなかったもんですから。

直近でOPPOからR15 Proの後継であるOPPO Renoっていう機種が10月に入ってから発表されまして、R15 Proとほぼ同じスペックなのにお値段が3万円台という強烈な安さです。OPPOのスマホは独自のColor OSっていうiOSに操作感が似たOSをAndroidの上に実装してまして、iOSを使い慣れた人にも違和感なく使えます。

ただ実際に使い込んでみると、OPPOの機種に限らずAndroid全般なのかもしれないですが、アプリへのPUSH通知とBluetoothの実装がイマイチだったりします。特にBluetoothの実装が不安定でして、Garminのスマートウォッチの連携でも音楽再生のコントロールは出来ないし、レンタカーのカーナビに音楽再生させるためのペアリングも出来ず、CokeONアプリでBluettoothでの通信がなかなか確立しなくてBluetoothを一度OFFにしたりして接続しておりました。

アプリのPUSH通知がなかなか受信出来ないという問題もあります。これについてはOPPOが実装している省電力アプリのフォンマネージャーが勝手にアプリをどんどんと終了させてしまうからではないか?と言われているのですが、これを解決する術がなかったのです。

PUSH通知に関しては以前、XperiaからiPhone7に変更した時に、iOSではPUSH通知がバンバン送られてくるので少々驚きました。Android機だけを使っていたら気がつかなかったかも?

この2つの弱点が気にならない人であればOPPO(というかAndroid端末)の端末は、高性能、高品質でSIMフリーなのにお値段もリーズナブルです。Bluetooth全般が駄目というわけではないですし、PUSH通知がイマイチ届かなくても困ることはないです。この辺を割り切れる人にはいい機種だと思いますよ(安いし)

しかし、自分は我慢出来なくなったので、乗り換え先を探していましてiPhone11に飛びついたわけです。

iPhone11でMVNOデータ網SIMとガラケー用SIMを使う

iPhoneは前のモデル(XS、XRなど)からeSIMという電子SIMの機能が搭載されました。これに物理的なSIMカードが1枚刺さるのです。香港などで販売されているiPhoneには物理的なSIMカードが2枚刺さるようになってましたが、これを入手するのは色々と面倒くさいし費用もかかります。

国内の主なキャリアは物理SIMでしか契約が組めないところばっかりだったのですが、なんとIIJ mioがeSIMで IIJ mio モバイルデータサービス eSIMプラン(ベータ版)というサービスを開始しました。これはドコモ系のデータ通信のMNVOサービスで月間6GBの通信を1580円で提供するものですが、国内初のeSIM対応サービスとなります。

これを使えば物理SIMカードにはドコモのXiのガラケー用のSIMカードを挿して、データ通信はIIJのサービスを使うということがiPhoneで出来るんじゃないか?と思いつきまして、早速試してみたくなり、気がついたらアップルストアでiPhone11を予約開始と同時にカートに突っ込んで決済してたというわけです。

設定が超ラクなeSIMサイコー!

IIJ mioは初めて使うサービスだったんですが、使っている人の話によるとドコモ系MVNOにありがちなデータ通信の遅さがあるそうな。自分は永らくOCNモバイルOneというドコモ系MVNOでも一番遅いんじゃないか?というサービスを使ってましたが、それでも我慢出来たので問題ないと判断。これは通勤が自転車通勤だからでして、電車に乗車している時間が長い人や駅に長時間滞在する人だと我慢出来ないかも?

その知人から招待コードを発行してもらって、iPhoneが届く前日にオンラインで申込みを済ませます。契約完了はあっと言う間にオンラインで完了し、メールで設定用のQRコードが表示されるサイトのリンクが送られてきました。

物理的なSIMがあるキャリアとの契約だと、物理SIMを事前に入手しておいて申込みをするか、申込みの後に物理SIMを受け取る必要があるので数日のリードタイムが必要となります。しかしeSIMは契約したら、すぐにスマホに設定することが可能です。

iPhone11の開梱の儀などについては他のサイトにお任せするとして、届いたiPhone11の電源を入れて使えるようにするまでの初期設定を済ませます。OSが起動したら、設定の中にあるモバイル通信の中にあるQRコード読み取りの設定を呼び出すとカメラが起動しますので、これでIIJ mioが送ってきたQRコードを読ませます。

APN設定とか細かい設定がパタパターっと自動で設定されまして、QRコードを読ませてから数十秒ほどでデータ通信出来る様になりました。いやー、これは早くて簡単です。物理SIMと違って、SIMカードトレイを抜くピンがないとか、海外に行った時に海外SIMを差し替えるために抜いた日本国内のSIMを紛失しちゃったという事故も起こりません。

このeSIM、海外ではどんどん普及が進んでいるようです。地域によってSIMを交換してキャリアを変更するということが当たり前に行われている現在、物理SIMによるトラブルは結構あります。今年の夏に開催されたフランスでのPari-brest-Pariに参加する人の間でもSIMの差し替えトラブルは沢山耳にしました。早くeSIMがスタンダードになって欲しいです。

ドコモのXi回線のSIMとの二枚差し

QRコードを読ませることであっと言う間にデータ通信が出来るようになったiPhone11ですが、物理的にSIMスロットにはドコモのSIMを挿します。これでiPhoneを再起動して、eSIMと物理SIMを設定し、主回線は音声通話のみのドコモ、データ通信はeSIMに設定したIIJ mioのモバイルデータプランとします。

設定済みの画面は以下のような感じ。データと主回線にそれぞれのキャリア名が表示されてますね。データのIIJの所にWi-Fiのマークが出ているのは、Wi-Fiに繋がっているとデータ通信はこっちを優先するよ、という意味なのでしょう。

特に問題なく二枚差しが出来ました。IIJ mioのモバイルデータプランは確かに混み合う電車などでは、同じドコモ系MVNOであるOCNモバイルOneと同様にかなり遅くなる感覚はあります。実はちょっと前にOPPOの端末にて、速い評判のUQ mobileのデータ通信契約を使ってみたのです。でも、自分の行動範囲ではあまり速さが実感出来ず、むしろ新潟の実家に戻ったときなど地方での電波の入り具合に問題がありました。

IIJ mioのeSIMでは今のところはデータ通信プランしか提供していません。IIJ側が想定しているのは、物理SIMにはキャリアの通話&データ通信契約のSIMと一緒に使って、通信状況が良い所ではeSIM側の契約を使ってキャリアの通信量を節約しようということのようです。確かにキャリアのデータ通信契約は高いので、そっちに高いお金を払って通信量を増やす契約をするよりIIJ mioのモバイルデータプラン(月額1580円)を追加した方がトータルでは安上がりかと思います。

二枚差しをするメリット

eSIMのメリットは多くの人は海外などに行ったときに、空いているeSIMに海外のキャリアの契約を入れることで、簡単かつ確実に旅行先での通信環境を手に入れる事が出来るという風に説明しています。私のように日本国内でeSIMも活用して使っている人は少数でしょう。

ちょいと事情を説明しますと、自分はカケホーダイライトプラン(ケータイ)を契約しておりまして、2019年の5月で新規加入は出来なくなりましたが、月の1200円で5分以内の会話であれば無料という音声通話のみの契約をしております。なお注意事項ですが、このSIMをドコモのガラケー以外に挿して利用すると「指定外デバイス利用料」というのが月額500円徴収されます。

自分は5分以上の通話は殆どしませんので、音声通話にかかる月額コストは1700円です。SPモード(300円)の契約もしていませんので、ドコモの契約ですがキャリアメールのアドレスも付与されません。SMSは音声通話の延長という扱いなのでちゃんと受信出来ます。




正直、音声通話の為だけに月額1700円も払うのであれば、MNVOの音声通話付きの通信プランにした方がトータルでは安いのでは?と思われる方もいるかと思います。自分もiPhone6SやiPhone7を白ロムで買ってきて、そこにSIMを挿している時にはOCNモバイルOneの音声通話付きのプランにしてました。

いろいろとあって、私が現在、音声通話のみドコモのキャリア契約をしているのは以下の理由からです。

1. MVNOも音声付きSIMになると期間縛りがあったりして乗り換えにくい

iPhoneもアップル買えばSIMフリーですし、OPPOの端末もSIMフリーでした。なのでドコモでもauでもソフトバンクの通信網も使えます。なのでライフスタイルと生活場所によってデータ通信の電波網や通信量を小まめに変更することが可能です。

ですが、これが音声付きSIMになると電話番号の移動でMNPの手続きがあったり、音声付きの契約は契約期間の縛りが存在するような契約を実施しているMVNO業者もあります。これでは気軽にデータ通信のキャリアを乗り換えることが出来ません。自分はOCNモバイルOne → UQ moible → IIJ mioと乗り換えたりしてますが、これは電話回線の契約が独立しているから簡単に契約を乗り換えることができるのです。

データ通信だけの契約だと解約も簡単です。MNPによる端末購入のインセンティブとか現在はどんどん失われているので、MNPで面倒くさい思いをするのは避けたいですからね。

2. 家族間での通話が無料

これは我が家だけの事情ですが、母親に昨年ガラケーを持たせました。通話しか使わないので私の音声通話プランと同じく、月額1200円で通話5分以内が無料のカケホーダイライトプラン(ケータイ)です。

私の音声通話の契約と母親の契約は家族として扱われますので、この契約間での通話はいくら話しても無料です。昨年、家を建て替えた時に色々と連絡を取る必要があったため、母親に携帯を持って貰いましたが、これが非常に重宝しています。

親の世代がキャリアメールは使わずに音声通話だけしか使わないというのであれば、月額1200円で携帯が持たせられるというのはありがたいです。むしろガラケーの方が年老いた母親が使うには丁度いいですし。昨年はまだこの契約コースが申し込めたのですが、今はもう同じコースは申し込めません。なので当面はこの契約はこのままにしようと思います。ケータイ代を払っているのは私なので安いのに越したことはないです。

3. ドコモのユーザーであることで受けられるサービス

音声通話で最低限の費用しか払ってないとはいえドコモの会員ですから、ドコモ向けのサービスが同様に受けられます。サービスとして大きいのがDAZN for docomoというスポーツのインターネット配信サービスが通常月額1750円の所、ドコモユーザーならば月額980円で視聴できます。

自分はサイクルロードレースとF1を見ますから、月額980円ならこれは非常にありがたいサービスです。BSでこれらを見ようとするとCSフジとJSportsと契約しなければならなくなるため、月額3000円ほど必要になりますからね。JSportsだとSuperGTやツールドフランスも見れますが、そこは価格差に目をつむって我慢。ストリーミング配信ならネット接続環境があれば、東京の家でも実家でも見れるのも大きいです。

僅かではありますが、dポイントなどの還元もありますし、ドコモのユーザーならドコモの白ロムで購入した端末の修理もお願い出来ます。こういうメリットなどをトータルで考えるとドコモのユーザーであるメリットはそれなりにあるわけです。

で、iPhone11はどうなのよ?

ちょっと二枚差しについて熱く語ってしまいましたが、ご覧の通り、普段野待ち受け画面では2つのキャリア名と電波状況が上限分割されて表示されてます。IIJ mioのモバイルデータプランはドコモ系なので、アンテナはどっちも同じような動きをするわけですけどね。

あっさりと通信設定が終わったので、Androidで使っていたアプリを同じように設定します。自分はiOSもAndroidも行ったり来たりなので、主要な課金アプリはどっちも購入済みなんですよね。HF PlayerとかATOKとか。

モバイルSuicaもAndroidから移行します。iOS→Androidの機種変更では、モバイルSuicaのアプリで機種変更の手続きをしても、翌朝のバッチ処理を待ってからでないとiOSアプリにSUICAの情報が移行できない…というのが過去にありましたが、今回は特に待つこともなく機種変更できたような記憶が…いや、一晩おいてから手続きしたんだっけな?

Garminのスマートウォッチとペアリングをしましたが、スマートウォッチにアプリのPUSH通知がモリモリと送られてきます。特に電話の着信がちゃんと通知されるのがありがたいです。殆どマナーモードにして居る関係で、スマートウォッチ側に通知がないと電話が来たことに気がつかないんですよね。GarminのEdgeシリーズとのペアリングも530で苦戦しましたが、どうもiOS13側の問題だったようです。

そんな訳で今のところiOS11の大きな不満点はありません。OPPO R15 Proと比較しての不満は「値段が高い」ということぐらいです。

音楽再生環境について

ヘッドフォン端子がないのですが、Bluetoothのヘッドフォンの音はイマイチなので、落ち着いて音楽を聴くときにはOPPOのHA-2というポータブルアンプを引っ張り出してきて使ってます。

OPPO HA-2でポータブルオーディオの沼に浸かる

OPPO R15 Proはヘッドフォン端子があって、アナログ回路の出来が意外と良かったので直接ヘッドフォン端子にヘッドフォンを挿して音楽を聴いていましたが、iPhoneはヘッドフォン端子がありませんから、変換ケーブルを使うか、Bluetooth接続のヘッドフォンを使うか、こういうデジタル出力をDAC変換出来るポータブルアンプを使うしかありません。

久しぶりにHA-2 SEを取り出して音楽を聴いてみたわけですが、いやー、やっぱり餅は餅屋というか、再生クオリティがワンランク違います。もっとも接触不良によわいので、この状態でポケットに入れて歩いて視聴すると音が途切れがちになるので実用的ではありません。あくまでも落ち着いた環境で音楽鑑賞をするときには最高ということで。

超広角レンズと夜景撮影が最高すぎる

iPhone11で期待していたのは、換算で13mm相当といわれる超広角レンズと夜景など暗いところでの高感度撮影です。どちらもCPUパワーを活かした高度なソフトウェア処理で補正しているとは思いますが、まぁ、その撮影結果がスマホとは思えないレベルでちょっと感動してます。

そんな訳でiPhone11で撮影した写真を何枚か載せておきます。

これは超広角レンズでの撮影結果です。橋の上から撮影したのですが、移したいところを全てスッポリと納めるように撮影出来ました。

こちらは標準レンズ(換算26mm)のデジタルズームで撮影した物。iPhone11はProだと望遠レンズも追加になりますが、自分は望遠はデジタルズームで十分、と割り切ってます。

夜景の撮影例。夕方の東京駅の日本橋口です。かなり照明があるので苦も無く撮影出来ました。

青海から隅田川を渡る橋の上から撮影(勝どき周辺)したものです。かなり暗いのですが、雲がしっかりと映ってます。

今のところ不満らしい不満ゼロ

電池は持ちますし、アクセサリも沢山発売されていますし、色々な動作のカッチリ感、不具合は多いものの利用者が多いことから早期に修正されるなど、まだまだiOSはAndroidに比べてメリットが大きいな、ということを再認識させてくれたiPhone11。弱点を強いてあげれば価格の高さですが、iPhone11の無印は昨年モデルに比べて割安感があります。高いとはいえ、リセールバリューも抜群なのがiPhoneなので大事に使いましょうね。

次回はiPhone11を自転車に取りつけるためのケースやマウントについての話を予定しています。

 



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