最近、自転車のハンドルの上にスマホが欠かせません。音楽をかける時にジャージの背中のポケットにスマホを入れてしまうと、Bluetoothの電波がハンドルの上のスピーカーに届かない場合があるからです。
で、最近のスマホの大画面を活かして、ブルベ中もキューシートをGoogleスプレッドシートのアプリで表示して走るという電子キューシートを実戦しているからです。GPSで地図を表示していれば、キューシートを凝視する必要は無いので、必要な時だけキューシートを見ることが出来れば十分ですからね
トピークのiPhone用スマホマウント
これまではiPhone7とこの前紹介したOPPO R15Proを2台持ちしてました。iPhoneにはデータ通信のSIMだけ挿していて、これを上のトピークのスマホマウントでステムの上にiPhoneを取りつけていました。
このトピークのマウント、固定力がかなりしっかりしていてよく出来ています。スマホカバーもかなり軽量で、普段からこのカバーをiPhoneに取りつけて使っていても気になりません。ただ、このマウントはiPhone以外のカバーが販売されてないのと、カバーが堅くて簡単にスマホをカバーから脱着するのができないのが難点ですね。
あと固定力が強力すぎてマウントからケースの脱着が少し大変。これまでは2台持ちしていたので、自転車でコンビニに寄ったときはiPhoneは自転車に取りつけたままで、背中のポケットに入れておいたR15proを使って支払いをしてました。なので取り外す必要は無かったのです。
流石にやや古いiPhone7と最新機種であるOPPO R15proの性能差はかなりありまして、最近はR15proの方ばかりを使ってます。なので、できれば1台にまとめたいな…と思うようになりました。となるとR15Proを自転車に取り付けしなければなりません。更にコンビニ停車時にサッと簡単にハンドルの上から外して、店内での決済で使った後にまた簡単に取りつけられる必要があります。
で、この要件を満たしてくれそうなのが、前から気になっていたQUAD LOCKのスマホマウントでございます。
QUAD LOCKのスマホマウント
SNSで使っている方の意見を少し聴いてみましたが、QUAD LOCKのスマホマウントは取り外しが楽で固定力にも問題はなさそうです。しかも強力な両面テープでマウントをスマホケース等に貼り付けることで、全てのスマホを取りつける事が出来そうです。ネットでの検索結果でもなかなか評判が良いこともあり、早速買ってみました。
自分が買ったのはUniversal Fit V2というキットで、ステムやハンドルの上に取りつけるアダプタとスマホケースの裏に貼り付けるマウントが入っています。
ちなみにiPhoneとGaraxyを使っている人ならば、マウント付きのケースが販売されています。自分のように対応でないスマホでQUAD LOCKを使うには、このキットでスマホの保護カバーにQUAD LOCKのマウントをガッチリ貼り付けます。
部品を取り出してみましょう。マウントを取りつけるアダプタと、それをハンドルやステムに固定するための大小のOリングと2本のタイラップ。そして強力な両面テープが貼られたマウントと貼り付ける時に脱脂するためのアルコールシートが付属します。
アルコールシートで携帯カバーの裏を綺麗に拭いて、マウントをべったりと貼り付けます。貼り付ける前にアダプタをハンドルかステムに取りつけて、取り付け位置に問題がないかどうか?を確認してから貼りましょうね。
ベマウントを貼り付けたスマホケースの図。マウントの最も厚い部分で5mmほどと薄いこと、周囲がなだらかなこともありまして、自転車に乗らない時にもこのマウントを貼り付けたケースを使っていてもあまり気にはならなそう。
自分の場合、普段は別のケースにスマホを入れて使って、自転車にマウントするときだけ上のケースにスマホをセットして自転車に取りつける事にしました。ちなみにこのマウントを貼り付けた部分にFelicaチップが入っているのですが、このくらいの厚さであれば問題なく反応するとこのと(自分はまだ未テスト)。
もっとも最近、スマホで決済するときはPayPayがメインになってまして、SUICAは電車にたまに乗るときぐらいにしか使ってません。QR決済はアプリさえ入れればどんなスマホ機種でも使えるのがいいですね。
ちょっと脱線しましたが、自分はアダプタはステムの上に付けることにしました。ステムの上だとスマホの上下方向の位置をアダプタの取り付け位置で簡単に調整できるのがいいです。
GPS2台+スピーカー+ライト2台+スマホ
ハンドル回りのレイアウトを変えてみましょう。2018年からブルベ走行時にはEdge2台体制です。上の写真の黄色いカバーのヤツが最近買ったばかりのEdge530ですが、1030で地図を表示し530をサブに使うという体制です。530はちょっと触った限りではかなり良い機種でして、日本語地図入りで値段差も海外通販と大差ないので日本語版をオススメします。こちらのレポートはもう少し使い込んでから書きますね。
ライト2台はVolt1700とこれまた発売されたばかりのGVolt70を吊り下げて使います。本当はVolt1700は吊り下げで使いたくはないのですが、スピーカーを吊り下げて使うことは出来ないので、こういう配置になっちゃいますね。
アダプタはステムの上に設置しました。アダプタ自体に高さがないと、スマホを脱着時にその他の機器が干渉して取り付け出来ません。Edgeなどは90度回転させてマウントにねじ込みますが、QUAD LOCKは45度捻ってマウントとアダプタをかみ合わせたら、スマホを正位置に捻るとアダプタの青いロック部品がカチンとスマホをロックしてくれます。
R15proは6インチを超える大型スクリーンをもつスマホですが、丁度ステムの上に収まりました。マウントを両面テープでしっかりと貼り付けてあれば、振動でスマホが吹っ飛んでいったりということもなさそう。マウントの面積がかなりあるので、これだけ広い接着面で両面テープで貼り付ければ、経験上、すっ飛んでいって困るということはないでしょう。
トピークのマウントと違ってスマホのあおり方向の向きは調整できませんが、ステムと並行に設置できれば不満はありません。指を裏に回せば指紋による画面ロック解除も可能です。
取り外しはアダプタの青いロック部品を少し下に押し下げてロックを外して、45度スマホを捻るだけでスコンと外れます。トピークのマウントに比べると圧倒的に取り外ししやすいです。これならコンビニ停車時に毎回スマホを脱着してもストレスはなさそう。
という訳でQUAD LOCKを全面的に採用することにました。新潟に置いてあるCervelo C5にもこのマウントを取りつけたいので、同じものをもう一個注文しました。アダプタ部品だけ買えばいいのですが、アダプタとマウントを別々に買うよりもセットの方が安いので、アダプタだけをもう一台の自転車に取りつけてマウントは予備として手元に残すことにしました。
このQUAD LOCK、色々な部品が出ていて発展性、汎用性も悪くありません。ハンドルの前にスマホを取りつけるアウトフロントアダプタ、オートバイなどのハンドル回りに固定するためのアダプタなんかもあったりします。車にスマホを取りつけるためのアダプタなんかもあって、レンタカーとかでスマホでナビさせるにはよさそう。それも買うぜ!と探してみたら、残念ながらメーカー欠品中でした。
という訳でとりあえずファーストインプレッションは良好。この後、使い込んでみて問題があったら追記しますw