自転車用Bluetoothスピーカー 52Speakerと新たに見つけたキューブスピーカー

もう購入してからかなり経過するのですが、ようやく普通にAmazonや自転車通販サイトで買えるようになったのでレビューします。

自転車乗りのとって理想的なBluetoothスピーカーとは?

過去記事を引用してBluetoothについて語りたいと思います。

BluetoothスピーカーをGarmin Edgeのマウントに取りつける

過去記事の時期の紹介になりますが、これまでANKERのポケットサイズの裏にEdge用マウントの爪を取りつけて、ハンドルの上にマウントして使ってました。このスピーカー、防水ではありませんが極小サイズながら電池も8時間ほど持つし、音量も十分で不足を感じたことはありません。現在は廃盤で入手出来ないのが残念です。

次に小型のリモコンを脇に貼り付けるという記事を紹介しています。

Bluetoothスピーカーとリモコン

自転車で使うには手元を見ないで再生停止や音量調整、曲送りが出来るのが理想です。信号待ちで止まる時や周りに人が居るときに音量を下げたり、好きな曲を繰り返し聞いたりするのにスマホの画面を操作することは出来ませんからリモコンは必須です。

何種類かリモコンを試しましたが、操作しやすく手探りで押せるというのは重要でして、この記事ではANKERのスピーカーの脇にカシムラのリモコンを貼り付けて使ってました。真四角のスピーカーというのはこういう点でもカスタマイズしやすくて便利なのです。

Garmin Edgeマウントにキューシートホルダーやアクションカムを取りつけよう

ちなみにこの記事で紹介しているように、Garmin Edgeのマウントの爪を取りつけるには現在はAliExpressなどを探すと強力な両面テープで貼り付けるものが数百円で入手出来ます。現在、よく売っている小型のBluetoothスピーカーは円筒型の物が多く底がスイッチになっているため、このEdgeマウントを取りつけが出来ないモデルばかりなのです。

これまで色々と試して使ってみた感想から言うと、

  • 小型でEdgeマウントの爪を取りつけやすい
  • 給電しながら使える
  • 十分な音量がある
  • 手探りで押せるBluetoothリモコン
  • できれば防水

というのが、私が自転車用のスピーカーとして要求している仕様です。

52Speakerっていう理想の自転車用スピーカー

ANKERのキューブスピーカーは防水でないことを除けばBTリモコンも貼り付けやすくて理想的だったんですが、防水でない事だけが不満でした。雨が降るとコンビニのビニール袋を被せて使ってたました。

そこで前述した理想の自転車スピーカーとして、リモコンも内蔵の凄いスピーカーがKickstartに2018年に登場しました。

Kickstartは製品前に出資を集めて、製品化の資金とするクラウドファンディングの有名サイトですが、自転車用のパーツの先行量産でよく寄付を募っています。

最初からGarmin Edgeマウントの爪がついており、BTリモコンも内蔵で防水仕様。形もスタイリッシュ&小型であり、これは自転車用スピーカーの理想かも?ということで一目で気に入りました。なので、2018年の4月にRewardとして2台のスピーカを入手出来るコース($108)に出資しました。

実際の出荷は予定よりも数ヶ月遅れて、2018年の11月に先行量産品を2個が送られてきました。色は白と黒をオーダーしたのですが、黒はまだ未開封なので白モデルを紹介します。

52 Speaker(Kickstart品)の使い勝手

Kickstartの先行量産品ですが、AppleのiPhoneのような綺麗な化粧箱に入って納品されました。多分、現在、普通に販売されている製品と同じ箱でしょう。本体とUSBケーブル、脱落防止用のストラップ、GarminマウントとOリング2本が同梱されていて、買ってきてすぐハンドルにマウント出来る様になっています。

ANKERのキューブスピーカー(廃盤)と大きさを比較してみましょう。大体、Edge1030、キャットアイのVolt1700などと同じぐらいのサイズです。

ちなみにBluetoothでジャージの背中のポケットからハンドルの上に電波で音楽を飛ばすのは少々厳しくて、町中などを走ると音が途切れます。スマホはフロントバッグやステムバッグに入れるかハンドルの上など、スピーカーの近くにマウントするのが理想です。

本体ですが、裏側のMicroUSBのポートがありゴムの防水蓋があります。つまりケーブルを繋いで給電しながら使うと防水ではないことになるので注意ですね。

手前に見えるスイッチですが、上のスライドスイッチがFMラジオ、音質の切り替えになっており、下のボタンが電源ボタンです。長押しで電源が入りますが、起動すると「Power On」と本体がしゃべります。この電源ボタン、ちょっとした事で押してしまうことが多く、輸送中に電源が入っていたということがあります。こっちもスライドスイッチが理想だと思います。

スライドスイッチのFMラジオと音質の切り替えですが、音質はACTとNORという記載があり、ACTの方が屋外で使うためのモードです。ACTにするとやや音が大きく聞き取りやすくなります。NORは室内で使う時ということで、おとなしい音質になります。

前面に一時停止、再生ボタンを兼ねたボリュームダイアルと曲送りのボタンが左右にあります。スマホをペアリングするとボリュームダイヤルを回して音量の調整、ボリュームダイヤルを押し込むと一時停止、再生の切り替えが出来ます。こちらの操作性は非常に良いです。左右の曲送りのボタンは少々固くて、しっかり押し込まないと認識されないことがあります。

動作インジケータがLEDがあって、ペアリング中は点滅、動作中は電池の残量に応じて色が変わって点灯します。ちなみにFMラジオモードにすると、曲送りボタンで周波数を替えられます。長押しすることで電波を受信するまでチューニングしてくれます。

FMラジオ機能については最初は要らないかな?と思ったんですが、実際に使ってみると手持ちの曲に飽きたり、ニュースを聞きたい場合に便利で重宝しています。電波受信感度もそんなに悪くありません。決してオマケじゃなくて、ちゃんと使える機能ですね。

本体そのものの質感は非常によく、結構ヘビーに使ってますが故障もありません。実売8000円台ですが、作りが丁寧なこともあり納得の品質でしょう。音質はあまり低音は出ずにすっきりとした感じで自分は好みです。

結論から言うとかなりよく出来ていて常用してます。ただ、自分が入手したKickstart品は最大音量が小さく、交通量が多くて車がうるさい幹線道路などでは最大ボリュームにしても音楽が聞こえないのが不満です。もうちょっと音量が上げられたら自転車スピーカーの決定版として万人に推薦出来るので、これだけが不満です。




家の中で音量を上げてみると、かなり大きな音量まで上げられると感じるスピーカーでも、屋外の車の交通量の多いに持って行くと音量不足というのはよくあります。それだけ路上はうるさいということですね。あと屋外で使うと強風の日なども音量不足を感じる事があります。なお、車がいない道で使うには十分な音量です。

製品版では最大音量にすると音が割れるという購入者のレビューがありますが、自分が持っているKickstart品では最大音量にしても音は割れません。ひょっとしたら製品版は最大ボリュームについては改善されているかも知れません。ただ、予備の1台を持っている身としては、製品版を購入して試す勇気がありません。一度、製品版を持っている人が居たら音量比較してみたいです。

※2019/8/7追記 製品版を知り合いが購入しましたが、最大音量の小ささはKickstart版と同じみたいです

音量だけが不満ですが、あとはほぼ理想とも言える52 Speakerでございました。もうちょっと音量上げられたらな~といつも思いつつも常用しています。製品版を買った人の音量に対しての感想を聞いてみたいところですね。改善されているようであれば、製品版を買い足してもよいかも?と思ってます。

ANKERのキューブスピーカーの代替品

ANKERのキューブスピーカーは2000円台で購入出来て、しかも音量の不満もなく最高の自転車用BTスピーカーなのですが、繰り返し述べているように現在は廃盤です。

自分は2個持っていて交互に使っていたのですが、その1個を今年1月の落車で壊してしまいました。残るもう一個も電池がかなり弱くなってきて、すぐにバッテリーが切れるので常時給電して使っています。

かつては四角い形のBluetoothスピーカーは沢山あったのですが、現在、小型のものはスピーカーの形にあわせた丸形が主流。ハンドルの上に取りつけたい自分としては、丸形はGarmin Edgeマウントの爪が取りつけられないし、BTリモコンも貼り付けられないのがNGです。

そんな中、唯一残っている四角いスピーカーが上の写真のMARSHAL MAL-FWTVBS02BK というスピーカーです。あまり聞いたことのないメーカーですが、ANKERの廃盤製品とほぼ同じサイズ感でリモコン機能付きで1980円という安さが魅力です。ただし、流石に防水ではありません。

今年の4月末に購入して、早速試してみました。なお製品としては昔からよく見かける古い物なので、今後安定供給されるか微妙なのです。試してみてANKERのものと同等な製品なら予備を買いだめしようか?と思いましたが、結果から言うと予備を買うほどではありませんでした。ただ52 Speakerは高いよ、と言う人には十分お勧めできるかと。

MAL-FWTVBS02BKの使用感

このスピーカーの弱点はスピーカー面の底がスイッチになっている事です。なので、Edgeマウントの爪を底に取りつけることが出来ません。Edgeマウントの爪を両面テープで側面に貼り付けて、ハンドル側に取りつけるEdgeマウント受けを通常ならハンドルの上面に設置するわけですが、これをハンドル側面にマウント面が来るように固定して、ハンドルの側面(前か後ろ)にスピーカーを取りつけることになります。

現在入手出来る円形型のBTスピーカーの殆どが、スピーカー面の底が電源スイッチになっている製品ばかりでして、円柱型だと側面にEdgeマウントの爪を貼り付けることができません。メーカーも自転車のハンドル回りに取り付けることは想定していないと思いますが、爪を貼り付けられる面が確保されているか? というのは私にとっては重要なのです。

なお、ストラップ等でスピーカーを吊り下げる運用をしている人もいると思いますが、自分はブラブラとぶら下がっているのはちょっと邪魔な印象を受けて試したことがありません。スピーカー面が一定の向きにならないのも気になりますし。

このスピーカー、底面が電源のON/OFFスイッチ、そして側面にBTリモコンとして使えるボタンが3つあります。通常、ボタンは5つ必要なのですが、+と-の2つのボタンが、長押しすることで機能が異なるのです。真ん中のボタンは一時停止&再生ですね。

この+とーのボタン、長押しが音量の調整で、短く押したときが曲送りなのです。使い勝手でいうと音量調整を頻繁に行うので、長押しと短押しで割り当てられている機能が逆ならリモコンとして理想的なのに大変残念な設計です。用途によってはこっちのキーアサインの方が便利なのかな?と考えましたけど、自分には思いつきませんね。

という訳でこちらのリモコン機能は使わず、ANKERで使っていたカシムラの外付けのリモコンを貼り付けて使ってます。このカシムラのBTリモコンは手探りで操作でき、一番操作する音量調整ボタンが大きいのが気に入ってます。裏面が平面なので両面テープでペタンとスピーカーの脇に貼り付けてます。

印字が剥げてしまうぐらい使ってますが、故障もなく安定していますので、キューブ型のBTスピーカーの友として今後も安定供給を期待ですね。

音量ですが、こちらの製品は52 Speakerよりは音量は上げられますが、ANKERの廃盤の物ほどは上げられません。音質がややドンシャリ傾向で低音が強いです。自分は好みではありませんが、こういう音質が好きな人もいるとは思います。もうちょっと音量を上げられたらよかったのですが、52 SpeakerのKickstart品よりはマシなので、人によってはこれで満足出来るでしょう。

不満なのは電池が減ってきた時の挙動がイマイチで、再生を勝手に中断してしまいます。ANKERのものは「low battery」とたまーに通知してくる程度で、電池がなくなるギリギリまで動作し続けてくれますが、こいつはすぐに再生をストップしてしまいます。再生再開すると普通に演奏できるので、電池がなくなるギリギリまで動作して欲しいですね。

あと底面にスピーカー駆動のためのマグネットの磁力を感じます。かなり強力な磁力があり、鉄などに逆さに付けても本体は脱落しません(流石に自転車走行の振動では脱落するでしょうが)。この磁力がハンドル回りの電子機器に悪影響与えないかな?という不安もあります。

そんな訳で自分はこのスピーカーは手放しで絶賛できるほどではなかったので予備は買いませんでした。ただ、最初に試すスピーカーしては十分にありかな?とは思うので、今日は市街地が多いぞというときはこちらを持ち出してます。

自転車で音楽を聴く是非について

自分は数年前から自転車で長距離を走るときにスピーカーは欠かせない装備なっています。ただ、聞きたくもない音楽を聴かされるのも辛いだろうということもあって、知らない人が周囲に来たり、信号で停止するときには自分しか聞こえないぐらいの音量に下げたり、再生を止めます。あとコンビニで駐輪する場合なども絶対に再生は止めます。

静けさが好きという自転車乗りが居ることも理解してますし、知り合いでない人の後ろについた時に、大音量で音楽を掛けるのはもってのほかと思ってます。最近は知り合いじゃない自転車乗りとは一緒に走らないように距離を置いたり、近くに自転車乗りがいたらボリュームを下げたりしてますね。ただし、風よけとして後ろに付いてくる人にはあまり気は遣いませんがw

骨伝導のスピーカーや首に掛けるスピーカーなども発売されてきて、自転車走行中に音楽を再生したいというニーズは高まっているのだと思いますが、なかなか決定版という製品がありません。ただ、必要に応じてすぐに音量を下げたり、再生を止めたりできる機能があることは必須だと思います。

私はまだ一度も音楽再生していることについて、まわりの自転車乗りと揉めたりしたことはありませんが、今後、そういうのが嫌いな人と揉める事もあるかもしれません。ランニングなどで音楽をヘッドフォンで聴いたり、自動車運転中に音楽を聴くというのは一般的になりましたが、自転車においてはまだまだ一般的ではありません。

まだまだ少数派という自覚を持って、周りの人に迷惑を掛けないように音楽を楽しみたいものですね。