帯広での2本目のブルベに出走した時に発生した肩の痛みですが、発生から25日経過した現在も続いてます。痛みのレベルもあまり変わっておらず、ロードバイクには1ヶ月近く乗車していません。
整形外科とか鍼灸院に通っていますが、病名は頚椎症性神経根症だそうです。分かりやすく言うと首の頸椎が変形して神経を圧迫して神経痛が出ているということです。あまり姿勢が良い方ではないですし、首に負担の掛かるロードバイクの乗車時に特に痛むんです。
原因はストッキング氷ではない?
帯広から帰ってきてブルベのレポートを書いたころは、神経痛ではなく筋肉が傷ついて発生した肩の痛みだと思っていました。この原因として、暑さに対抗するためのストッキング氷による冷やしすぎでの血行不良を疑っていました。
帯広滞在中に整形外科に通ったときは、症状的には筋肉痛と似ていたため、問診でもそのように伝えていたので神経痛という見立てではありませんでした。帯広から東京に帰ってきて、整形外科は鍼灸院に通い出したら、徐々に症状が変わってきました。
という訳でストッキング氷による冷却が直接の原因ではなさそうですが、首に重たいものを載せて走った事の方が影響がありそうです。
鍼灸院にて原因特定
東京に戻ってきてから、仕事が忙しい日が続いています。整形外科は営業時間が短い上に土日営業しているところが少なく、予約が出来ないためになかなか通えません。
という訳でまずは鍼灸院に掛かります。鍼灸院は営業時間に融通が利くので、仕事を定時で上がれば通えますし、土日も営業しているところが多いです。あと事実上保険の適用が難しく料金が高いこともあって、比較的空いています。
整形外科はどこもお年寄りで一杯なのは、なるほど整体とか鍼灸院は保険が効かないからなのね…と密かに納得してたりします。
鍼灸院で色々と問診してもらうまで、原因は筋肉を痛めていることだと思ってましたが、鍼灸院の見立てでは首が原因の神経痛。これまで首はあまり痛くなかったので、完全に筋肉の損傷だと思ってました。
発生してから10日以上が経過して肩が痛いだけではなく二の腕が痺れるような症状が出ていたのも、神経が圧迫されて発生している痛みが原因であることも判明。
そして鍼とお灸による施術を施して貰ったら、明らかに症状が変わりました。これまでの左肩の鈍痛から、どちらかと言うと左腕全体の痺れるような痛みになりました。
首の神経が圧迫されていることより痛みを感じるのが神経痛ですが、その原因としては重いものとしては頚椎椎間板ヘルニア、軽いものとしては頚椎症性神経根症があります。今回の症状は頚椎症性神経根症が該当するでしょう。
完全に特定するにはMRIでの検査が必要となりますが、家の近くにMRIがある整形外科は休みを取らないと通えないところばかり。
原因をハッキリと特定しなくとも、症状としては軽いものなので鍼灸院通いで保存療法で対応することになります。保存療法っていうのは、結局、症状が治まるまで安静にするということで、完治までかなり時間が掛かりそう。
その後、何とか土曜日に朝早くから整形外科に並んで掛かりますが、見立てとしては鍼灸院と同じ。MRIの設備がない医者だったこともあり、基本的な対処は鍼灸院と変わりません。ということで、お金は少しかかりますが、現在の仕事の忙しさでも通いやすい鍼灸院に掛かり続ける事にしました。
どんな痛みなのか?というと
当初は左肩の鈍痛だったのですが、現在は肩から左腕全体にかけての痺れるような痛みになっています。さらに左腕全体が血行不良で冷たく感じるようなときがあります。首は少し重い感じがあり、後ろにそらすようにすると痛みがあります。
うつ伏せになって頭を持ち上げるようにして本を読んだりすると、首が辛いのと肩から腕にかけての痛みが強く出ます。首を起こすように動かすと頸椎が神経を圧迫して一番痛みが出るようで、ロードバイクの乗車姿勢がこれに該当します。ロードバイクに乗るのはしばらく無理ですね。
痛みの強さですが、かなり不快なときがあります。寝るときとか首の位置を変えると痛みが出て、夜中に何度か目が覚めます。日中もずーっと痛みが自覚出来て、たまに独り言で「痛てぇよ~」と呟いてしまうような不快感です。
左腕をさするようにすると少し痛みが紛れるような感じで、辛いときは左腕を揉んでます。なお湿布のたぐいを貼っても効果はありません。それからロキソニンにような痛み止めも効きません。
この湿布やロキソニンでも痛みが押さえられないという時には、神経痛を疑った方が良いですね。特筋肉を痛めたのであれば、炎症による痛みを抑えられるはずの湿布が効かない場合には特に注意ですね。
鍼灸院に週に1~2回ぐらいの頻度で通ってますが、通った後は痛みがちょっと楽になります。ですが、日付が空くと痛みが戻ってくるので、徐々に良くなることを祈りつつ、首に負担を掛けないように安静な日々を過ごしています。
ただ、2週間ぐらいでは症状の改善はあまり実感出来ません。これは時間掛かるよなぁ、と覚悟しています。あと、低周波治療器を買いました。これを首とか肩周りに貼って筋肉を動かすと、神経痛による筋肉の緊張がほぐれて気持ちいいのです。
やはり加齢の影響は大きい
今回のような神経痛は、やはり加齢により自然発生するもののようですね。普段から正しい姿勢を意識して生活していないと、発生しやすいでしょう。自分は猫背ぎみでストレートネックですし、これにロードバイクによる前傾姿勢で首を持ち上げるのを長時間続けていたら、頸椎もそりゃ変形するでしょう。
で、今回のことをSNSに呟いたら同じような腕のしびれを抱えている自転車乗りは何人か返信をくれました。やはり首に負担が掛かる姿勢で長時間の自転車乗車を続けるブルベライダーは神経痛を発生しやすい条件が揃ってますからね。
スポーツドクターを紹介してくれた方もおりますし、ほんと皆様からの情報は大変助かっております。仕事が落ち着いていれば集中的に医者に通って治療したいところですが、今の仕事状況だと年内は難しそうですねぇ。
という訳で1ヶ月ほど運動らしい運動をしていません。筋肉がガンガン落ちるみたいで、お腹の肉が減っている実感はないのに体重が軽くなってます。筋肉は脂肪より重いので、筋肉が減ってしまうと体重って減るんだなぁ、というのを実感しています。
今回の帯広合宿中にこの神経痛が発生したのは、これまでの蓄積が限界を超えたものであり、いつ発生してもおかしくなかったということになります。たぶん、この症状は軽くなることにはあっても、完治しないような気がします。
ただ、同じように腕のしびれに悩んでいたユメさんが、最近、ブロック注射で症状が劇的に改善したそうです。もう少し鍼灸院に通って楽にならない場合には、何とか休みをとってブロック注射をしてくれる整形外科に通いたいですね。
しんどい日々が続きますがじっと我慢
痛みによるストレスで一日中緊張している事もありますが、仕事も忙しくてストレスが貯まる日々です。なので帰宅するとグッタリとして、何もする気力がでません。
寝る時間をしっかり確保しないと痛みで眠りが浅いこともあって、疲れて22時ぐらいに寝てしまうこともあります。なんか暑さもあって食欲が落ちる日もあります。自転車に乗ってないので週末は時間が浮いているのですが、外は暑いし家でグッタリしていることが多いですね。
このBlogの更新も、たまに腕をさすって痛みを紛らわせながら書いてます。ゆっくり休むよりも他の事をして集中していた方が痛みが紛れます。休んで家で寝てても楽じゃないところが辛いですね。仕事中も痛みが出るので、紛らわせながら何とか仕事を続けている状況です。
自転車乗りは同じような症状が出ている人が多い事も分かったので、今回の治療と症状については経過をここに記録しておこうと思います。