あづみのセンチュリーライド前日~小熊山ヒルクライム

アルプスあづみのセンチュリーライドといえば、風光明媚な安曇野の大自然の中を走るロングライドイベントである。

タイムを争う訳でもなく、景色と主催者が準備した休憩場で美味しい物を食べつつ、150kmちょっとを走るのだ。コースにはちゃんと案内の人が居るし、リタイアした場合もクルマでスタート地点まで連れて行って貰える。

この辺がルートも自分で調べつつ、リタイアも自己責任で帰ってこなければならないブルベとは大きく異なっている。ロングライドイベントというのはお祭り的な楽しさがある。

さて、今回はYUKI氏が是非出てみたい!という事もありまして、2人で走ってきました。ブルベと違って、普通にロードを乗っている人ならば十分に楽しみながら完走出来るでしょう。

YUKI氏の実家のVWポロにホイールを外したロードを2台積んで、土曜日の早朝に中央道で松本に向かいます。

やはり松本は遠い!。11時半ぐらいに受付&スタート地点である松本市郊外の梓水苑に到着しました。この手のイベントは日曜日の早朝にスタートなので、受付は前日に済ませるのです。

受付が始まる時間まで、周辺のブースを見て回ります。AACRはスペシャライズドが全面協賛していますので、試乗バイクも沢山ありました。

2年前の佐渡ロングライドに比べると、ブースの出店や屋台などは少なめですが、AACRの最近の人気を考えると規模は今後どんどん大きくなっていくんでしょうね。

フィジークのアリオネのプロチーム向けのカラーモデルが全部揃ってました。フィジークのサドル使っているプロチーム多いのね。

パンクのしにくさと高性能のバランスの良さで人気なGP4000Sを始めとする、コンチネンタルのタイヤ群。自分も今回はGP4000Sを履いてきました。

インターマックスのブースでポラールの保冷ボトルが安売りしていました。保冷ボトルの中ではこれが一番,保冷性能が高いと思います。そんな訳で500mlの小さい方のヤツを購入してきました。

12時半に受け付けが始まりましたので、車検証や参加賞を渡してゼッケンや参加賞(スペシャのボトルなど)を受け取ります。タイムは計測しないイベントなので、バイクに取り付けるセンサーなどは無し。

このとき周囲を見回してみると、Webの上や同人誌ロングライダースなどでしか見たことがなかった様々なジャージの参加者が居ますね。そうです、今日は14時半から木崎湖キャンプ場でロングライダースのミニミーティングがあるのです。

ロングライダースを読んでいる自分としては、GWにお世話になったマキノのばんざい氏にもご挨拶もしたいので是非行ってみたい。同行者のYUKI氏にとっては、木崎湖は念願の聖地巡礼という事ですし、アザミ嬢の書いたポストカードが欲しい!ということで、さっさと木崎湖に移動することに。

スタート地点の松本から木崎湖のある信濃大町までは40kmあります。クルマでも14時半まで到着出来るように考えると、ゆっくりご飯を食べる時間はなさそう。

クルマで移動中に上記の様な看板を数回見かけたので、現地では有名っぽいチェーンのラーメン屋に立ち寄る。

テンホウは長野にあるチェーンのラーメン屋で、なんかメニューが一杯で値段も安いです。

自分は肉揚げラーメンと餃子3個+半ライスをガッツリを食べました…うーん、お腹いっぱいすぎる。まぁ、チェーンという事で味は以下略。

今晩の宿は木崎湖の湖畔にあるアルペンハイム山正旅館でございます。館内におねてぃサロンというコーナーがあります。

えっと、ここでいわゆるアニメ系の聖地巡礼というのをご存じない方に説明しますと、近頃のアニメは特定の地域の町おこしを意識してか、実在の場所をロケハンして作られています。その熱烈なファンは実在の場所を訪れて、キャラクターに想いを馳せるわけです。

この木崎湖というのは、今から11年前に放送されていた「おねがいティーチャー」というアニメの舞台になっており、ファンが聖地巡礼するという行為が非常にメジャーになるキッカケになった作品だったりします。

まぁ、この辺をディープに語り出すとキリが無いですし、正確な情報はGoogleで検索するなりしてください。自分もこのアニメをちゃんと観たことはないですが、YUKI氏はそれなりに思い入れもあるようです。

簡単に言うと「アニメとか観る人で、自転車でそれなりに走れて、同人誌ロングライダースが好き」っていう人なら、今日は木崎湖に来るしか無いってことですヨ!

宿に荷物を置かせて貰って、慌ててサイクルジャージに着替えて、クルマからおろしたバイクを組み立てます。ここからすぐ近くの木崎湖キャンプ場に移動して、ロングライダースのミーティングに参加です。

おお~、あの有名な桟橋だ! あまり作品を観てない自分ですが、昔から聖地巡礼していた某長崎の旅人のWebページで木崎湖の事はさんざん頭に入っています。

木崎湖関係のアニメ「おねがいツインズ」の痛バイクもあり、木崎湖キャンプ場はロングライダースの作家さんや読者で一杯。早速、自分もYUKI氏も特製サコッシュを購入しました。

多分、AACRで一番沢山走ってたおねがいティーチャーのサイクルジャージ。圧倒的な存在感でした。他にもブルベでよく見かけるニコ生自転車部ジャージやら「ろんぐらいだぁす」ジャージとか、メイドさん学科自転車部も多数見かけました。

この後、あきばっくす編集長の挨拶などがあったり、全員で記念撮影などもあったり、楽しいひとときでございました。

さて、木崎湖キャンプ場といえば、長崎の人の某サイトの写真で沢山見てきましたが、今日は生で見れます!。みずほ先生の最優先事項の看板も生で見れたwwww

中にはジェイソンさんがイベントで彫ったみずほ先生や他のキャラの彫像がありました。いやぁ、ネット動画で製作過程を以前観てましたが、実物を見るのは何とも感慨深い。

もっとも自分はおねがいティーチャーはあまり知らないので、帰ったら復習することが最優先事項となりました(笑)

イラストレイターの方の色紙が沢山飾ってあります。羽音たらく様の色紙のオーラ-が半端ねぇ~。

ミーティング会場に展示してあった見事なロングライダースの痛バイク。もちろん、翌日のAACRでも走ってましたヨ。

さて、ミーティングに集まってきていた人が徐々にバイクで出かけていきます。そう、ロングライダース本誌でおなじみの木崎湖を一望出来る「小熊山ヒルクライム」に挑戦です。

木崎湖は標高750mぐらいで小熊山は標高1300mですから、一気に550mを登るわけでございます。うーん、結構なヒルクライムだな。

YUKI氏とロードに乗って、木崎湖の湖畔を移動して、小熊山に登る前のもう一つの目的地に向かいます。

そう、色々なところで見聞きした縁川商店ことYショップニシに立ち寄ります。バイクラックにはロードバイクが一杯!

ツインズが迎えてくれるのは、昔昔、長崎の人の某ブログで…(以下ry

明日も多分立ち寄るでしょうから、今日の所はドクターペッパーとクーリッシュとおやきを買って、小熊山に向かいます。

道ばたでYUKI氏が「ちょっと待ったぁ~」と止まるので、何かと思ったら、これまた聖地の有名スポット 海ノ口駅です。

中ももちろん交流ノートやら色紙やらで一杯。綺麗で居心地のよい駅舎ですね。

これまたジェイソンさんの彫った彫像。花は生花でした。

自分の地元の方の駅を思い出すような単線のホーム。大糸線は一度のんびり乗ってみたいですね。

木崎湖には冬には白鳥が来るのかな? この辺の冬はとても厳しそうです。

さて、駅舎を堪能したら、スキー場の方から小熊山を登りましょう。他の参加者もチラホラおりますが、そういえば自分は体調イマイチな日が続いているので、前日は走らずのんびりしているつもりだったのです。

これも聖地効果でしょうか? いつの間にか俺も小熊山に自転車で登る事になっていました(笑)

ひぃ、勾配がしんどい。足は余裕あるのに、心拍が上がって苦しくなるという、今までの自分ではあまり無いパターンの苦しさでございます。やっぱり調子悪いなぁ、というのが明らかだ。

他の参加者でも苦しそうな人は押して歩いてました。自分も辛くなったら止まって休憩して、ゆっくりと登りましたよ。

車が殆ど通らないので、なかなか良い感じのヒルクライムコースです。ひたすら登りますが、しんどくなったら写真撮影と称して休憩しつつ、ゆるゆると登ります。

このあたりは冬はスキー場になるそうです。ここまで来たら、後は木崎湖が見下ろせるパラグライダー場までは勾配は大人しくなるようです。

他の参加者も休んでますね。YUKI氏が待っていてくれたので、自分もここで休憩。

私のバイクとYUKI氏のリドレー エクスカリバー。ちょっとボトルの中身がもう殆どないのに、気温は高めでしんどかった~。

ゆるゆるとパラグライダー場を目指しますが、冬場はこの写真のあたりがスキー場なんでしょうな。

パラグライダー場に到着。先に出発して到着していたロングライダースミーティングに参加した面々が勢揃いです。いやぁ、やっぱりお祭り気分っていいですね。

前の方に出て、木崎湖を一望します。うーん、綺麗だ~~という台詞しか出てこない。

しんどかったけど小熊山を登って良かったなぁ~と噛みしめますが、この先も下り基調とはいえ少し登りがありました(泣)

木崎湖キャンプ場まで一気に下って降りるわけですが、あまりに一気に下ったら気圧の変化で耳がおかしい。自転車の移動で気圧差を感じるって凄いな。

キャンプ場まで戻ってきました。自販機に大量に陳列してあるドクターペッパーを飲み干します。やっぱりドクペは美味い。

木崎湖キャンプ場の猫として有名な玉無さんと少し戯れて、写真を撮らせて貰いました。

ロングライダース謹製サコッシュは自分もゲットしてきました。つい買っちゃうんですよね、サコッシュ。我が家には未開封のイベントサコッシュが気がついたら沢山あります(笑)

改めて瑞穂先生の彫像を鑑賞。これを2日でチェーンソーのみで彫るとは、ジェイソンさんは凄いな。

今までネットの世界でのみ見聞していた木崎湖関係の展示にあっけにとられつつ、ヒルクライムで汗だくな体を癒すべく、18時過ぎに宿に戻ります。

旅館のお風呂に入って、外にご飯を食べに行きましょう。ただ、やっているお店が少なく、選択肢も多くないから旅館のご飯を頼めばよかったなぁ~と反省。

少しクルマを走らせて、信濃大町の駅前に向かいます。写真では明るいですが、19時半ぐらいで周囲はかなり暗い。

名物の黒部ダムカレーを食べたかったのですが、完売してました。更に外で待っている人も多いので「豚のさんぽ」は見送り。

駅前をトボトボと歩いていたら、昭和軒という食堂を発見。カツ丼やらカツカレーが美味しそう。

そんな訳で特製カツカレー(1050円)をオーダーします。量はちょっと多めにして貰って、味も辛口にしました。

とにかくカツが分厚くて揚げたてで美味い。カツが美味しすぎて、カレーの印象が薄いです(笑)

いやぁ、本当に1日の出来事か?というぐらいにイベント盛りだくさんで楽しすぎて、非常に慌ただしいAACRの前日でした。

21時ぐらいに宿に戻って、明日の準備をしてさっさと寝ます。明日は4時起きだ~~~。


 

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