BRM1020渡良瀬300の走行レポート

結果は既に書いてますので、写真も交えたBRM1020渡良瀬300の走行レポートでございます。

BRM1020渡良瀬300

7時スタートでエントリーしていたんですが、調布の花火大会の交通規制の影響でスタートが6時半に前倒しになりました。そんな訳で4時ぐらいにノタノタと家を出て自走で多摩川河川敷に向かいます。大体30kmなんで、足をあまり使わないようにノンビリ走ってたら微妙な時間になってきたので急いで向かいます。

BRM1020渡良瀬300

6時半スタート組のブリーフィングの様子。河川敷についた頃、丁度6時スタート組で出て行くところでした。5時50分に到着したので受付もスムーズ。もう結構寒いので、殆どの人はウインドブレーカーを着てましたね。花火大会の影響もあるんで、あまり早く帰ってこないように(笑)というお達しが出てました。でも、今日のコースだと速い人はあっという間に帰ってきそう。

BRM1020渡良瀬300受付は公園脇の路上で並んで受けます。40人ぐらいの参加者だったので、スムーズに車検を受けてどんどん出発していきます。先に見えるは京王閣競輪場でございます。

BRM1020渡良瀬300

今回の自転車の装備は結局、写真の通り軽装です。天気予報をギリギリまで確認しましたが、気温は低めですが雨の可能性は低そうでしたからね。

準備した雨装備は全て外して、フロントバッグには輪行道具その他、サドルバッグにいつも持っていく工具と予備チューブなどを入れて、トップチューブバッグには補給食のみ。結果から言うと天候とトラブル無しという事で不足はありませんでした。

サイドカットに備えてクリンチャーの予備タイヤを持っていくか悩んだんだけど、自分、今まで一度もサイドカットをしたことがないので今回は見送り。乗り心地が良くてトラブルが少ないチューブレスはブルベ向きですね。自分で組み直したリアのスポークが登りでペキペキ音を立ててましたので、まだ組んだ後の馴染みが出てなかったっぽい。

BRM1020渡良瀬300

PC1のコンビニは埼玉の越生なので50km以上あります。市街地を抜けても長い信号待ちではいつもの通りブルベライダーが固まります。6時スタートと6時半スタートだから、時間差が無かった関係で入り乱れて進む感じですな。

立川ぐらいまでは先週試走済みだったので、一方通行エリアや特徴的なところは大体押さえていたので迷うことなく走れました。関東一周600kmの教訓から、あまり飛ばしすぎないようにセーブして走ります。トレインに付いていくのはリスクもあるし、何より自分のペースで走れないので今回は封印。

自分の場合、出場している人の中で一番重いので登りがとにかく遅いんで後ろに付かれるとプレッシャー感じちゃうんだよね。んで、下りは体重のおかげでもの凄くスピード出るんで、前に人居ると追い越しちゃう。またちょっとした下りでも空走距離が長く、信号が変わるのを調整するときも慣性の法則で足を止めてもスーっと進んで行っちゃう。体重の重さからくる省エネ走法なんですが、これがどうも他の人と走行ペースが合わないんですよね。

まぁ、こうした理由もあってぴったりと後ろに付かれるとちょっと気を遣っちゃいますが、基本的には後ろに人がついても自分のペースで走れる先頭が好きです、ちなみに明らかに速い人が信号待ちとかで追いついてきたら、あまりペースは上げずにモタモタと走るとあっという間に追い抜いていってくれますね。

BRM1020渡良瀬300

埼玉に入るとアップダウンが増えます。東京から僅か30kmぐらいでこんなに自然一杯の田舎に出るんだなーと思いましたが、スタート地点の京王多摩川河川敷からちょっと行けばすぐに多摩エリアだし、そんなもんか? 個人的に東京近郊ではこの辺が一番なじみが無くて、土地勘がないからなぁ。

地味なアップダウンが続きますが、この位なら登りが遅くても下りで取り返せるので問題なかったですが、登りでドーンとペースが落ちるのは格好悪いな。

さて、PC1の越生のセブンには9時すぎに到着。走行中のイメージとしては豆乳を買って、グイっと飲んでさっさと出る予定でしたが、豆乳がなんと品切れ。慌てずに隣にあった野菜ジュースに変更して、さっさと飲んで滞在時間3分ほどで先に向かう。

BRM1020渡良瀬300

今回のコースは踏切を沢山横切るコースでした。踏切待ちも足を休めるチャンスです。積極的に両足ともクリートを外して地面に足を付けて、体をストレッチします。

PC2のセブンイレブン高崎上滝町店までは、知り合った方と2人で走ってましたが、この方の距離感は自分的にはあまり気にならず、快適に先導出来ました。今回後ろに付いてくれた方は皆さん気さくで信号待ちで会話したりと和やかモードでございました。

PC2到着は11時半ぐらいで、からあげ棒、オニギリ1個をさっさと食べて滞在5分ほどで先に進みます。今回のブルベでは炭酸水をとにかく飲みました。炭酸で口がスッキリするし、値段も88円から100円以下とお安いです。他のブルベライダーでも飲んでいる人を見かけたなぁ。

それから前回からブルベには欠かせなくなったメンタームをコンビニ毎に股間に塗ります。メンタームは皮膚のスレなどに効果があり、ワセリンを含むので潤滑効果も期待出来ます。自分の場合、お尻の肉が沢山あるのでサドルが合わなくて痛いという事はあまりないのですが、お尻が痛い=パッドと皮膚が擦れて炎症で痛い、という事になります。

BRM1020渡良瀬300

個人的に良く行く群馬県の太田市をかすめて、栃木の足利市を通ります。何か綺麗な町並みで良い感じですねぇ。この時も殆ど単独で走ってましたが、あまり休憩と取らずに走っていたので他のライダーと合うことはホント少なかったなぁ。

BRM1020渡良瀬300

PC2と3の間は70kmほどあるので、途中で2本のボトルに詰めてきたスポーツドリンクが無くなりました。コンビニ休憩しようかと思いましたが、水分さえ取れれば問題なさそう。少しでも停まる時間を短くするため、道ばたにあった自販機に自転車を横付けして500mlのコーラのロング缶を一気飲みします。

これで停止によるロスは1分程度です。今回のブルベで身に染みましたが、ちょっと頑張って速く走っても少しでも停まっている時間が長いと帳消しになっちゃうんだよな。早くゴールしたければ、休憩時間を減らすのが最も手っ取り早いです。

PC2から3の間の70kmを自販機停止だけで乗り切ったので、176km地点の折り返しとなるPC3のファミリーマート栃木沼和田店には15時前に到着。ここでは総菜パン1個、炭酸水、ボトルに入れる紙パックのむぎ茶の3つだけを購入。ボトルにお茶に詰めたら、パンを口に押し込みつつ折り返しです。

BRM1020渡良瀬300

夕暮れになってくるとズドンと気温が下がって来ました。自分は半袖短パンにアームウォーマーとレッグウォーマーでしのぎました。しかし、こういう雲を見ると雨降らないか心配になります。次のPC4は埼玉県の鳩山熊井店とこれまた70mぐらい先です。

BRM1020渡良瀬300

渡良瀬遊水池の周りのサイクリングロードを走ります。この辺は我孫子在住時に利根川サイクリングロードから何度か来てますので、この荒涼とした利根川CRを懐かしみつつ、先を急ぎます。利根川CRは夜に走ると超真っ暗なので、ここを明るいウチに抜けられたのは助かった。

昔、野田あたりで真っ暗闇で野犬に追いかけられた事があり、あのときは自分の体力の限界でスプリントした記憶が蘇ります(何とか振り切れた)。

BRM1020渡良瀬300千葉在住時は難所と思っていた利根川に掛かる埼玉大橋を渡る、ってキューシートにサラっと書いてあるなぁ。橋のたもとにあるこのデイリーストアは何度も来たぞ。ブルベで見知ったところを走るのは何かと心強いです。

BRM1020渡良瀬300

埼玉大橋を渡る。割と勾配が急で歩道が非常に狭く、歩道を自転車で走るともの凄く怖い。ここは車道を堂々と走りましょう。やや路面も荒れてますので、下りは要注意です。車道ならそんなに怖くないし、なんだかんだで車道走行スキルは向上してるって事ですな。

BRM1020渡良瀬300

渡良瀬遊水池の近辺にある係留場に戻る飛行船。どんどん高度を下げて河原に近づいていくのが見えます。この辺も我孫子在住時に利根川CRを走っているときに何度も見たなぁ。

BRM1020渡良瀬300

夕暮れ時です。この時間帯が一番、自転車が視認されにくいです。今回は300kmなので尾灯は1個でOKですが、1個だけだと夕暮れ時はやっぱり危ないです。自分は都合3個の尾灯にヘルメットの尾灯も付けてアピールします。

ちょうど尾灯が1個だけの人が先を走っていたのですが、やっぱり目立たなくて車が直前で迂回していくのが分かります。こういうのは自分が走っている姿が見れないので、非常に参考になりました。

PC3と4の間も70kmほどありますので、流石にここは途中で一回コンビニにピットインしようと計画していました。そんな訳で途中のミニストップにてメンタームを塗り込み、ボトルに詰めるウーロン茶とその場で飲む炭酸水を買って、もってきたカロリーメイトを食べつつ先に進みます。

BRM1020渡良瀬300

すっかり真っ暗になってきました。ここからは前照灯(DOSUN A1)頼みですが、このライトは心強い明るさでマウントの取り付けがちょっと不安なことを除いては万人にお勧めできます。3段階の明るさを切り替えられるので、市街地の夕暮れ時は一番弱く、普段は真ん中の明るさ、街灯がないようなところでは一番明るいモードを使います。

PC4のローソン鳩山熊井店には18時半ぐらいに到着。周りは夕食を食べている人が多かったですが、自分は鮭ハラミおにぎり一個とペプシネックスのみ補給して、さっさと先に進みます。足りないカロリー分はもってきたスポーツ羊羹で補給しました。

BRM1020渡良瀬300

信号待ちで非常に良いにおいがしてきたマハラジャというインド料理店。コース上にあるんですが、とてもカレーの香りが良く、一度利用してみたいと思いました。今日は輪行で帰る時間に到着したいのでスルーでございます。この辺も前後にたまにライダーを見かけましたが、基本的には単独行です。

BRM1020渡良瀬300

PC4を過ぎると残りは50kmちょっとです。このペースなら輪行出来る時間にゴール出来るのは確実だと思いました。それじゃノンストップで時間節約とか考えずマッタリと休憩しつつ進めばいいじゃん!という考えがよぎりましたが、ずーっと下り基調だったこともあったので停まらずに進みます。

東村山のあたりでは自転車レーンっぽいのがあるんですが、対向してやってくる逆走自転車が5,6台居ました。交差点でも堂々と逆走してくるし、このマナーの悪さにはちょっと驚きですねぇ。

府中街道まで来ればあと少しです。府中街道に入っても下り基調は変わらず大変スピードが乗ります。最後が下り基調なのは本当にありがたい。

BRM1020渡良瀬300

そんな訳で帰ってきましたよ、多摩川へ。時間的には上の写真の橋で多摩川を渡ったのが21時過ぎぐらいで、花火はとっくに終わったようです。ここまで来ればもう大丈夫で、頭の中ではゴール後のジョナサンで何を食べて、早めに帰るか?を考え始めたたところでした。

キューシートではあと3kmなのですが、ここからが信号続きでなかなかゴールのコンビニに着きません。今回のブルベは300kmですが、実際の走行距離は305kmでして、この5kmが恨めしい(笑)。

BRM1020渡良瀬300

最後のPC5であるローソン稲城鶴川街道店には22時前に到着しました。コンビニには何人もライダーが話し込んでおりましたが、青葉のブルベのゴール受付はファミレスなので、さっさとそちらに移動するだろうから参加者はあまり居ないと思っていたのに。

水分補給を我慢して走ってきたので、最後の買い物のレシートを受け取り、購入した炭酸水をグイっと飲み干して一息つきます。あとはファミレスでゴールの受付をして、食事をしても輪行で帰れるだけの時間の余裕はありそうでしたが、よく見ると青葉のスタッフの方が、コンビニ前で他の参加者のゴール後の手続きをしてるじゃないですか!。

どうも予定していたジョナサンが無くなったとか他の参加者に聞きましたが、他の人のレポートを見てるとジョナサンでゴールの受付もしてたようです。花火の混雑を考えてファミレスが混みそうな時間だけゴール受付を変更したのでしょうかね? まぁ、あんまりお腹減ってなかったこともあって、ここでゴール受付をしてくれるのは早く手続きが終わるのはありがたい!

ブルベカードを渡すと、おおー速いですねーと言われるが、自分としては先行した人を沢山見たし、今回はトレインは全く組まずにマッタリ走ったハズである。詳しく聞いたら、6時半スタートの人まだ殆ど帰ってきておらず、自分が2人目だという。一人目はいつもブルベでもの凄いタイムをたたき出している有名な方でした。

まぁ、結果的に速く走れたのは悪い気はしない。単独走行で15時間ちょっとで走り切れたのはひとえに休憩時間を少なくしたからで、GARMINのログを見ると停止時間はピッタリ2時間ほどでした。信号待ちと休憩での停止時間の合計が2時間ってのは、300km走行の割には少ないですな。

夕方からの寒さで体が冷えたので、帰りは輪行する気マンマンでございました。終電ギリギリになってしまうと横浜からの相鉄線とか満員電車並の混み具合になっちゃうから、少し早めの時間だったのは幸いです。そんな事情もあって受け付けしてくれたスタッフさんと少し雑談をしつつ来年もよろしくお願いします、と挨拶したのち、そそくさと南武線の矢野口駅に移動。

iPhoneで乗り換えを調べると、22:27の電車に乗れば丁度良いようだ。ゆっくりと30分ぐらい掛けて輪行袋に詰める。武蔵小杉に出たら湘南新宿ラインに乗り換えて、23時過ぎに横浜から相鉄線で最寄り駅まで移動だな。

花火さえ無ければガラガラだろうと思われる土曜日夜の南武線ですが、22時過ぎでも花火の影響で比較的電車は一杯で立っているだけで精一杯。自転車とか邪魔になる感じでしたが、もうヘロヘロなので許してたもれ。

立ったままでは疲れもとれず、この状態で武蔵小杉駅の南武線ホームから横須賀線ホームまで13分で歩いて移動出来るか?がどんどん不安になってくる。普段の乗り換えでもしんどいのに、この疲労で自転車を持ってあの距離を歩くのはしんどいなぁ。

BRM1020渡良瀬300

不安的中でして、歩きにくい自転車用シューズではふやけた足の指のイボ(現在治療中1ヶ月半経過)が不快な痛みでついつい声が出ちゃう。それをこらえて自転車を持って黙々と階段を上ったり歩いたりするが、マジで13分で乗り換え出来るのか?という牛歩状態。低速なムービングロードでは歩くの止めようか?と思ったけど、乗り換え時間が不安だったので平坦なところは歩く。

何とかホームにたどり着くも、やってきた湘南新宿ラインの座席は微妙に一杯で座れず。しかし、南武線とは異なって車内は空いているので気分的には楽だ。横浜駅での乗り換えも気合いで歩いて、相鉄線は各駅停車で座ってノンビリ帰ろう。

電車に乗ったら、前の会社の人にもバッタリ会うというサプライズ付きでした。正直、ブルベ後のこの輪行が一番しんどかったかも?

0時前には自宅でお風呂入って「ホワー」っと変な声が出る気持ち良さを堪能し、BlogとかFacebookに無事完走を報告してバタンキューでございました。


 

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