自転車キャンプで調理に使う道具達 その2 鍋

火器の次は鍋(クッカー)である。料理が趣味なので、荷物の軽さが身上の自転車キャンプツーリング(ジテキャン)でも、ついついいろいろな調理道具を買い込んで試したくなる性質でございまして、最近は自宅での調理も卓上でアウトドアグッズを使って炊飯したりしてます。

そんな訳でこのシリーズ、ちょっと長いですし、この後もどんどん続ける予定です。だって、いろんな物を買いすぎておりまして、自宅で使っててて「これは使わないな」と思ってしまった品物もあります。せめて、そういうのはBlogのネタにでもなってくれればと思います。

調理技法と調理道具の組み合わせについて

クッカーを語る前に、一般的な火を使う調理技法を以下に揚げてみましょう。

  1. 煮る・茹でる
  2. 揚げる
  3. 炒める
  4. 焼く
  5. 蒸す
  6. 燻す

これと組み合わせるためのクッカーの種類であるが、アウトドアの世界で一般的な調理道具も列挙してみましょう。

  • 鍋(コッヘル、メスティン、飯盒)
  • パン(フライパン、コッヘルの蓋、スキレット、鉄板)
  • ロースター(焼き網、ホットサンドメーカー)
  • スモーカー
  • ダッジオーブン

自転車キャンプにおいては、ダッジオーブンやスキレット、分厚い鉄板は重すぎて持って行けないので残念ながら除外対象です。ホットサンドメーカーもアルミ製の軽い物であれば持って行けますが、鋳物などの鉄製のものは重すぎるのでこれも除外です。

それからスモーカーも今のところは自転車に搭載出来るほど軽量な製品が今のところありません。メスティン等で代用して燻製をしている人も居るそうですが、やや特殊なケースなので自転車キャンプで燻製は今のところ諦めましょう。

という訳で中心となる調理道具は赤色にしてみました。その中でも今回は鍋を中心に語っていこうと思いますが、まず最初に自転車キャンプツーリングにて現実的に実現可能な調理技法と調理道具を組み合わせて考察してみましょう。

調理技法と道具の組み合わせについて

世界三大料理と言われるフランス料理、中華料理、日本の和食ですが、どれにも共通で出てくる基本の技法が以下の6つです。日本の和食では火を使わずに包丁の技のみで完結している技法もありますし、フランス料理においては同じ煮るや焼くでも技法が細分化されています。

屋外でのキャンプでそんなに細かく使い分けすることは出来ませんが、基本は火を通すことで食材を美味しく安全に頂くというのが調理の基本となります。説明が長いですがお付き合いください。

【1.煮る・茹でる】

主に水を使って食材に熱を通す調理技法です。これは鍋を使うのが一般的ですが、フライパンでも高さがあるものならば使えます。肉や野菜を煮る、ご飯を炊く、ラーメンやパスタを茹でるなど、一番の基本となる調理技法です。

キャンプの定番といえばカレーを煮ることなんでしょうが、ソロのキャンプ道具では本格的な煮込み料理はトロ火が難しく、持っていく鍋の大きさ、調理時間の長さや燃料消費を考えると難しいですね。ジテキャンではカレーはレトルトを持っていってご飯を炊いて温めるぐらいでしょう。

【2.揚げる】

油で食材に火を通す技法です。油は水より熱が伝わりやすいので短時間で食材に火が通ります。色々な食材が美味しく仕上がるのですが、アウトドアではやりにくい調理法です。丁度よい量の油の調達と使った後の油の処分が面倒なこと、また微妙な火力調整が必要になるためガスストーブ以外の火器が使いにくいです。それから扱いを誤ると、油に引火して大惨事になります。

使用する調理器具は鍋や高さのあるフライパンが利用出来ます。ただアウトドア用の薄い素材の鍋では熱を保ちにくいため、やはり油の温度管理が難しいですし、後片付け後に洗うのが大変です。ちなみに揚げるという技法は本当に温度管理が重要なので、自宅で揚げ物をする際にも温度計をちゃんと使いこなしていると一味違います。

実際にソロキャンプで揚げ料理をするとなると、フライの衣など手のかかることは出来ませんので基本は素揚げになります。

【3.炒める】

少量の油で熱を通す技法です。これはフライパンや鉄板を使うのが一般的ですが、油は水よりも熱伝導がよいので火加減を誤るとすぐに焦げ付きます。鍋でも炒めることは可能ですが、やりやすさではフライパンが一番です。よくクッカーの蓋などがフライパン状になっていますが、あれは正直フライパンとして使えるものではないですね。

後述する「焼く」と「炒める」の違いですが、炒めるは「金属の上で油を媒体として火を通す」と私は定義し、「焼き網などの上で直火の熱で火を通す」のが焼く、であると思っています。油は熱を伝える役割を果たすと共に、食材に美味しさをプラスできます。油は小さな容器などに取り分けて家から持っていきましょう。

ちなみに肉やウインナー、ベーコンなどは炒めることも焼くことも出来ます。目玉焼きは直火の熱では火は通せないので「炒める」となります。焼きそばや野菜炒めは勿論、炒めるですね。前述の通り焦げ付きやすいので、焦げ付きにくい加工のされたクッカーが必要となります。

【4.焼く】

直火の熱を使って火を通す技法です。炭や焚き火の上に鉄板や焼き網を置いてバーベキューをしたり、ホットサンドメーカーなどでパンを焼いたりするのはこの技法です。網などを使うと食材からの脂が下に落ちるため、さっぱりと美味しく仕上がることです。魚なんかも焼いた方が脂が適度に抜けて美味しいです。

問題は落ちた脂が下の火器に触れるため、ガスやアルコール、固形燃料などのストーブと相性が悪いことです。あまり脂の出ない食材であれば、ガスストーブの上にロースターを置いて焼いたり出来るのですが、肉や魚介類でバーベキューとなると炭に敵うものはありません。炭は非常に高温かつ水分が発生しない上に遠赤外線で食材の火の通りがよいので、扱いにくいですが最高の燃料の一つですね。

調理器具は単に焼き網があればいいので、持っていっても嵩張りませんし、100円ショップなどで現地調達も可能です。落ちた脂が煙をあげるため、煙が気にならない屋外でこそという調理技法です。なので肉を焼くという単純なBBQがアウトドアでは王道だったりします。

【5.蒸す】

水蒸気の熱で食材に熱を通す技法です。水蒸気を行き渡らせる必要があるので、大きめの鍋が必要となります。少しの燃料で多くの量を調理できる上に、煮るよりも栄養が逃げないため優れた調理法なのですが、やはり大きな鍋が必要になること、蒸すという料理法でないと調理できないという食材が少ないため、キャンプで蒸し物をやっている人はあまり見たことがありません。

アウトドアではあまり馴染みのない調理法です。とはいえ、鍋やメスティンの底に少し底を上げるための網を敷いて水を張り、蓋をすれば蒸すことは容易に可能です。

【6.燻す】

木材のチップの煙で熱を通すと共に香りをつける技法です。冷燻という熱を通すことを主たる目的にしていない燻製もありますが、アウトドアでは殆ど温燻、熱燻となります。家庭では煙と匂いが目立つので、あまり実戦されていない調理技法で、煙を気にしなくてもよいアウトドア向きの調理法なので、あえてここに挙げてみました。

使うのはスモーカーですが、前述した通り自転車で運べるほどコンパクトな製品がありません。木材のチップも持っていく必要があります。という訳で今のところ、燻すのは大きなスモーカーを持ち運べるオートキャンパーなどに限られてしまいますね。

ここまで序論を述べましたが、自転車キャンプでは鍋やフライパン、焼き網などを使って、煮る、炒める、焼くの3つの技法を使ってて調理することが主流になってます。

応用範囲が広い鍋型のクッカーについて

今回は鍋を中心にレビューしていきます。鍋=クッカーという一般呼称がついていることからも分かるように、鍋型のクッカーがアウトドアの世界では主流になっています。サイズも素材も形も色々とありますし、ジェットボイルの様に湯沸かしに特化した物もありますが、ここでは純粋に鍋として使うクッカーについての持論を語りたいと思います。

素材はアルミかチタンか?

自転車の世界でもアウトドアの世界でもチタン素材は大人気です。加工が難しいですが、丈夫なのでアルミよりも薄くつくれるため、軽量なクッカーになります。アルミよりは勿論お値段が高めですが、久しぶりにアウトドアグッズの世界を眺めてみると価格破壊が起きてました。

それが海外通販の普及とそれに伴い、中国製のチタン製品のクッカーが非常に安い値段で手に入るようになったことです。名の知れたメーカーのちゃんとしたチタン製の一人用の容量のクッカーは安い物でも3000円ぐらいから5000円の値段がします。

国産ではエバニュー、スノーピーク、ベルモントなどの燕三条の金属加工メーカーがこれらの製品を販売しています。自分が愛用しているのはTOAKSというアメリカのメーカーのチタンクッカーです。上の写真で左から900ml、真ん中のが550mlです。

で、価格破壊が起きているもう一つの原因がAliExpressなどで販売されているチタン製のクッカーでしょう。日本製のチタンクッカー、TOAKSの日本正規品などの商品と比較すると半分ぐらいの値段でチタンクッカーが買えてしまいます。日本のAmazonでも最近はよく見かけるようになりました。チタンクッカーがこんなに安く買えるなんて…とちょっと興味本位でいくつかの製品を買ってみました。

上の3つのクッカーの一番右がTOMSHOOという中国製のメーカー品の420mlのチタンポットでして、2000円しなかったかな。ちゃんと蓋もケースも付いてきてまして、しっかりした製品なんですが…

AliExpressなどで買えるチタンクッカーは重い

AliExpressでTOMSHOOという中国のメーカーの750mlと上の420mlのチタンクッカーを買ってみたんですが、どちらも製品としてはしっかりしててちゃんと使えます。でも、なんていうかチタン製品を持ったときに感じる「うわ、軽い!」っていう感じが希薄です。何か全体的に肉厚な感じなのです。

やはり薄く加工するにはコストもかかるんでしょうね。という訳でチタンクッカーに求める究極の軽さ、という意味では日本の製品に一歩劣ります。特にエバニューのチタンクッカーなんか「ここまでやるか」というぐらいに薄く作られていて超軽量です。

自分はTOAKSというメーカーの製品が好きです。価格帯的にはエバニューなどと変わらないのですが、なんていうかとても愛着が湧くというか使いやすいんです。最近は家でもこれで炊飯の実験をしています。

チタンは熱伝導率がアルミより悪くてクッカーには不向きとか言われますが、普通に短時間煮るという調理においてはそれがデメリットと感じたことはありません(ただし炊飯は除く)。炒める場合にはチタンは本当に不向きだな~と思う事は多々ありますね。やったことはありませんが、揚げ物の油の温度管理もきっと苦手でしょう。プロの天ぷら屋さんは熱伝導のよい銅の鍋を使うぐらいですから。

チタンクッカーの弱点などについては、炊飯について語るときにまとめて記載しようと思っていますので、お楽しみに。

TOAKSの900mlのチタンポットがメイン

一人用のクッカーとしてオールマイティに何でも使える容量は900mlだと私は思ってます。袋のラーメンを一つ茹でるには水が450~500mlぐらい必要なので、これに麺が加わることを考えると900mlぐらいの大きさがないとラーメンに何か具を入れて煮たりという事が出来ません。ただし、四角の麺は2つに折らないとこのクッカーには入りません。

メインで愛用しているのがTOAKSの900mlの直径115mmのモデルです。重さは114gしかなく、持った感じからして「軽い!」と感じます。ちなみにカタログだと124gなのですが、実際に測ってみると10gも軽いですこの辺も何かアバウトです。

TOAKSは同じ容量のクッカーでも直径の違いで何種類かラインナップしているのですが、中にもっと小さい容量のクッカーをスタッキングすることを考えて選ぶと、直径115mmのクッカーは中に90mmの同社のクッカーをスタッキング(重ねて入れる)できます。

900mlのサイズだと1合のお米を炊飯するときに、鍋の蓋をしたままでも火力を調整すれば吹きこぼれることなく炊飯が出来ます。炊飯、ラーメンやパスタを茹でる、普通にお湯を沸かすなどオールマイティに使えます。ちゃんと蓋が付いてくるのもいいです。

TOAKSはアメリカのメーカーですが、製造は中国です。なのでAliExpressなどでTOAKS製のクッカーはよく見かけます。ですが、安い!と飛びつくと、海賊版に当たる確率は大変高いようなので注意してください。

ちなみにTOAKSのクッカーは国内のショップだと値段のばらつきがかなりあります。元々の価格は公式サイトで調べられますので、そこの値段を見て国内の正規品を買う時の価格の判断にしてください。ちなみに900mlは5~6000円ぐらいで購入しました。

送料はかかりますが公式サイトから購入も出来ます。何個かまとめて買うのであれば、公式サイトからの購入が一番確実でしょう。

サブのクッカーは同じくTOAKSの550ml

色々と試した上でサブのクッカーとして活躍しているのが、同じくTOAKSの直径90mmの容量550mlのチタンクッカーです。重さが104gで、さっき紹介した900mlよりも10gしか軽くありません。実はTOAKSの550mlのクッカーは蓋付き72gの軽量モデルと、このやや重いモデルの二種類があります。こっちは重い方ですね。

重いといえチタン製ですから、絶対的には軽いクッカーです。容量550mlというのは結構微妙な容量でして、米1合を炊くにはテクニックが必要になります。炊飯は別途語ろうと思ってますが、これで米1合を炊くと鍋の8割ぐらいが米で一杯になりますね。

もちろん袋のインスタントラーメンを一袋茹でるにはサイズが足りません。というわけでうちではこのクッカーは完全にサブで、湯沸かし専用です。それでもそれなりに出番はありますし、持った感じのサイズ感がちょうどいいんですね。中に小さいOD缶がスポっと入るのも良いサイズ感だといるでしょう。

今日はちょっと荷物は減らして調理は割り切る!というなら、このクッカーだけ持っていきますね。

ご覧の通り、900mlの中に550mlのクッカーをスッポリとスタッキング出来ます。

ちなみに参考までに、420mlのTOMSHOOのポットの重さも量ってみたら90gでした。後述するエバニューのチタンマグなんて400mlで蓋なしではありますが、僅か48gですからね。750mlの方は、このモデルほど重さを感じなくて見た目も良い感じだったのですが、結局使わないので知人に譲りました。

割り切って使うならは、これもアリです。ただ、イマイチ愛着が湧かないので使ってません。この直径で420mlという容量はあんまり使い道がないです。このまま火に載せるにもゴトクを選びますし、もっとも背が低くて直径が大きくないと火に掛けにくいですし。この容量だとエバニューのチタンマグがやっぱり優秀ですかね。

どれも収納袋が付いてきてます。ややクッション性のある袋が付属してくるので、本体を十分に傷から守ってくれます。

しっかり料理するときは900mlと550mlの2つのクッカーを持っていきますが、これ以外にもこのあと記事にするロースターやフライパンがありますから、何を持っていくか?はいつも悩ましいですね。

 

角形のアルミクッカーは使い勝手は最高です

自転車キャンプを始める前から所有していたのがモンベルの角形のクッカーです。2つセットになっていてピッタリとスタッキング出来ます。アルミは熱伝導率がよいので使い勝手は最高です。

大小のクッカーを取り出した所、左のクッカーを右の大きなサイズの方にスッポリと重ねて入れることが出来ます。大きい方が900ml、小さい方が800mlと殆ど大きさの差を感じさせません。

殆ど隙間無く重なるところも素晴らしいですし、四角い形はサドルバッグ等にパッキングする際にも収まりがよいのです。また四角い袋麺がそのまま茹でられるというメリットがあります。1合のご飯の炊飯もどちらのサイズでもOK。ただ、蓋の機密性が高くて、アルミの熱伝導率の高さもあって蓋をして炊飯をしてると吹きこぼれやすいです。

軽量なチタンクッカーが円形の形をしているのは、中に円形のOD缶のボンベを入れるからという話もありますが、前回の火器の話でも書いたとおり常に円形のOD缶のボンベを使うわけではないので、私は円形という形に優位性は感じません。

唯一の難点は重さなのですが、900mlの方が202gなので前述のチタンクッカーの倍です。でもトータルで100gしか違わないなら、使い勝手を優先させてこっちを持っていった方がいいかな?といつも悩みます。お値段も2個セットで5000円台とチタンクッカーより安いです。

シリコン製の把手、樹脂製の蓋の把手などの細かい所に配慮が行き届いていて、流石モンベル!っていう感じです。蓋も勿論、キッチリと閉まりますよ。

容量800mlの方は重さが171gです。容量に比例した重さですね。大きいサイズのクッカーと比較してもあまり差を感じません。

モンベルのこのクッカー、2つ合わせての重さが373gとなります。TOAKSの2つのチタン製のクッカーの組み合わせが218gですから、重さの差は155gです。うーん、使い勝手を取るか軽さを取るか?でいつの悩むのですが、家でも使い込んで慣れてくと、だんだんとチタンクッカーの方の出番が増えてきました。

アルミ製のモンベルのクッカーはキャンプ初心者でもいきなり使いこなせるという使いやすさがありますが、道具の使いこなしとしての面白さはチタンクッカーの方が上ってことでしょうね。

それ以外のクッカーについて

よく話題になるクッカーとしてはトランギアのメスティンがありますね。お値段が2000円以下と安くて、アルミ製なので炊飯にピッタリです。四角い小判型で収まりもよいので愛好者がおおいです。

自分も以前は持っていて何度か愛用して、その便利さは理解しているのですが、なにせ使っている人が多くてキャンプ場では必ず目にします。形が可愛くて、お値段も手頃で、重さも150gと軽量だから人気があるのも分かるんですけどね。

という訳でトランギアのメスティンは自分は使っていません。スノーピークのクッカーも以前所有していて、どうも馴染めなくて手放したことがあるので使ってません。全てのメーカーの製品は試せませんから、自分はTOAKSとモンベルの角形のクッカーが気に入ってるので、メインの鍋については一旦これで打ち止めです。

以下にはこれ以外に所有していて、使っているカップを紹介します。これらはクッカーというより自分の中では食器扱いですが、火に掛けることが出来ます。

エバニューのチタンカップ400FD

田村編集長のメインクッカーといえば、この僅か48gで容量400mlのエバニューのチタンカップです。前回の火器の時に紹介した鍋敷きにつかっているチタンのマルチプレートはこのカップの蓋になります。

田村編集長は固形燃料にこのクッカー一つで殆どの調理を済ませてしまいます。ここにすき焼きのタレを入れて沸かして、薄切りの肉をしゃぶしゃぶして食べるというテクニックには度肝を抜かれました。ラーメンも麺を割って、この小さなカップで器用に調理されています。

実はこのカップ、ジェットボイルの底の蓋代わりにピッタリであるということで購入したのですが、直火に掛けてお湯を沸かして、そこにコーヒーを入れて飲んだり味噌汁の素を入れて飲んだりするのに使ってます。ただ、直火の後は少し冷まさないと唇をやけどします。

オールマイティに使えるスノーピークのチタンシエラカップ

自分が気に入っているアイテムとして、スノーピークのチタンシエラカップがあります。主に食器として使っているのですが、色々と使い勝手がよいので、複数買いそろえました。

重さは一個36gしかありません。重さの殆どがステンレスの持ち手の方なんじゃないか?っていう軽さです。シエラカップはいろいろなメーカーから出ますが、自分はこのスノーピークの持ち手が一番使いやすいです。

調理するときに切った食材を入れておいたり、玉子やダシを溶いたり、炊いたご飯を持って食べるのに使ったり、コーヒーやスープを飲んだりととにかくオールマイティに使えます。複数もっていけば、自分が作った料理を他の人にお裾分けするのに活躍します。

写真では3枚ですが、都合4つ持ってます。3つ重ねて持っていっても108gしかありません。持っていくと食器として必ず使います。軽量化を突き詰めるなら現地調達した紙皿を使ったり、クッカーから直に食べるということも可能なのですが、ちゃんと食器があると食事の文化度が高くなるので自分は欠かさず持っていくようにしてます。

洗いやすいし、乾きやすいし、火にも掛けられて、いろいろな食材を盛るのにも使える。というか自宅で卓上で火器やクッカーをテストするときに、必ずシエラカップを食器代わりにしてます。なんか楽なんですわ。食器として使うなら軽いに越したことはありません。ステンレスじゃなくてチタンのシエラカップは純粋にオススメです。

次回はフライパンとロースター

煮る・茹でるという調理に特化した鍋(クッカー)について紹介しましたが、次回は炒めたり焼く時に活躍するフライパンとロースターについて取り上げようと思います。

実際に家で調理するときに出番が多いのは鍋よりもフライパンっていう人は多いのではないでしょうか? 。ウルトラライトなアウトドアグッズとして、フライパンはあまり製品の選択肢が多くありませんでした。しかし、最近とてもよい製品を手に入れたこともあり、今後持っていくクッカーのメインはフライパンとロースターになるのでは?とちょっと思っています。

今でもチタンクッカーを持っていくか、モンベルのクッカーを持っていくか悩む事が多いのに、これにフライパンが加わるととても悩ましくなりますね。

 

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