糖尿病の治療にしばし専念します

糖尿病の治療にしばし専念します



先週の週末に600kmの事前認定走行に行ってきました。結果からいうと100kmで体調が悪くなってDNFでした。睡眠も準備もバッチリでしたし、当日朝の体調も悪くなかったですにも関わらずリタイアしてしまいました。

今年から抱えてきた身体の問題が出て、今の自分には600kmブルベを完走するだけの能力は無いということを思い知らされたのでした。正直、SNS等で楽しそうにブルベを走っている人を横目に見るのが辛いです。

自分は今、糖尿病を患っており、その治療を続ける事に専念することにしました。

ここ数年間で徐々に数値面が悪くなってました

自分は100kg越えの巨漢ですので、コレステロール値と血圧がやや高めという健康診断の結果を毎年貰っていました。仕事の忙しさや趣味に没頭して放置しておりました。まぁ、自覚症状もないですし…もっともこの手の成人病って自覚症状が出て来たら、もうかなり進行しているんでマズイんですけどね。

自分はあまりお酒は飲まないので、痛風を起こす尿酸値、肝臓の値などは正常ですし、献血も定期的に受けてますが、数年前までは血糖値も正常値の範囲でした。ところが、3年ぐらい前ぐらいから徐々に血糖値が上がってきてます。

丁度、今の会社に移ったころから徐々に悪くなってきてますが、やはりストレスによる暴飲暴食の影響が徐々に出てきてました。回りからは「あんなに自転車に乗っているのに、なんでそんな体型なの?」って言われる事は多かったですが、やっぱり運動以上に沢山食べているんですヨ。

特に甘い物を摂取することが増えました。昔は甘い物ってあまり食べなかったんですが、長距離サイクリングをするようになって、甘い物は即効性があるので食べる習慣が付いたんですね。

仕事が忙しくなってきて自炊の回数が減ると、数値はどんどん悪くなります。やっぱり自炊すると、塩とか油ってそんなに無茶に使わないですし、作った分しか食べられないので過度の過食にはならないわけです。

そういえば自炊弁当を欠かさず作っていたり、基本的に家で自分で料理する頻度が落ちてます。これは武蔵小山に引っ越したことも影響してまして、ちょっと出歩けば安くていろいろなものが食べられるという住環境は便利で外食がとても増えました。

悪くなるきっかけは昨年の夏の頸椎椎間板ヘルニアの発症でした

それでも自覚症状はなく、自転車でもそれなりに走れてました。特に違和感はなかったです。重いですが、筋肉量もそれなりにあるので平坦基調のブルベならば割と余裕を持って走れてました。

それが昨年夏の帯広で発症した頸椎椎間板ヘルニアの治療の影響で、約5ヶ月自転車に乗れませんでした。他の運動もせず、ひたすら首を安静にして薬で痺れと痛みを抑える日々でした。

この裏で仕事のストレスもかなり掛かってまして、ほんと大変でした。プライベートでもブルベ関係の裏方作業が大変で、よくこの時期を無事に乗り切れたなぁ、と個人的には思ってます。その裏側では、割と暴飲暴食な日々を送っておりました。

いきなりステーキ!にハマまって肉を大量に食べていたのは、SNS等で良く呟いていたので皆さんご存じかと思いますが、ステーキ450g+ハンバーグ300gとか一度に食べていたわけですよ。これ自体も問題ですが、もっと問題なのは「外食で凄く沢山食べること」に対する罪悪感が薄れた事が一番まずかったです。

外食ってやっぱり周りの目が気になるから、いくらお腹が減っていて食べられるとしても2人前とか頼まないわけですよ。それが「いきなりステーキ!」では、割と回りの人が一食の食事の量を遙かに超えた量を食べるのを目にして、自分の中のタガが外れました。

となると持ち帰りで弁当を2つ買ったり、かつやでカツ丼+カツカレーみたいなオーダーを割と普通にするようになります。もう周りの目もあまり気にならなくなってきます。こういう状態になるほど仕事でストレスを抱え、それを自転車で発散できない日々を送っていたという事でもあるんでしょうね。

この状態が続いて、昨年の11月ぐらいには身体に自覚症状が出て来ます。こんな食生活をしているにも関わらず、体重が増えるどころか減少していくのです。さらに日常的にだるくてやる気が出なくなりました。

酷い食生活をしてましたから、食事後にカーっと血糖値が上がるのが自覚出来ます。いきなり汗とか出て来て、真冬なのに汗かいたりしてました。そして水を飲む量ががとても増えました。

ああ、これは自覚症状が出ているから、本当にヤバいなぁ…でも、何かダルくて、治療に通うの面倒だなぁ…、まぁ、結局は食事療法を指導されるだけでしょ?という事で放置します。

ヘルニアと四十肩で整形外科に定期的に通ってましたから、医者通いをもう一つ増やすのは面倒だという思いがありました。日常的なだるさで仕事から帰宅すると平日は何にもやる気が起きません。週末は何だかんだで自転車関係の活動で埋まっていきますし…

2018年になって自転車走行中の身体の異変に気がつく

何とか12月ぐらいから自転車に乗る事を再開するわけでして、2018年もブルベシーズンが開幕しました。練習で徐々に走る距離を伸ばしていって、1月から200kmのブルベに参加するべく調整していきます。

ですが、例年に比べてちょっと身体がおかしいと思う事がいくつか出て来ます。ここからは糖尿病で起きることの説明を交えて説明していきましょう。今掛かっているお医者さんが「糖尿病はとにかく正しい知識と理解が必要」と仰ってまして、まさにその通りだと今、実感しています。

インシュリンの働きとロングライドの補給

食事で取得した身体を動かすエネルギーである糖ですが、これは血液に乗って全身に運ばれます。この糖を筋肉が取り込んで人間は活動するわけですが、この「筋肉に取り込め」という命令を出すホルモンが「インシュリン」です。

このホルモンを生成する臓器がすい臓でして、このすい臓の働きが弱くなって発生するのが糖尿病となります。このインシュリンが出ると、身体の中では以下の事が起きます

  • 全身の細胞(筋肉)に糖を取り込む
  • 糖をグリコーゲンに変換して貯蔵し、グリコーゲンを使わないようにする
  • 糖を脂肪に変換して脂肪をため込む

つまりインシュリンが出ないと、食べ物を食べても糖が筋肉に取り込まれないですし、運動時に効率よく利用出来るグリコーゲンが蓄えられません。

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ロングライドにおいて補給食に甘い物を食べるとインシュリンが出て、その糖で筋肉を動かし、余剰分はグリコーゲンとして体内に蓄えられます。血液中の糖を使いきって血糖値が下がると、インシュリンは分泌されないので、貯めておいたグリコーゲンを使って筋肉を動かします。

グリコーゲンが尽きると、ため込んだ脂肪や筋肉そのものを分解してエネルギーに変換するという状態になります。こうならないうちに小まめに補給した方が、ロングライドにおいて楽だというのはこういう理由からですね。

だからブルベなんかは小まめに補給をすると、身体はインシュリンをどんどん出して糖を筋肉の栄養源として使うわけです。インシュリンが出ていると脂肪は分解されずにため込みますから、ブルベは痩せないとよく言われている経験則の裏付けにもなっています。

そんな訳で糖尿病になって色々と身体のメカニズムの理解が高まると、このインシュリンの働きってブルベみたいな超ロングライドでは切っても切れない関係があるなぁ、と思っています。

なんで血液中の血糖値が高いと問題なのか?

インシュリンが出なくなって、血液中に糖が滞留するようになると何かいけないのか?といえば、これは血管が脆くなったり、詰まりやすくなったするからです。

細い毛細血管が先にやられるので、上の写真にあるように目の毛細血管がやられて網膜がやられて目がみえなくなる症状などが早めにでるそうです。なので糖尿病の治療を始めると、一緒に眼科で目の状態をチェックするように手帳を渡されます。

幸い、自分は今のところ目の状態は良好という結果が出ましたが、目が見えなくなったら自転車に乗れないですからね。

この血管が脆くなることで、いろいろな合併症が出ます。自分はこういう合併症はまだ発生していないのですが、血液中の血糖値が高いことは身体にはとても良くないです。

ロングライドにおいてどういう影響があるのか?

とても喉が渇く

血液中の糖は最終的には尿から身体の外に排出されます。この影響でトイレに行く回数が凄く増えした。私は以前は周りの人から驚かれるほどトイレに行かない人間だったのですが、今は人並み以上にトイレに行きます。

なもんで、水はどんどん飲みます。身体が求めるままに飲んでいたら、2Lの水を2~3時間ぐらいで飲めちゃいます。ブルベだと2~3時間おきのコンビニで2Lの水が消費出来ちゃうほどです。夏場ならば分かるのですが、冬場でもこんな感じでした。

という訳で身体が常に過剰な水分を抱えてしまっているので、 真冬でも汗をかきまくってたのが今年の私の状態です。身体を冷やすための汗としては過剰に分泌されちゃっているのです。これにより例年以上に汗冷えに悩んでいます

いろいろなハイテクなインナーを試してみました。モンベルのジオライン、ミレーのドライメッシュの重ね着が今まで試した中では一番良かったのですが、それでも出過ぎる汗には無力でした。

もうね自転車で走ってて寒くて寒くて堪らないのですよ。それでも補給食を食べて血糖値が上がると水が飲みたくなり、真冬でもジャージをじっとりと濡らして走ってたのでした。

頻尿

これも典型的な症状なんですが、ブルベなんかだと少しでも停車時間を短くして時間を稼ぎたいのにトイレ休憩がとても増えました

いやー、トイレとか全然寄らずに時間を稼いで何とかブルベの認定を貰っていた人間としては、停止が増えるのはホント辛かったです。

ハンガーノック

インシュリンの出が悪くなったことにより、カロリーを摂取してもなかなか筋肉に行き渡らないのです。グリコーゲンも蓄えられてないので、これまでと比較するとあっと言う間にハンガーノックになるようになりました。

それでも暴飲暴食している状況だと、まだグリコーゲンも蓄えられますし、インシュリンの出が悪くても何とか筋肉に栄養が届く様でした。ただ、治療を始めてから血糖値が急に上がるような食品の摂取を控えるようにしたら、あっと言う間にハンガーノックになるようになってしまいました。

治療の為に急激に血糖値が上がるような食品は避けたいのですが、ロングライドの補給食って即効性があるこういう食品を食べる事が多かったのです。こういう食品を避けていると、補給としての効きがイマイチというジレンマに陥っています。

今年、たいした運動強度でないのに補給しまくらないと走り続けられられないのは、インシュリンの出がどんどん悪くなっているのでしょう。

お医者さんにこの辺の話をしてみたら「その競技は、一般的に成人病の改善としての運動として推奨される強度を遙かに超えている。なので数値が改善するまではお休みした方がよい」というアドバイスを頂きました。

ここまで整理してみても、インシュリンの代謝が正しくされていない状態で超長時間の有酸素運動はデメリットが多そうです。補給をしながらでないと続けられないスポーツって、確かに自転車とウルトラマラソン以外では目にしませんもんね。

カタボリックで筋肉が落ちる

で、インシュリンが出ないと糖ではなく脂肪と筋肉を分解してエネルギーにします。これは糖で筋肉を動かすよりも身体に負担が掛かります。

なので、特に食事制限もしてないのに体重が減少します。脂肪だけが減っているならよいのですが、体脂肪率を測定していると筋肉も明らかに一緒に落ちています。これも糖尿病の明らかな症状です。

体重の減少により、やや登りは楽になりましたが、平坦のスピード維持がホント苦手になりました。これなら体重が重くても、以前のように平坦番長な状態の方が走ってて楽しかったですね。

という訳でしばらくブルベはお休み

今年はこの辺の不安があって、どうも超長距離のサイクリングでとても弱気になります。以前よりも走っていて、明らかにとてもしんどいのです。本格的に治療を始めてホント長距離が走れなくなりました。

という訳で、もう少し治療が進んで数値面が改善するまで、今年はブルベはお休みする予定です。新車組んだばっかりなので、普通のサイクリングは継続しますよ。

本格的に治療を始めて日常的に改善された内容もあります。この辺の治療内容とか経過は次の日記に書こうと思います。