SKSレースブレードロングとレインウェア

もてぎ600、白馬・木崎湖600、北海道1200と雨天イベントが続きました。特に後ろの2つはかなり長時間、雨が降り続けました。

雨天走行して改めて思ったのは「ちゃんとした泥よけとレインウェアがあれば結構走れる」と言うことと「泥よけ付けてない人の後ろはとても走れたもんじゃない」ということです。

自分も泥よけはこれまで色々と試してきました。性能が申し分ないけど取り付けの微調整が大変で輪行に不向きなサイクルベースあさひのハネンダーはEscape R3で活躍中です。

殆ど出先で取り付け&取り外しが不可なCrudRacerMkIIはそのクリアランスの厳しさもあって使うのをやめました。

CrudRacerMkIIは取り付け出来る自転車ならば性能も十分で格好いいんですが、自分の感覚ではオーストリッチの縦型の輪行袋による輪行は出来ないと思います。

DNFで撤収時に取りはずすのはハネンダーもCrudRacerMkIIも可能ですが、どちらも取り付けの微調整があるのでスタート地点まで輪行して組み立てるのはかなり厳しい。

更に言うとCrudRacerMkIIは小さなプラスティックのネジで固定しているので、これを取り外しの作業時に紛失する可能性がかなり高いです。

そんな訳で輪行時の使い勝手を考えて、差し込んで取り付けるタイプの泥よけを愛用してました。

取り外しも簡単だし性能も悪くはないので、マキノ号にしてからはずーっと愛用していました。ただ、このタイプは北海道1200ぐらいの雨だと後続に水を跳ね上げちゃうんですね。

そんな訳でフルフェンダーに近い泥よけとしてSKSレースブレードロングを導入しました。北海道1200で三船さんをはじめ、何人かが使っていて気になってました。

帰ってきたら刷新しようと思っていた装備でしたので、どうも三連休の天気が悪そうという事もあって、早速入手して取り付けてみました。

パッと見た目には目立たなくて良い感じです。CrudRacerMkIIに比べるとガッチリしてて、構造もシンプルです。流石ドイツ製。

一応、この製品ではタイヤは23cまでとカタログに載ってましたが、25cのタイヤを付けていてもアーチ周りに余裕があるマキノ号にはちゃんと取り付け出来ました。

泥よけをはめ込む前後の金具をブレーキと共締めして取り付けます。ここはちょっと堅いですが、手でワンタッチで外すことが出来ます。

太くてしっかりしたステーで泥よけ本体は支持されます。このステーはクイックシャフトに取り付けた金具にパチンと差し込んで固定します。

この金具をクイックシャフトに通しておく必要があるのですが、タケノコバネは抜きます。ちょっとホイールの脱着が面倒になりますので、ここで輪行時間は前後でプラス3分ぐらい見ておく必要がありますかね。

とはいえ位置決めの微調整が簡単にできるので、輪行で現地入りしても泥よけを取り付ける事は十分に可能です。ハネンダーとCrudRacerMkIIはこれが難しかったのです。

フロント周り。ここは取り付けがタイトで、ヘットパーツとブレーキの共締めの箇所の余裕がないので、取り付け金具をカットする加工が必要でした。

この加工はフォークの基部が狭いマキノ号特有の加工です。他のバイクならば、おそらく無加工で取り付け出来ると思います。

フロント、リアともにフェンダーがかなり下までタイヤをカバーしてくれます。これが水を後ろに跳ね上げるのを防いでくれます。

前の泥よけだと排水された水が写真のダウンチューブしたのツールボトルにザバザバと掛かってしまってました。当然、クランク周りにも水がかかっていると思います。

今週末の小諸200は雨が来そうなので、早速試してみます。もし何かありましたらまたレポートしますね。

茂木600の時、ゲリラ豪雨にやられて撤退してしまいましたが、雨具を常に持ち歩いてないのが問題です。自分の場合、軽い雨を防ぐ雨具はマヴィックのH2Oジャケットというソフトシェルを使っていたのですが、本降りの雨だと役に立ちません。

本降りの雨が予想されるときは、登山とかをやっていたときに使っていた山用のミズノ ベルグテック ストームセーバーという雨具を愛用してました。これがね、自分のサイズの都合もあってものすごいかさばるのです。

上の写真を見比べると分かりますが、左がストームセーバー、右が茂木の後に新調したモンベル  スーパーストレッチサイクルレイン パンツとパタゴニアのレインシャドージャケット。レインシャドージャケットはスタッフバッグが付属しないので適当な袋に入れてます。

右の2つならフロントバッグやフレームバッグ、サドルバッグのちょっとした隙間に詰めることも可能なのですが、左のスタッフバッグはsuewなどの大型のサドルバッグを持って行かないと入らない。これが茂木の時に雨具を持って行かなかった理由です。

スーパーストレッチサイクルレイン パンツですが、モンベルの自転車用のレインパンツの中では一番高いゴアのヤツより1ランク下ですが、正直パンツは消耗品なので1万ちょっとでこの性能ならば十分過ぎます。さすがモンベル!。

パタゴニアのレインシャドージャケットはゴアじゃなくパタゴニア独自の透湿素材ですが、もう廃盤商品で投げ売りしているお店があったので通常の半額ぐらいで入手出来ました。脇の下がガバっと空くベンチレーションが便利です。

性能自体はモンベルのゴアのサイクルレインジャケットには敵わないようですが、自分にとっては十分過ぎる性能でした(お値段もモンベルのアレの1/3ですし)。実際、この装備で上記2つの雨ブルベも無事走れたので、すっかり雨が怖くなくなりました。