2011GW前半戦 3日目

GW前半戦の3日目は新潟から千葉に帰るんですが、あいにくの雨スタート。

仕方ないので、輪行袋に自転車を詰めて、弟に頼んで新津駅まで送ってもらった(早朝なのに感謝!)。朝6時に新津を出る会津若松行きに乗車して会津若松から天気の様子を見て自走する計画です。

幸い、車内はガラガラで快適な旅でございました。

BOX一つに自転車置いて座っていたら「しばらく空いているからBOXを2つ使ってくれてイイヨ」と車掌さんに声掛けられる。うーん、ありがたいですな。

ちなみに新津から会津若松まで1890円。この切符、自動改札に入れて自転車通すのにモタモタしていたら切符の受け取り口からカシャンと飲まれちゃって、駅員さん呼び出して取り出して貰った。輪行で荷物多くてモタモタしていてもキップはさっさと受け取らないとね。ちなみに新津駅は始発だと駅員さんは呼び出さないと出てこない時間帯。時間に余裕があったからよかったけど、駅員さんが出てくるまで5分ぐらい掛かったので気をつけないとー。

2時間半ほどで会津若松到着(8:50ぐらい)。雨は弱くなったので、これなら走ろうかな?という気になってきた。途中、一日先に会津若松に移動した同行者にメールして移動予定を確認する。8時過ぎの会津鉄道で会津田島まで移動して天気みて自走とのこと。うーん、追いつけるかな?

一昨日乗った会津鉄道。会津田島まで1620円という料金に尻込みして、今日は利用しないぞ、と心に決めた。もっとも緊急時には利用するけどネ。

会津若松の駅前で自転車を組み立てる。輪行袋はオーストリッチのロード220とL-100の2つを持っているけど、今回はL-100を使った。ロード220は袋にホイールを入れるポケットがあって、ホイールとフレームの固定ストラップは一カ所しか使わない。L-100は単なる巾着袋みたいな構造なので、写真みたいにホイールとフレームを3カ所ストラップで固定する。

ロード220は大きめのフレームを使っていると、ハンドルなんかが出っ張ってジッパーで袋閉めるのが大変である。ただ、作業自体は楽だし、値段を考えるとエンド金具が付いてきてお得なので初心者向けかな。L-100は慣れてくる作業も早くなるし、フレームとホイールの固定ががっちりしているので持ち歩き時間が長いときにお勧めかな。今回はL-100を使いましたけど、スプロケットのガードは必須、チェーンガードもあったほうがよいですね。

小雨の会津若松駅を9:20ぐらいに出発でございます。

先を急ぐのでゆっくり見れなかった鶴ヶ城。桜が綺麗でした。

R121で会津田島に向かいますが、途中の芦ノ牧温泉温泉あたりの景色がいいんだよね。

芦ノ牧温泉温泉に到着。ちょっと休憩していたら、いわきから被災してきたというオジサンに話しかけられる。こういう温泉地には避難している人がたくさんいるんだとか。頑張ってください、という言葉はちょっと無責任な感じがして嫌いだったんだけど、実際に掛ける言葉としてはこのぐらいしか見つからないのがもどかしい。

R121は緩やかに登っていきますが、とにかく景色がよい。雨は小雨だったのがだんだんあがってきて、路面が濡れているだけになった。ところどころで停止して写真を撮る。途中、少々長いトンネルがあって怖かったが、ここ以外は景色が良くて走っていて気持ちいいルートです。

この辺の山の中は桜がまだ残っている。

ただ、会津鉄道の湯野上温泉駅の桜は完全に散ってました。桜の時期に、このアングルからの絵が凄く綺麗だった。以前は自動車だったから一瞬見て終わりだったけど、自転車ならすぐに止まってゆっくり見れるヨ。

会津若松から60km地点の会津田島に到着。ブルベでもよく使われるらしいセブンイレブンにて休憩する。このGW中はおにぎり100円セールをやっていたので、よく利用しました。それからブルベで使われるコンビニはどこでも自転車乗りにはしっかりレシート渡してきますね(笑)。ここで11:30ぐらいだったと思うんで、この後も雨がなければ夕方までに余裕で鬼怒川温泉に着けるな。

同行者は会津田島から10時ぐらいでスタートしているので、1時間半ほど先行している。おいつくならここから山王峠までの上りで詰めたい。

R121の分岐点。尾瀬とか只見とかロマンを感じるナー。そのうちチャレンジしてみよう。

一気に登って今回のルート最高点の山王峠のトンネルでございます。緩やかな登りなので走りやすい。

ただ、今回はお土産に買ってきた安田ヨーグルト2本(900mlx2なので2kgぐらいある)やらがギッチリ入ったリュックを背負っていたんで、これが重かった。やっぱり急ぐときは背中の荷物がない方がいい。長距離ブルベの時に背負いは絶対にやめようと思ったッス。

サイコン読みだと815mになってますね。

ここからは下り基調なので一気にペースあがります。でも、下りは差が詰まらないんだよな。停車するたびに先行する同行者にメールで情報を流したりしていたが、なかなか追いつかない。

行きで気になっていた川治温泉の坂文精肉店さん。ここで寄らなきゃしばらくこれない!ということで、同行者に追いつくのをあきらめてキャベツメンチを買って食べる。うーん、美味しいですヨ。

ちょっとオジサンと話しこむ。サービスで揚げたてのコロッケを貰った(笑)。やっぱり自転車旅は話題に事欠かなくて楽しいネ。

ここまで来れば鬼怒川温泉まではすぐです。新藤原の駅に14時ぐらいについて電車がないので、鬼怒川温泉駅に向かう。同行者もどうやらさっき着いたようだ。10分ほど間に合わなかったなぁ。メンチカツ休憩が無ければ追いつけたかもしれないけど、あそこで坂文精肉店をスルーするのは無理だったんで満足だ。

14:20に鬼怒川温泉駅に到着して、同行者に合流。買ってきたメンチカツなどを振る舞って、ダイヤを確認する。うーん、まったりと鈍行で帰ろう(1320円で済むし)。駅前で2人で自転車をバラして袋に詰める。周りに人多いんだけど、2人だと気にならないな。今回は何度も袋に詰めたんでスッカリ慣れた。んでもって、トイレで普通の服に着替えて、やっとくつろげる状態に。

鬼怒川温泉の駅からだと乗る人が多くて自転車の置き場所が確保できない可能性がある。時間に余裕あったので、2駅戻って新藤原駅に移動して、そこから乗ること。逆方向に向かう電車は会津鉄道に接続する電車で、GWだけあってそれなりに混んでました。

自転車はこんな感じでデッキの脇に置く。長時間乗るときは鍵で固定したほうがいいねぇ。新藤原からの東武の電車に乗り換えたときも同じような場所が確保出来て良かった。なんだかんだで今回の旅では我々以外の輪行者には出会わなかった。自転車はブームとはいえ、まだまだ少数派なのね。もっとも、輪行する人が増えたら、電車での自転車置き場の確保が大変だけどね。

新藤原の駅まで移動するために乗った会津鉄道の車内ですが、こんか感じで超快適。10分ほどしか乗らなかったけど、美人のアテンダントさんも居て、気合い入っているナーという感じ。このまま会津に戻りたい気分になったけど、思いを断ち切って新藤原で東武鉄道に乗り換える。

16:30ぐらいに新藤原を出て、18:22に北千住に到着。乗って間は同行者と色々と今回の旅についての話題が尽きませんでした。19時には自宅に到着して、ジムの風呂に駆け込んで疲れを癒して3日間の新潟ツアーが完了でございます。

雨にはちょっとやられたけど、総じてなかなかよいツアーだったと思う。宿として実家が使えるし、現地で自転車運べる自動車も使えるから、お金かからないのが良いですね。ブルベとかを走るようなロングツーリング好きの人とツアー組んだら、かなり走れる上に心強いと思う。今度、企画してみるかな。


 

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